部門概要

2002年度(第80期)各委員会からの報告:会員委員会

委員長: 高木 通俊
幹 事: 石綿 良三

会員委員会では以下の項目について検討を行った.第81期ではこれらを整理し,実行可能な案としての取りまとめを期待する.

(1)会員サービスの向上策

 学会は研究における情報交換の場であることは当然だが,技術情報の交換の場でもある.むしろ学会構成員の比率からすれば,後者のウェートをより高くしていく必要がある.サービスの向上,会員数の確保のためのキーワードは,「ニーズに即応」,「手軽に利用」,「参加しやすい」,「出会い・交流の場」,「タイムリー」などである.

  会員委員会の使命は「やればよさそうないろいろなことを考察する」のではなくて,「具体的な活動計画を立案・実施する」ことであると認識している.残念ながら80期では具体的な活動計画を立案できなかったので,今後の課題とする.

短期的項目

○学会・部門ホームページの充実: 一般用(会員外)と会員専用ページを準備する.
○見学会: 気軽に参加でき,人的交流もできるような見学会を企画していく.
○研究会: 各地で小規模でも研究会を立ち上げ,定期的な会合を行う.交流,懇親の場とする.イブニングセミナーなども.
○サテライト企画: 地域ごと,あるいは小グループで,準備作業に手間のかからない企画を立案しやすくし,部門としてこれらをバックアップできる体制を整える(ただし,部門の負担はあまりかけない).「部門企画」,「部門共催」,「部門後援」などの名称を使いやすくする.
○若手対象企画: 学生向けはもちろんのこと,その後の定着を考えると企業の若手が参加しやすい基礎講習会,あるいは交流会を設ける.
○論文タイトル一覧: 学会誌およびホームページに目次を載せる.
○最新技術情報の提供: 最新情報をタイムリーに流れるように情報入手ルートを構築するとともに,Webによる情報提供を充実させる.
○技術者の継続教育の実施: 技術者制度に対応した講座を定期的に実施する.
○技術相談窓口: 相談を受け付けその回答を行う,あるいは専門家を紹介するシステムを構築する.窓口はWeb,郵便,講演会などを利用する.

中長期的項目

○部門登録制の廃止: 会員が3部門まで登録するという制度は廃止し,どの部門に対しても同等のサービスを受けられるようにする.各部門は会員のニーズに応えるように競って企画をたてることとする.部門交付金の配分は,基礎額と活性度に応じた追加分の合計とする.部門登録に関わる事務処理もなくなる.
○学会誌の簡素化・廃止: ホームページに置き換えられるものは順次変えていく.学科誌のWeb化を目指す.
○Webによる論文検索システムを構築する.論文集のWeb化を目指す.また,インパクトファクターとサイテイションインデックスを調べられるシステムを構築する.
○関連学協会との連携: 関連する学協会との連携を深め,共同企画をしやすくする.会員サービスの立場から,長期的には関連学協会との統合も必要となる可能性がある.
○ 学生員の入会金のみで年会費免除とするなど,学生員から正会員までの会員費体系の見直し.

(2)熱工学部門との関係について

 部門制導入の趣旨からすれば,各部門がそれぞれの独自性を活かしてさまざまな活動,企画を行っていくべきである.流体工学部門と熱工学部門との統合は,いずれも大部門であり,部門制の本質に関わることなので学会全体としての判断が必要であり,慎重な検討を要する.ただし,両部門の情報を必要としている会員は相当数いることは事実であり,両部門の情報が一つのルートで得られるような方策は必要である.

  前回の報告でも述べたように,両部門の統合は機械学会の部門制のありかたにも関わる重要な課題なので,会員委員会で論議するのは適当でなく,論議を中止したい.但し,もし両部門の統合がどこかのレベルで決定されれば,その実務を取り扱うのは会員委員会が適当であると考えられる.

(3)他学協会に関する調査

 会員サービスを検討する過程で,国内外の関連学協会について調査を行った.調査結果は次期会員委員会に引き継ぐ.

(4)会員委員会の存続について

 第79期から臨時委員会として発足し,2年間の活動を行った.会員数確保,会員サービスの向上策に対していくつかの提言はしたものの,実行化へ向けた具体的な提案まで至っていない.そこで,もう1年間活動を延長し,具体的な活動案の提言を行う.

更新日:2002.3.31