部門概要

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2002年3月「会員アンケート」集計結果

流体工学部門 会員委員会  

 流体工学部門会員委員会では,部門および機械学会のサービス向上策を検討するためアンケート調査を行った.流体工学部門第1位登録者を無作為抽出し,同時に会員委員会メンバーと運営委員会メンバーに関係する機関にアンケートの協力を依頼した.特に,学会のサービスをあまり受けていないと思われる層の意見を吸い上げるために,委員依頼分については,できれば「研究発表などの学会活動の機会が少なそうな会員」を選んでいただくようにお願いした.
  回答は次の通り137名であり,20代,30代の若手の回答が多く得られたことは,今後の学会のあり方を検討する上で貴重なデータとなる.なお,回答者の約1/3は学生である.

所属
大学
企業
公的研究所
その他
不明
合計
教職員
学生
研究・開発
設計・開発
営業
その他
回答者数
15
45
28
35
0
7
1
2
4
137

(1)次の機械学会の発行物,行事などの利用度と有益度を5段階でお答えください.

最高(非常によく利用/非常によい)を5,最低(まったく利用しない/非常に悪い)を1.
項目: 学会誌,講演会(情報収集の目的で),講演会(研究発表の目的で),論文投稿,
論文集からの情報収集,流体工学部門ニュースレター,講習会,見学会,学会出版物(機械工学便覧など),学会ホームページ,もしあれば「その他の企画」

 全般に利用度は低く,「まったく利用しない」層が目立つ.その中で比較的利用されているものは論文集,学会出版物(機械工学便覧など),学会誌であるが,これらも「利用している」と「いない」とでは同程度である.講演会,論文投稿は学会の大きな役割の一つであり,これらを利用していない会員は潜在的に退会を望んでいる可能性がある.
  有益度については,利用度との相関が見られる.全体としては,利用はしていなくても有益性は感じているという傾向が見られる.やはり,論文集と学会出版物の有益度は相対的に高く評価されている.ニュースレターとホームページは利用が低く,有益度も低く,改善が望まれる.常に,会員ニーズに合った情報がタイムリーに得られることが重要であろう.講習会,見学会は必ずしも全会員をターゲットとするものではないが,多様な企画が望まれる.


設問(1)機会学会の利用度

設問(1)機会学会の有益度


以下,記述回答を挙げる.文末のかっこ内の数字は,その項目の利用度と有益度を表す.

学会誌
・インターネットで代えられる(2,2).
・論文集タイトル一覧表を復活させて欲しい(3,3).
・広告が多すぎる(2,2).
・特別企画で面白い内容がある時に,見る程度(3,2).
・宣伝広告等も多く,あまり興味がない(2,2).
・最新の動向や異業種の情報を入手できる(5,5).
・ほしい分野の情報がめったに掲載されない(2,2).
・技術情報としてはあまり活用していない(3,2).
・従来のように,論文集の目次を表示して頂けると,インターネットで調べる手間が省けるので便
利(4,3).
・いちおう目を通していますが,現在の業務に直接役立ったことはない(3,3).
・携わっている業種が先端ではないので,内容とマッチしていない(2,2).
・特集内容により異なる(3,3).
・ほとんど読まない.読むのは目次,会告程度(1,3).

講演会(情報収集の目的で)
・業務多忙により,出席できない(2,2).
・航空エンジン関係の講演会に必要に応じ参加している(3,3).
・流体講演会は分野が統一されているので良い(2,3).
・仕事がら原子力学会の出席が多く、残念ながら機械学会への参加が少ない(1,1).
・分野があまりにも広すぎ,必要な情報の抽出が難しい(2,3).
・設計に重要な情報が得られない.経費の関係で遠方に出張して出席するのが難しい(2,2).

