部門概要

2003年度(第81期)各委員会からの報告:編集委員会

委員長:藤川重雄(北海道大学)
幹 事:田中敏嗣(大阪大学)

第81期の編集委員会では,JJSME Int. Journal(Ser,B) 刊行の部門移行に関する検討を中心としてJSME Int.Journal Ser.B Fluid Engineering 分野の投稿論文に対する掲載料半額補助制度の対象地域の変更に対する広報などの対応などの活動を行った.JSME Int. Journal(Ser,B) の部門移行については,編集委員会において継続した議論の必要な課題であり,今後は移行を想定した現実的な対応に関する検討が必要と思われる.以下に今期の活動内容の概要を示す.

1. JSME Int. Journal掲載論文への論文掲載料半額補助の実施
(1) 第80期編集委員会における審議結果に基づき,JSME Int. Journal Fluid Engineering 分野の掲載論文に対する論文掲載料半額補助制度の対象地域を,それまでのアジア地域から日本以外のすべての地域に拡大した.
(2) 海外からの投稿に対する論文掲載料半額補助に関し,JSME Int. Journal (Ser. B Fluid Engineering) 編集委員会へ2003年5月号,8月号,11月号および2004年2月号に対し,各号1編程度,合計4編以内の選考を依頼した.その結果,各号1編,合計4編の補助が実現した.
(3) 論文掲載料半額補助制度の対象地域の拡大に関連して,ホームページにおける案内文を修正し,部門ホームページ上で和文(http://www.jsme.or.jp/fed/tokoj.html)および英文案内(http://www.jsme.or.jp/fed/Ean.html)を掲載し,公開した.
(4) 以上より,論文掲載料半額補助の2004年度分予算案として合計4編分を総務委員会に申請した.

2. JSME Int. Journal (Ser,B),2005年以降の特集号の企画
  JSME Int. Journal (Ser,B) の特集号企画の募集を行い,選考の結果,次の企画をJournal編集委員会に推薦した.
特集号テーマ:機能性流体工学と先端融合化
企画担当者:西山秀哉(東北大)

3. 年鑑「流体工学」関係
(1) 機械工学年鑑「流体工学」(2002年版)をホームページ(http://www.jsme.or.jp/fed/Nenkan/nenkan2002.html)で公開するとともにターボ機械協会の「生産統計」のホームページ(http://www.turbo-so.jp/subtop.htm)との間で相互参照を行った.
(2) 機械学会誌2004年8月号掲載の年鑑「流体工学」の執筆とりまとめを,持ち回りにより中国・四国支部より選出した.その結果,執筆代表者として大坂英雄教授(山口大)を選出した.

4. 論文集発行形態の検討について
(1) 編集理事会より依頼のあった「論文集発行形態アンケート」に対して流体工学部門の回答の取りまとめを行った.
(2) JSME Int. Journal (Ser,B) 刊行の部門移行について論文集の刊行を部門活動として行う場合の問題点,投稿意欲を高める方策,論文集刊行と部門運営・活動との質的または技術的な整合性の3つの観点から検討を行った.その結果の概略を以下に示す.
  まず,論文集の刊行を部門活動として行う場合の問題点として,英文論文の投稿数の確保の問題,英語の質の向上の問題,論文刊行の採算姓に関する問題,編集に関する学会事務の支援体制の問題などが指摘され,これらに対して他部門との共同編集,共同刊行,英文添削サービスの導入等の提案がなされた.
  次に,投稿意欲を高める方策としては,ジャーナルの「circulation」,「Impact Factor」を高める工夫が必要ということに尽きるが,その他に,エディター制の導入,海外からのエディターおよび査読者の導入による認知度の向上,Webからの情報発信の拡大などの提案がなされた.
  論文集刊行と部門運営・活動との質的または技術的な整合性の問題については,英文論文集の発行はpeer reviewの観点および部門活動の活性化の観点からも部門で行うのが望ましい.ただし,出版,販売,電子ジャーナル化まで行うとすると,部門間の統一性が問題となる.

5. その他
機械学会誌2004年度トピックス委員候補者として,流体工学部門より次の2名を推薦した.
能見基彦(荏原総合研究所) 川口寿裕(大阪大学)

更新日:2003.3.31