部門概要

2002年度(第80期)各委員会からの報告:編集委員会

委員長: 山本 勝弘(早稲田大学)
幹  事: 祖山 均(東北大学)

第80期の編集委員会では,JSME Int.Journal Ser.B Fluid Engineering 分野の投稿論文に対する掲載料半額補助や関連学協会との連携による機械学会誌8月号「年鑑」の記事の執筆分担と相互乗り入れ体制の立ち上げなど,部門の枠を越えた課題を実行し改善することが主な活動でした.これらの方策の趣旨が生かされ持続するためには,今後も部門内ばかりでなく部門外の関係者のご理解とご協力が是非とも必要と思われます.以下に今期の活動内容の概要を記します.

1. JSME Int. Journal 論文掲載料半額補助の実施と見直し

(1)アジア地域からの論文掲載料半額補助に関し,JSME Int. Journal (Ser. B Fluid Engineering)編集委員会へ2002年8月号,11月号および2003年2月号に対し,合計6編の選考を依頼した.その結果,8月号1編,11月号2編,2月号1編の補助が実現した.

(2)この論文掲載料半額補助の英文案内文を第5回日韓流体工学会議(名古屋,2002)のHPと流体工学部門HP English Pageの Announcement欄(http://www.jsme.or.jp/fed/)にそれぞれ掲載し,公開した.

(3)一方,流体工学部門によるこの論文掲載料半額補助の制度をJSME Int. Journal編集委員会に提案し,その英文案内文をHPにも掲載して頂くよう部門長より同編集委員長に要請した.その結果,より詳細な理由書・計画書を提出すれば再度検討するという回答を得た.

(4)そこで,本委員会により過去3年間の実状を調査し,再度審議した結果,今後の方針としては,"外国からの投稿件数を増やし,質の高い論文を掲載することを目的として,外国からの論文については年間4編,原則として1号につき1編の掲載料を半額補助する."すなわち補助の対象をアジア地域に限定せず,日本以外の全ての地域に拡大する方が良いという結論になった.

(5)以上より論文掲載料半額補助の2003年度分予算案として合計4編を総務委員会に申請した.

2. JSME Int. Journal, 2003年以降の特集号の企画

(1)2003年の特集号として,第5回日韓流体工学会議(名古屋,Nov.17-21,2002)からのselected papers(全体またはOrganized Sessionから10-15編)による企画が可能かどうか同実行委員会に打診した.その結果,約310件の論文から選考するのは困難で,また特定のトピックに限定するのも適切でないという回答を得て,この会議の特集号は組まないことにした.

(2)2004年の特集号として,4th ASME/JSME Joint Fluid Engineering Conference (Hawaii, July 6-11,2003) からの特集を検討した.これについても,上記と同様の理由で特集号が組み難いことと2004年は既にCAV.2003(Osaka)からの特集号が予定されているため見送ることにした.

3. 機械学会誌8月号年鑑「流体工学」の検討

(1)2003年8月号年鑑「流体工学」の執筆とりまとめを持ち回りにより関西支部に依頼した.その結果,執筆代表者として,辻本良信教授(大阪大学)が選出された.

(2)2003年より「流体工学」を機械学会誌8月号年鑑で,「流体機械」をターボ機械協会誌8月号でそれぞれ掲載することが流体工学部門とターボ機械協会で決定された.さらに各記事を学会誌,協会誌刊行後直ちにホームページ上で公開し,リンクを張って相互交換することが検討された.その趣旨は,双方の記事が,流体工学・流体機械に係わる研究者,エンジニアにとって貴重な資料であり,その開示は学協会の連携強化と会員へのサービス向上および社会へのPR活動の一環であると考えられるからである.この件,まず流体工学部門の承認が得られ,機械学会編集理事からも,「流体工学」の転載は出典を明記すること,学会誌刊行後という条件のもとで,許可が下りた.今後ターボ機械協会からの正式回答を待って実施体制を確立する.

4. 部門からの出版計画

(1)「流れと遊ぶ」(主査 神奈川工大 石綿教授):出版事業部会で委託出版が決定され,講談社「ブルーバックス」シリーズの「流れの不思議−遊んでわかる流体力学のABC−」として出版される予定である.

(2)ホームページ上のニュースレター記事の出版の可能性(印刷or CD-ROM)を検討した.これについては1997年までのニュースレター記事を中心に「流れの科学」として技報堂より委託出版した前例があった(B6版228ページ,@2,300).現在1997年以降の記事件数が少ないので,ある程度の記事が集まったら再度検討する.

5. 流体工学部門の講演論文集のISSN(国際標準逐次刊行物)の登録

 流流体工学部門講演会講演論文集(Proceedings of JSME Fluids Engineering Conference)
の概要集の名称(英文併記)のISSN(国際標準逐次刊行物)登録を国立国会図書館に申請した.その結果,ISSN 1348-0251が得られたので,今後,講演会実行委員会で講演論文集発行の際にこの番号を表紙右上に記載することになる.目下講演論文集のCD-ROMについても事務局から国会図書館に申請中である.

更新日:2002.3.31