講演会(研究発表の目的で)
・発表のメリット(会社にとって)が無くなってきたようです(3,3).
・研究開発業務で無いため(2,2).
・発表時間が若干短い(2,3).
・研究発表の機会がないため,利用しない(1,1).
・最近発表の機会なし(1,1).
・仕事がら原子力学会の出席が多く、残念ながら機械学会への参加が少ない(1,1).
・お客との共同研究成果発表の場として活用している(4,4).

論文投稿
・研究開発業務で無いため(1,1).
・最近論文投稿の機会なし(3,3).
・仕事がら原子力学会の出席が多く、残念ながら機械学会への参加が少ない(1,1).
・学会としてのレベル,知名度は高い(1,5).

論文集からの情報収集
・最もベースとなるデータ源である(3,4).
・航空エンジン関係の情報を収集している(3,3).
・直接論文集を目に通す機会がない(1,1).
・国内外では最高のレベルの技術情報である(5,5).

流体工学部門ニュースレター
・ウェブ上公開で十分だと思います(3,1).
・よく読んでいる.記事の種類も問題ないと思う(4,4).
・航空エンジン関係の情報を収集している(2,2).
・いちおう目を通していますが,現在の業務に直接役立ったことはない(3,3).
・読みたい情報が載っていない(1,1).
・過去加入していたが,今は業務上関係の高い他の部門に切り替えた(空白).

講習会
・行ったことはありませんが有益だとは思っています(1,5).
・興味あるテーマのときに偶々都合がつかなかった.個人で受講するには高額(1,5).
・頻繁に内容更新されており,有意義と思う(3,4).
・利用の機会なし(1,1).
・仕事がら原子力学会の出席が多く、残念ながら機械学会への参加が少ない(1,1).
・費用の関係で参加しにくい(1,3).

見学会
・行ったことはありませんが有益だとは思っています(1,5).
・興味あるテーマのときに偶々都合がつかなかった.(1,5).
・参加したことはないが,企画としてはいいのでは(2,2).
・利用の機会なし(1,1).
・仕事がら原子力学会の出席が多く、残念ながら機械学会への参加が少ない(1,1).
・同業者は参加できないので,企業のメンバーにはメリットがない(1,2).

学会出版物(機械工学便覧など)
・便覧は古い版であるが座右の書として利用している(5,5).
・やがて80才になるので,実質的な学術活動は休止状態です.時折後輩との相談や会話の折に便
覧などを頼りにしています.
・技術検討の際,活用している(4,4).
・蒸気表,物性値集,伝熱工学便覧等多くの出版物のお世話になっています(5,5).
・簡潔にまとまっており重宝している(5,5).

学会ホームページ
・自宅にパソコンを入れたのでこれからは大いに利用することになろう(1,5).
・連絡員業務で使用(3,2).
・良いが,ちょっと雑然としていて少し見にくい(3,3).
・航空エンジン関係の情報を収集している(3,3).
・すみません.まだアクセスしていません(1,1).
・キーワードで論文を検索したい(空白).

その他の企画
・支部主催のイブニングセミナーは有益なものが多い(5,5)

(2)機械学会に入会した理由は何ですか? (複数回答可)

① 研究発表を行うため ② 研究情報を得るため ③ 技術情報を得るため
④ 指導教員からの薦め ⑤ 勤務先の上司・同僚からの薦め ⑥ 学会行事に参加のため
⑦ その他(              )

設問(2)機械学会入会の理由

 機械学会入会の理由は,「研究発表」と「研究情報を得るため」が多かった.これは学会の主要な役割の一つが研究に関する情報交換の場であることから,当然の結果とも言える.技術情報を期待した層もある程度いる.


(3)機械学会に入会していることの満足度をお答えください.

⑤ 非常に満足 ④ やや満足 ③ ふつう ② やや不満 ① 非常に不満

 メリットとデメリットの両方があり,「ふつう」と答えている層が57%と卓越している.研究発表/研究情報入手が入会の目的であったが,その後の仕事(業務)に役立っているかと言うと必ずしもそうでもないとの傾向も伺える.そういう意味で,仕事に役立つ情報,最新の技術情報・動向を知りたいとの声は多い.
  満足と不満を比較すると,全体として満足が上回っている.

