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市民公開行事「流れのふしぎ科学教室 in 福岡」報告 
− 身のまわりの流れから科学を体験 −

神奈川工科大学 石綿良三

 平成28年9月11日(日)、日本機械学会年次大会の市民公開行事として「流れのふしぎ科学教室」を実施しました。会場は九州大学伊都キャンパス総合学習プラザです。小中学生を対象とした「楽しい流れの実験教室」と教員等を対象とした「教員・科学ボランティのための研修会」の2部構成、講師は石綿(神奈川工科大)が担当しました。実行委員の渡邉聡先生(九大)、片山雄介先生(九大)には事前準備から当日運営にあたって行き届いたご協力をいただきました。他にも多くの方々のご協力に深く感謝申し上げます。

 さて、第1部の「楽しい流れの実験教室」には小中学生が36名の参加がありました。前半は流体工学部門HP内の同名の実験動画でも公開している、「平板翼」、「ななめに浮く風船」、「雪だるま」、「あふれ出ない水」などのデモ実験や工作を行いました。後半は全員に「ボール上げ」、「ボールの封じ込め」、「筒から取り出す」、「浮沈子」、「トルネード」など空気や水を使ったふしぎな実験や遊びを体験してもらいました。付き添いのご家族にも体験してもらいましたが、驚いたり、ふしぎがったりしてたいへんな盛り上がりでした。このような活動を通じて、小中学生あたりから知的好奇心や科学への関心・理解を育んでいくことが大切であると考えています。

  第2部の「教員・科学ボランティのための研修会」には、小学校や高校教員、科学ボランティア、大学生など、7名の参加がありました。世の中の一般向け科学書を見ると、しばしば空気や水などの流体を使った実験が紹介されています。これらの実験は驚くような現象が起こったり、予想とは逆の動きをしたりして一般の方々の興味をひくのに有効です。しかし、その原理の説明は間違っているものの方が多いものもあり、憂慮すべき状況になっています。これを改善するための一環として、ここ数年、部門HPにおける実験動画公開や本研修会を行っています。今回は実演を交えながら15項目ほどを紹介しました。項目が多すぎてやや駆け足になったかもしれませんが、差し上げた参考図書で再確認いただければと思っています。

  幸いにして流体にはさまざまな「ふしぎ」な現象や遊びがあいますので、これらを手がかりに科学の普及に努めていく所存です。
(神奈川工科大学 自動車システム開発工学科 教授 石綿良三) 

参考:
(1)流体工学部門HP「楽しい流れの実験教室」
http://www.jsme-fed.org/experiment/index.html
(2)平板翼 http://www.jsme-fed.org/experiment/2012_12/001.html
(3)ななめに浮く風船 http://www.jsme-fed.org/experiment/2009_12/004.html
(4)雪だるま http://www.jsme-fed.org/experiment/2009_12/002.html
(5)あふれ出ない水 http://www.jsme-fed.org/experiment/2011_2/002.html
(6)ボールを筒から取り出す http://www.jsme-fed.org/experiment/2013_12/005.html

更新日:2016.10.1