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機械工学年鑑「流体工学」(2011年版)

まえがき

 流体工学分野では,基礎的な分野から,応用,流体機械の製品に至るまで広い研究,開発が行われた.また手法も実験,理論およびシミュレーションにわたり活発な発展が続いている.一方,流体工学のカバーする分野も広がりつつあり,2010 年度の流体工学部門(以下,本部門)ニュースレターを見ても,「乱流遷移」「環境流体」「空力騒音」などのテーマが取り上げられている.最初のテーマは従来から本部門においても中心的なテーマであるが,「環境流体」は地球流体,土木工学などで取り扱われてきたテーマである.最後の「空力騒音」は,流れと音との関係が詳細に調べられるようになり,流体工学の一部門として重要な位置を占めるようになってきた.本年度は12のテーマを選び,それぞれ第一線で研究を進めておられる方々に執筆いただいた.また流体工学が関連する学会として,国内では「日本流体力学会」(http://www.nagare.or.jp/),「日本航空宇宙工学会」(http://www.jsass.or.jp/web/),「ターボ機械協会」(http://www.turbo-so.jp/),「日本混相流学会」(http://www.jsmf.gr.jp/)などがある.CFD に関しては本会計算工学部門(http://www.jsme.or.jp/cmd/)のニュースレターおよび英文論文集も参照いただきたい.

〔蔦原 道久 神戸大学〕

「水力機械」,「空気機械」の主なターボ機械の生産統計(動向と製作品)の詳細については,ターボ機械協会発行の会誌「ターボ機械」8月号またはターボ機械協会ホームページ(http://turbo-so.jp)をご参照ください.

機械工学年鑑「流体工学」(2011年版)は,流体工学の分野において2010年1月から12月までの1年間に発行・出版された論文,解説,さらに技術の発展や動向を解説したものです.

機械工学年鑑「流体工学」2011年版(PDF)

 

更新日:2011.12.27