 

設問(3)機械学会に入会していることの満足度

それはなぜですか? 評価する項目,不満がある項目等についてお書きください.

・学会を情報交換の場として利用している(非常に満足).
・情報の入手源として最適であるから(非常に満足).
・会員数が多く情報源が多いためそれに応じて記事も多方面にわたるから(非常に満足).
・国内の最新動向を把握することが可能(非常に満足).
・論文集は国内で最もオーソライズされており,研究成果を公開する場として貴重(非常に満足).
・世界最先端の技術に触れる機会が多いこと.日本の技術動向やレベルが把握できること(非常
に満足).
・情報を得ようと思えば,いろんな手段・手法が公開されている点は評価できる.講習会や講演会
(OSなど)案内(プログラム)の主旨と実体が必ずしも一致しているとは言えない(やや満足).
・情報収集に有益,幅広い知識を習得(やや満足).
・最先端の研究例に触れることができるので(やや満足).
・流体の計測,評価手法について参考とする部分が数多くある(やや満足).
・学会情報を入手できる.講演会などに参加し易い(やや満足).
・委員会活動を通じて情報収集・人脈の形成に役立つ(やや満足).
・部門の各行事で楽しめたため(やや満足).
・最新の動向や異業種の情報,技術とトレンドを入手することができ,視野を広げることができる
(やや満足).
・講演会・講習会等に参加しやすい.学会誌で最新の技術動向が把握できる(やや満足).
・偉大な諸先輩のコラムを読めるから(やや満足).
・学会誌の,開催行事情報や広告は利用している.開催学会はたまに聴講(やや満足).
・大学・企業の研究・技術情報や動向を入手するチャンネルではある(やや満足).
・かなり分野が広がりすぎている意味で,情報の凝集度・ネット度が薄いきらいはある(やや満足).
・研究情報を得ることができるから(やや満足).
・いい情報を入手できる(やや満足).
・学会誌等から色々な情報が得られるから(やや満足).
・エンジニアとして,学術情報,論文などを集める最低のゲートで,その役目は十分果たしている
から.
・紙ベースの資料は本当に価値のある場合(良く使う)のみで,インターネットがつながっている
と,ほとんど不要なものになっていると思う.講習会・見学会(最近は知らなくて申し訳ないが)
の内容が企画的?(同じ,慣例的)で関心が少なくなってきている(ふつう).
・まだ入って間もなく,よく分からないため(ふつう).
・興味ある情報を入手(ふつう).
・情報はそれなりに入る.学会費が高い(ふつう).
・学会主催の講演会出席時の会員特典の割引があるため(ふつう).
・多くの他学協会行事の協賛になっており,参加費用が安くなる.(ふつう).
・分野が広いため,専門分野に特化した学会と比べて情報が拡散的である(ふつう).
・会費が若干高めか・・・(ふつう).
・技術情報が得られることは評価できるが,実際の仕事に役立つかということになるとそれほどで
はないため(ふつう).
・学会誌等により幅広い知見を知ることができる(ふつう).
・会費が少し,高い(ふつう).
・特に不満を感じたことがないため(ふつう).
・機械工学の広範な領域の情報が得られ,満足しているが,その反面,当方の担当分野(空調機器)
に関する情報はあまり得られない(ふつう).
・学会費の割に得られる情報が少ない(ふつう).
・学術的な研究の情報入手/発信が中心なので行事・情報の利用頻度は高くない(ふつう).
・全体では領域が広いので,関連情報が少ないのは,止むを得ないか!(ふつう).
・あまり利用する機会がないため(ふつう).
・論文集が特に役に立つ(ふつう).
・特に利用しないから(ふつう).
・体系立って技術論文を管理できるのはJSMEならではと評価している.一方で学会誌は携わっ
ている業種がマイナー産業になってしまっているので,業務上参考にする場面が少なくなってき
た(ふつう).
・学会誌を読むぐらいしか接点はないが,機械学会に入会していることによって,機械工学関係の
トレンドを知ることができるというメリットがあるから.逆に,分野が広過ぎて,興味のないト
ピックスが多いことが不満といえば,不満である(ふつう).
・現在の業務の性質上,直結する情報が少ない(ふつう).
・欲しい情報がなかなかなかった(ふつう).
・プラント据付工事のため,数年長期海外出張中であり,ほとんど,利用していません(ふつう).
・入会したばかりで,現時点ではどちらとも言えない(ふつう).
・HPにLaTex用のスタイルファイルを置いてくれているのはうれしい(ふつう).
・昨今の状況では、業務上必要最低限以上の学会への関与はしにくいです.
・学会誌が有効利用できない(やや不満).
・最先端の技術を重視しているように感じられる.日常設計業務の改善のヒントになりにくい(や
や不満).
・今までの業務経験から,もっと参加できる環境にないため,直接的なメリットはあまりない(や
や不満).
・私にとって有益な情報にいきあたらない(やや不満).
・会社が法人会員になっている上に,さらに個人で入会(会費自費)している意味が薄い.学会誌,
論文集は会社で閲覧できる(やや不満).
・他の学会誌に比べ,技術的な情報が少ない.
・学会誌や部門ニュースレターから得られる情報の質・量に対する満足度は足りない.機械学会に
入会してこそ得られる情報やイベント等の企画,行事が少ないから.
・ (1)の通り,現在の私の仕事にとってほとんどメリットが無い(非常に不満).
・学会誌が全く役に立たない(有益な情報発信の機能がない)(非常に不満).
・研究発表するために入ったが,それ以外に普段の研究生活にメリットがないから(非常に不満).


