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2006年度(第84期)各委員会からの報告:会員委員会

1.委員会構成

委員長:加藤千幸(東京大学)
幹 事:阿部行伸(日立製作所)
委 員:渕脇正樹(九州工業大学),西沢啓(宇宙航空研究開発機構),伊澤精一郎(東北大学),
山西伸宏(宇宙航空研究開発機構),松井純(横浜国立大学),能見基彦(荏原総合研究所)

2.活動内容

①過去5年間における会員委員会での検討事項のレビュー
②会員サービスの向上に関する検討
③講演論文集のあり方等に関する検討
上記3項目について,主としてメール会議にて審議した.

3.今期の検討結果

①部門活動の活性化策に関する検討
部門活動を活性化するためには,大学等研究機関の研究者の部門講演会等への参加数を増大させることもさることながら,企業関係者,特に若手技術者の学会への参加・関与を積極的に増大させることが必須であるという結論に至った.このためには,企業の技術者にとって学会に参加することのメリットをより明確にする必要がある.具体的には,講演会において,流体工学が関係する研究分野の将来展望が明確に読み取れるような研究発表やパネルディスカッションを増やすことや,企業の研究者・技術者にとって有益な基礎的な講習会等を増やすことも有効であると考えられる.それと併せて流体工学部門の運営組織すなわち委員長幹事会メンバーに企業の人に積極的に参加してもらうことも有益であると考えられる.また,ターボ機械協会・ガスタービン学会等,流体工学が深く関与する他の学協会との連携を強化することも企業会員数を増大させるために有効であると考えられる.

②会員サービスの向上策に関する検討
会員サービスの向上に関する検討結果として,機械学会論文集や部門講演会・年次大会等,全ての論文をWebページに掲載し,会員なら誰でも自由にダウンロードできるようにすることが有効であろう.その際,論文の検索ツールも充実させる必要がある.このような施策により,機械工学に関する広範かつ最新の研究成果に対するアクセスが極めて容易になり,学会全体としてのアクティビティも向上するものと期待される.また,年次大会のように,現在紙の重たい講演論文集を領布しているが,それを持ち運ぶ必要もなくなる.ただし,講習会資料に関しては,有料でダウンロードすべきである.

4.来期の実施計画

今期の会員委員会のメンバーは全員留任し,今期の決定事項を踏まえて,その実現に向けた具体的な検討を進める.特に電子化によるサービス向上(web電子入力,各種ダウンロード,データベース,検索,ペーパーレスのメディア等)について重点的に議論を進める.

更新日:2008.4.1