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機械工学年鑑「流体工学」(2005年版)

まえがき

 流体工学は,字義どおり解釈されるならば,流体に関する工学,あるいは工学に関する流体力学であって機械工学のみならず工学のほとんどあらゆる分野に関係しており,その内容は非常に多岐にわたっている.特に近年は,乱流輸送現象や数値流体力学の例に見るように流体自体の挙動解明の深化と発展が急速に行われている一方で,生物,通常機械,人間生活,極限環境,地球・宇宙などへの流体力学の適用範囲が拡大されつつあり,また,混相流,希薄気体流,非ニュートン流体の流れ,複雑な構造を有する物質流れなど,対象とされる流体種類も広がりつつある.本稿ではこのような広範囲な流体工学を網羅することは不可能であるので焦点を絞り,非ニュートン流体,噴流・物体周りの流れ,流れの可視化と画像計測を取り上げて 2004年の動向を記すことにする.本稿のほとんどは北陸信越地区の大学教員によって書かれているが,この地区には拠点となる大規模大学はなく国立・公立・私立の大学,短期大学および高等専門学校が各県に平均的に分散している.これを反映してか各機関の研究テーマも大規模なものは少なく本稿で取り上げるようなものが主であってこの傾向は本地区の特徴の一つといってよいであろう.なお,2004年度の「水力機械」,「空気機械」の主な実績については,ターボ機械協会発行の会誌「ターボ機械」2005年8月号またはターボ機械協会ホームページ(http://turbo-so.jp)をご参照ください.

〔長谷川富市 新潟大学〕

機械工学年鑑「流体工学」(2005年版)は,流体工学の分野において2004年1月から12月までの1年間に発行・出版された論文,解説,さらには技術の発展や動向を解説したものです.

機械工学年鑑「流体工学」2005年版(PDF)

<このページの内容は日本機械学会誌2005年8月号から転載したものである.>

更新日:2005.8.22