(4)(流体工学部門を部門登録第1位にした方にお尋ねします.学生員は回答不要.)

第1位に登録した理由は何ですか?
① 学生時代の専攻 ② 仕事上関係が深いから ③ 興味があるから
④ その他(            )

 「仕事上関係が深いから」が回答者の約2/3を占めている.学生委員の部門登録は現在行われていないので,学生時代から入会している会員でも「学生時代の専攻」はそれほど多くはなく,就職時にその業務と関連して登録を決定しているのであろう.
  そのため,多くの会員にとって,仕事の役に立つのか否かが学会の有益性を判断する重要なカギとなる.

 

設問(4)流体工学部門を部門登録第1位にした理由

(5)流体工学部門に対する満足度をお答えください.

⑤ 非常に満足 ④ やや満足 ③ ふつう ② やや不満 ① 非常に不満

 設問(3)の機械学会入会の満足度との相関は高い.やはり,「ふつう」と答えている層が65%と卓越している.研究面のレベルの高さや有益性はある程度認めつつも,仕事(業務)に直接役立っているかと言うとそうでもないという傾向が伺える.そういう意味で,仕事に役立つ情報,最新の技術情報・動向を知りたいとの声は多い.
  部門制のあり方に対する疑問の声もある.

 

設問(5)流体工学部門に対する満足度


それはなぜですか? 評価する項目,不満がある項目等についてお書きください.

