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機械工学年鑑「流体工学」(2012年版)

まえがき

 

 流体工学が関連する分野は広範囲にわたっている.2011 年9 月に開催された本会年次大会を例にとると,流体工学部門単独のセッションのほかにバイオエンジニアリング部門,熱工学部門,動力エネルギーシステム部門,機械力学・計測制御部門,材料力学部門,環境工学部門,計算力学部門や,スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス専門会議との合同セッションが多数設けられている.そこでのキーワードは,「医療」「生物」「生体」「マイクロ・ナノ」「制御」「環境」などとなっている.すなわち,新しい計測技術や計算法によって流体運動のより詳細な解明を目指した研究,異分野との融合に挑戦した研究,新規な流体の運動に着目した研究などが多数見受けられた.本稿では,すべての分野を網羅することは困難であるので,乱流,非ニュートン流体,生物流体,流体機械,流れの可視化,CFD,自然エネルギー利用に限定して概観することで,2011年度の動向を記すことにする.なお,流体工学関連の学協会として,「日本流体力学会」(http://www.nagare.or.jp/),「日本航空宇宙学会」(http://www.jsass.or.jp/web/),「ターボ機械協会」(http://www.turbo-so.jp/),「日本混相流学会」(http://www.jsmf.gr.jp/)などがあるので,それらの学協会誌やホームページもご参照ください.

〔蝶野 成臣 高知工科大学〕

「水力機械」,「空気機械」の主なターボ機械の生産統計(動向と製作品)の詳細については,ターボ機械協会発行の会誌「ターボ機械」8月号またはターボ機械協会ホームページ(http://turbo-so.jp)をご参照ください.
機械工学年鑑「流体工学」(2012年版)は,流体工学の分野において2011年1月から12月までの1年間に発行・出版された論文,解説,さらに技術の発展や動向を解説したものです.

機械工学年鑑「流体工学」2012年版(PDF)

 

更新日:2013.10.30