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2004年度(第82期)各委員会からの報告:総務委員会

(1) 活動の概要

 部門制の運営の改正から5年が経過し,新体制での運営も軌道に乗りつつある.第82期の総務委員会は,この体制の中で,予算の管理を主たる業務として,調査研究分科会活動の支援,年次大会,部門講演会などの部門関連行事,表彰等の支援などを通じて部門活性化のための活動を行ってきた.今期予算は,当初の予算どおり,年次大会,部門講演会の講演会事業,講習会事業,流れの夢コンテスト,流れと遊ぶアイデアコンテスト,研究会・分科会支援,および表彰に関して予定通り執行された.また,International Workshop on Advances in Computational Mechanics(IWACOM)およびInternational Workshop on Molecular Imaging for Interdisciplinary Researchへの資金補助が行われた.部門所属の研究会関連では,新たに承認された「格子ボルツマン方の基礎と応用に関する研究分科会」を加えた3件の研究分科会,および研究会(7件)の活動支援が行われた.論文関連の支援では,JSME International Journalへの海外からの投稿者の中から優秀論文の掲載料を補助する事業が前期に引き続き実施された.

(2) 委員会構成

 委員会の構成は,委員長1名,幹事1名,財務担当委員4名(年次大会,部門講演会,流れの夢コンテスト,講習会,表彰の各担当)および庶務担当委員5名(研究会・分科会,部門賞,広報などを担当)の合計11名である.委員の中には,技術委員会の各WGとの兼任委員3名を含み,技術,広報,編集,会員の各委員会と連携しながら活動を行った.

[委員長] 藤川重雄(北海道大学)
[幹 事] 平原裕行(埼玉大学)
[財務担当]

太田 有(早稲田大学)[講習会担当]
小尾晋之介(慶應義塾大学) [学術表彰担当]
松村昌典(北見工業大学) [年次大会担当]
宮崎康次(九州工業大学) [部門講演会・流れの夢コンテスト担当]

[庶務担当] 高比良裕之(大阪府立大学) [庶務担当]
川野聡恭(東北大学) [庶務担当]
竹村文男 (産業技術総合研究所) [庶務担当]
能見基彦(荏原総合研究所) [庶務担当]
深谷征史(日立製作所) [庶務担当]

(3) 活動内容

 第1回総務委員会(2004年5月13日)において,第82期総務委員会の活動方針策定・作業の確認を行いに,各委員の役割分担を決定した.また,第81期決算の内容確認を行うとともに,前期に作成された第82期予算案の見直しを行った.その後,委員会での年間スケジュールをマイルストーンにして作業計画をたて,各担当者によって,総務関連の作業が遂行された.第2回総務委員会(2004年9月6日)では,第82期予算状況の確認と第83期予算編成上の検討が行われた.また,表彰関係,講演会,講習会,流れの夢コンテスト関連の報告が行われた.

 今期に行った作業としては,予算関連の審議以外では,(1) 部門賞・一般表彰の事務手続きと部門講演会(北九州学研都市)における表彰式の準備・支援および広報,(2) 年次大会(北海道大学)に伴って開催された部門同好会の準備,(3) 部門の受け持つ研究分科会・研究会に対する補助事業の事務的管理などの作業を行った.表彰関係では,第82期(2004年度)流体工学部門賞・一般表彰に関するホームページ原稿編集,第82期(2004年度)流体工学部門賞, 一般表彰(フロンティア表彰・貢献表彰),部門講演会優秀講演賞,フェロー賞の授与に関する受賞者の紹介記事の編集を担当した.

 第82期の予算は,当初の計画どおりに執行が行われ大過なく期末を迎えることができた.各種講習会の事業実施,部門講演会の実施も各実行委員の方々のご尽力により成功裏に終了できた結果である.流れの夢コンテストも第4回を迎え多くの企業の協賛もいただき,参加作品も優秀で盛況であった.流体工学の振興に大きく貢献しているものと言える.今年度は第10回を迎えた流れと遊ぶアイデアコンテストが流体工学部門主催で行われ,この事業への補助も行われた.この事業も一般への流れに関する関心を高め大変大きな効果があった.上記の2件の国際会議への補助も流体工学の分野の活動資金として大変有効に利用していただけたものであった.その他,予算上,問題となる点はなく運営委員会にてご承認をいただいた.

 

第83期の予算編成においては,メールでの審議を重ねこれを運営委員会にてご承認いただき事務局に提出した.特筆しておくべき点は,年度繰越金が,機械学会において基準とされている限度額にほぼ近い値となり,予算上の運営が安定してきたことである.また,部門特定事業費の利用に関しても適切な運用策定が定着してしつつあると考えている.特定事業資金として来期の予算に含められたものとしては,部門HPの改訂作業に伴う費用の積み立てと流れのふしぎ展への補助の開始である.部門の活動を広報するため,および啓蒙活動のためにこれらの資金が特定事業資金として計上された.一方,来期の部門交付金は,今期に比べて,7%の減少となる.幸い,流体工学部門は予算上赤字となる状況ではないが,幾つかの事業収入に大きく左右されている現状であり,将来を見据えた場合,特定の事業に頼らないようにする収入の分散化も,運営上重要であると考える.今後は,部門行事を更に活性化させることで徐々に活動評価の指数を上げていく努力が必要である.

更新日:2005.5.9