・部門講演会等により,最新の研究情報を聴取できる(非常に満足).
・海外の流体工学部門(アメリカと韓国)の情報が詳細に認識できること(非常に満足).
・自分の業務に関係あり,必要な情報を入手できる(やや満足).
・講習会等の行事を頻繁に見直しながら実施している(やや満足).
・委員会活動を通じて情報収集・人脈の形成に役立つ(やや満足).
・総会,講演会等の論文集,教材が充実していてわかり易い(やや満足).
・CAE関連の講習会などで情報収集に活用している(やや満足).
・講習会が充実しているから(やや満足).
・定期的に送られてくる配布物には興味深いものも多く,子供達にも読ませることがある(やや満
足).
・学会や論文集では得られない裏話や苦労,失敗談,ヒントetcがニュースレターから得られる.
・専門的見知が高く,高度な予備知識が必要であり,参加しても有益さが十分まで行かなくとも,
得られない(ふつう).
・直接業務と関係が希薄となった(ふつう).
・他分野での流体工学が支えている広い,横断的な技術分野にも,もう少し関わりを強くしては(ふ
つう).
・部門登録そのものの意味が理解できない(何故登録する必要があるのか?情報の取捨選択をあら
かじめ行うためであるならば,各部門毎にウェブで公開するのみでよい.)(ふつう).
・流体工学分野の情報を得られるようになったから(ふつう).
・情報を集めるのには不足していません(ふつう).
・流体工学部門は,他部門よりも活動が活発である(ふつう).
・とくに流体工学部門だから特別な情報を入手できたということがないため(ふつう).
・特に不満に思うことがないため(ふつう).
・より業務に近いので,興味を引く話題はあります.また最新研究紹介等をちょっと知ることがで
き,個人的には勉強になる場合がある(ふつう).
・特に不満を感じたことがないため(ふつう).
・現在の業務内容と関係が薄れているため,興味が低いだけ(ふつう).
・性格が不明瞭.ニュースレターと部門講演会程度しか接点がない(ふつう).
・製品・技術分野別という意味では,ターボ機械協会の方が,月刊の協会誌もあり,馴染みがあ
る(ふつう).
・論文集の流体部門には目を通しています(ふつう).
・あまり利用する機会がないため(ふつう).
・入会したばかりで,現時点ではどちらとも言えない(ふつう).
・最近,仕事の領域が変化して,一般情報ソースとしてみている.
・企業の応用技術に関する情報が増えるとありがたい.
・あまり接点が無いのでわからない.
・学術的には非常に面白いが,現在の仕事にはメリットが無い(やや不満).
・有益な情報発信が無い(やや不満).
・最先端の技術を重視しているように感じられる.日常設計業務の改善のヒントになりにくい(や
や不満).
・入会した前後で特にメリットが感じられない(やや不満).
・専門的な内容で,現在の業務にはすぐに応用できない内容が多い(やや不満).
・仕事柄,流れの可視化に関する業務を担当しているからか,ビジュアル的に訴えてくる内容が乏
しいように思います.また,掲載した可視化画像の撮影方法やノウハウなど,公開できる範囲で
ぜひ掲載して欲しいです.
・現在の業務との関連性が低くなっているためだと思います.


(6)機械学会あるいは流体工学部門で,希望するサービス,新しい企画,改善すべき点等が
あればお書きください.

・専門的な見知の前の入門講習会が開催されれば参加したい.参加費が高額.旅費も含めると何回
も参加できるとは限らない.
・炭酸ガス削減技術と流体工学,エネルギー再生産,バイオ,化学,・・・と流体工学などの応用面
の事例的なことを多く知りたい.部門ホームページ内で,良くあるQ&Aや最新のASME paper
紹介など.
・フルードパワード関係の最新技術や開発製品情報が知りたい.
・船上セミナー,アイデアコンテストのような楽しい,面白い企画をどんどんふやしてほしい.
・計算シートの配布(EXCEL)・・・例えば管内圧損とか.
・ホームページ上での,過去記事,過去論文の検索(タイトルだけでよい).
・学会および専門部門である以上,研究情報・技術情報が主体のサービス(刊行物など),企画が
多くあってほしい.(現状は少な過ぎる)
・学会誌の中で,広告にカラーページが使われる例が多数見られるが,本文には少ないように感じ
られる.もっと,カラーページを増やして見やすい・読みやすい学会誌にしていただきたい.土
木学会ではすでに実施しています.
・企業間を横断した若手の情報交換会を企画してみては?(その中から将来,ベンチャー企業家が
出てくるような活動).
・各種データベースを公開していただきたく.
・流体工学に関する,国内/外の大学や研究機関のデータベース化と公開を希望します.例えば,
どこで,どのような研究が行われているか,連携している大学/企業はどこか,等が一目で判る
ようになれば非常に有効と考えます.
・実務に直結し本当に参加したくなるような企画は難しいですよね.
・参加費用が個人負担でも気軽に参加できる金額にして欲しい.
・HPを充実させて欲しい.特にリンク先,多方面や海外のURLを載せて欲しい.
・異業種間の懇談会、情報交換会のような小回りのきく企画はどうでしょう.
・論文集,講演会予稿集および学会誌のオンライン検索システム(アブストラクトだけでもよい).
・論文集,予稿集のCD-ROM配布.
・学会誌の簡略化/html化.
・冊子の配布は最小限にとどめてよいと考える.
・現状ではHPに目次,冊子に本文が載っているが,目次・主な内容が書かれた案内パンフを配布
して,解説・コラム・告知等はHPに載せた方が良いと思う.
・学生への啓蒙活動は別口でやっていただけるとありがたいです.
・設計手法の紹介・講習会,特に流れ最適化 ①これからの立ち上がり分野であり,更に製品開発・
設計のスピードとパワーアップの有力手法として,メーカーの技術者は大いに興味があるはず.
②教育時期は終わっており,実際の開発への適用実績・事例,また研究に使い,それにより得ら
れた流れ知見を知りたい.③また若手技術者向けの,実務講習会をして欲しい.(例)最適化ソフ
トと流れ解析ソフトを組合せた翼型最適化につき・インターフェイスの組み方・計算実行・最適
化結果の検討
・ターボ機械協会より広い範囲での,流体機械関連の情報発信/交流.
・月刊の機械学会誌を,もっと実務にいかせる内容に.もっと専門的な内容に踏み込んでほしい.
・HPにおいて投稿論文などの論文検索&ダウンロードサービスをしてほしい.
・ホームページ上で,キーワードから論文集の論文を検索できるようにしてほしい.
・ネット上に無料の論文検索システムを作って欲しい.
・特典を増やしてほしい.
・時代も変化してきたので,もっと産学共同の企画を増やして欲しい.
・工業製品に密着した技術の紹介.
・流体工学部門の功績賞は学界に偏り過ぎている.
・最近,学生の技術系離れが言われております.日本機械学会がこの技術離れを無くすことに協力
できれば良いと思います.たとえば,学生,特に,小学生児童たちへ,何か(もっと多くの)イ
ベントを定期的に開催し,多くの児童が技術の興味を持つことに,役立てれば良いのではと思っ
ています.
・月刊の機械学会誌を希望しない個人会員の会費を下げてもよいのではないだろうか.
・他の大学の研究内容など.
・講演会での発表のときに,プロジェクターを使えるようにしてほしい.


(7)機械学会あるいは流体工学部門の活動や企画で不要と思うものがあればお書きください.

・ADSLが普及するなかで,ニュースレターはもう不要ではないですか.
・内容が会員の要望とマッチしたものであれば,不要な活動・企画はないと思います.
・学会誌の中で広告の占める割合が多すぎます.いったい何の雑誌なのか曖昧です.
・講演会論文集に付いてきているCD-ROMが不要.HPから検索・ダウンロードができるように
してもらいたい.

 

(8)入会している流体関連学協会に○をつけ,その有益度(最高5~最低1の5段階で)をかっこ内に記入してください.

①機械学会(流体工学部門)( ) ②流体力学会( ) ③可視化情報学会( )
④ターボ機械協会( ) ⑤ガスタービン学会( ) ⑥混相流学会( )
⑦数値流体力学会( ) ⑧航空宇宙学会( ) ⑨造船学会( )
⑩油空圧学会( ) ⑪原子力学会( ) ⑫風力エネルギー協会( )
⑬その他(名称と有益度


設問(8)入会している流体関連学協会とその有益度

 


設問(8)入会している流体関連学協会とその有益度
(機械学会流体工学部門を除く)

 設問(8)の初めの図は,機械学会流体工学部門を含んだ回答結果である.全体として若手層が多いため,入会学会数はそれほど多くはなかった(2001年10月流体部門講演会での意識調査では,講演会参加者層で入会学会数が多かった).
  その中で,ターボ機械協会入会者が多かったのは,アンケート依頼先企業がたまたまターボ機械関係が多かったのか,あるいは流体工学部門登録者全体の傾向であるのかは定かではない.
  機械学会流体工学部門を除いた他学協会のデータを見るため,設問(8)の2つ目の図を用意した.図中の数値は回答人数である.ターボ機械協会は,相対的に入会者が多く,満足度も比較的高かった.また,混相流学会やガスタービン学会なども満足度は高めになっている.これらの学協会は,より実践的で業務に直接役立つためであろうか.あるいは,学会内の交流が多い,サービスが会員ニーズに合っているということなのか.

なお,その他の学協会で回答があったものとその有益度は次の通りであった(かっこ内は有益度).
土木学会(5)
日本風工学会(5)
化学工学会(4)
火力原子力発電技術協会(4)
石油学会(3)
計算工学会(2)
石油技術協会(1)


(9)入会学会の数が多すぎて整理したいとお考えですか?(もっとも近い意見一つだけに○)

① 特に多いとは思わない ② やや多いが現状でよい ③ 退会したい学協会がある
④ 学協会の統廃合を期待する ⑤その他(          )


 「特に多いとは思わない」が比較的多かったが,これは学生員や若手会員で入会学会数がもともと少ない(機械学会のみなど)ことも影響していると思われる.
  ちなみに,2001年10月の部門講演会における意識調査結果で学生を除く回答では,入会学会数が「多すぎる」が19%,「少し多い」が36%と今回とは異なった傾向を示している.これは,このときの回答者層に大学関係者を中心とした講演会常連組が多かったためであろう.
  今回の回答を見ると,入会学会数が2~3の会員の中にも,「退会したい学協会がある」や「学協会の統廃合を期待する」との声も多かった.

設問(9)入会学会の数について

意見があればお書きください.

・複数の学会に登録する場合は,会費を安くしてもらえると会員の増加に貢献できるのではないで
しょうか?(やや多いが現状でよい).
・機械学会は他学会と重なった部分が非常に多い.他学会の上に立つ組織としての活動を望みます
(やや多いが現状でよい).
・基本的には,会費に見合ったメリットが享受できれば良いと思う(やや多いが現状でよい).
・日本機械学会とターボ機械協会に入会している.JSMEは学術的な研究情報入手/発信,ターボ
機械協会は実学的なアプローチ・企業間の情報交換,の様に使い分けているので現状で良い(や
や多いが現状でよい).
・機械工学系・機械工学関連系の学協会をすべて(社)機械学会の専門部門制に統合する.部門制の
独自性を強化し,収支決算・行事も独自にし,会員の有益性向上になる運営を希望する(退会し
たい学協会がある).
・委員など持ち回りで数多くすると,官僚的な推進体制,内容にならざるを得ないのではないでし
ょうか.多くの人が少しのボランティアで,少しの人が集中して何かを実施することなど工夫し
ていかないと,これからの情報化の中で行き詰まるのでは?(退会したい学協会がある).
・流体力学関連は前項の選択肢のようにかなり数が多いので,少々統廃合を期待する(退会したい
学協会がある).
・社内(法人会員)で機械学会員であることのメリットが少ない.当社でも個人会員は私一人のみ
です.親会社には数名,個人会員がいる様ですが,交流なしです(退会したい学協会がある).
・よく,機械学会の名簿をもとにマルチまがいの勧誘電話が会社にかかってきます.どこからか名
簿情報が流出していると思います.学会のイメージダウンにもつながると思うので,これらの管
理強化を事務局に訴えてください.お願いします.迷惑しています.

更新日:2002.3.31