コンテスト

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第5回 流れの夢コンテスト開催報告

実行委員長 佐藤 恵一(金沢工業大学)
幹事 斉藤 康弘

日本機械学会流体工学部門講演会の初日2005年10月29日に金沢市角間町の金沢大学角間キャンパス自然科学本館で第5回流れの夢コンテストが開催されました.会場は新築されたばかりの校舎の広いロビーを使用し,ポスターセッション形式で行いました.全国各地から様々なアイディアを持った17チームの参加がありました.詳細は,第5回流れの夢コンテストホームページ(http://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/yume2005/)を参照頂ければ幸いです.

図1 コンテスト会場
図2 コンテストの様子(1) 図3 コンテストの様子 (2)

 


■スケジュール

10:00〜10:50 特別講演1
増山 豊先生(金沢工業大学)
風を使って風よりも速く−高速帆走のメカニズムを考えてみよう−
11:00〜12:30 コンテスト (実演・ポスターセッション)
12:30〜14:00 昼食会
14:00〜14:50 特別講演2
檜山 浩國 先生(荏原総合研究所)
逆転の発想から生まれた振動ポンプの開発
15:00〜15:30 表彰式(ファカルティホール)
18:30〜 上位3チームの表彰(流体工学部門懇親会)
図4 増山先生の講演 図5 檜山先生の講演

 特別講演では増山先生には高速帆走という流体力の応用ついて講演頂きました.また,檜山先生には実際の開発例から研究や開発に対する心構えや人生観についてまで講演頂きました.

 コンテストの審査は審査員だけでなく部門講演会の参加者にもご案内し,投票いただく形式にしました.コンテストの時間帯を昼食時に重ねたことと会場が食堂までの途中にあったことから多くの見学者で大盛況のコンテストとなりました.表彰は上位チームは部門講演会の懇親会において姫野龍太郎部門長より,そのほかの表彰はコンテスト終了後に宮地英生総務委員長より授与いただきました.応募者は大学および高専の学生で流体工学をほとんど学習していない大学低学年生の挑戦もあり,今後の活躍が期待されます.

  コンテストの結果は以下の通りです.


■結果

最優秀賞 「驚粒体験」
金沢大学:海野峻太郎,小坂俊敬,高道勇成,中村紀之,
元井博康,森快貴

審査員コメント:粒体を流体に使う.創意工夫が強く感じられ,かつ見ていて楽しい.実際への応用もできそうである.

図6 作品紹介の様子 図7 表彰後のメンバー

優秀賞 「スパイラルマウンテン」
富山大学:冨岡政裕,春原健二,水野裕司,三村直史

審査員コメント:手間のかかるものをまじめに作っており,完成度が高い.自然エネルギ利用の観点からも,製作面でも楽しそう.

図8 作品紹介の様子 図9 表彰後のメンバー

特別賞 「NARUZOくん〜癒しのメロディ捧げます〜」

金沢工業大学:青山拓矢,竹内佑貴

審査員コメント:やや未完成であるが,作品に意欲が感じられ,流体利用を積極的に試みている.見ても楽しい.

図10 作品紹介の様子 図11 表彰後のメンバー

ドリーム賞 「風の神え?お留守」
立命館大学:松本悠,松井優貴

審査員コメント:着眼点がとても面白く評価できる.気持ちよさそうである.少し説明不足な点があり,まだまだ工夫が欲しい.

図12 作品紹介の様子 図13 表彰後のメンバー

アイディア賞 「ホースでぴゅっ!?」
金沢大学:井上博晃,北川新也,小島隆昌

審査員コメント:アイディアは単純だが,流れの理論に直結しており面白い(授業で使えそう!).ただ,その効果(印象)を強める一工夫が,説明とともに欲しかった

図14 作品紹介の様子 図15 表彰後のメンバー

 


審査員

流体工学部門 部門長 姫野 龍太郎 先生(理化学研究所)
流体工学部門 副部門長 新美 智秀 先生(名古屋大学)
流体工学部門 委員長  高橋 勉 先生(長岡技術科学大学)
第5回流れの夢コンテスト 実行委員長 佐藤 恵一(金沢工業大学)
第5回流れの夢コンテスト 特別講演講師 増山 豊 先生(金沢工業大学)
第5回流れの夢コンテスト 特別講演講師 檜山 浩國 先生(荏原総合研究所)
実行委員会実行委員    
協賛企業のみなさま    
流体工学部門講演会一般参加者    

今回でコンテストも5回目となり,特に感じられたのは,単なる流体力学の知識からアイディアを作品として実現したものだけでなく,流体工学のみならず様々な分野の現象を複合させようと試みた作品が多く見られたことです.また,プレゼンテーションをする学生の対応も明朗かつ丁寧で,人間的にもしっかりした学生ばかりでした.敢えて難をいえば理論的な裏づけ,そして説明が少し不足している感じがしました.流れ現象は,渦,揚力,噴流,流体音,機能性流体,コアンダ効果,ベルヌーイ力...など創意工夫の種の宝庫です.これらをうまく利用したチーム,アイディア倒れのチーム,完成度の高いチーム,本番に弱かった?チームなど,いろいろ認められますが僅差の勝負でした.

来年第6回は,関東地区で開催の予定で準備が進められています(幹事 石川 仁 先生(東京理科大学)).テーマはエコノミー・エコロジー(と聞いていますが正式な発表を参照ください)です.ものづくりを絡めた卒業研究に最適と思われますので,もっともっと参加者が増えて欲しいと思います.

このように大会が年々盛り上がりを見せているのも,参加学生諸君の奮闘はもとより,本コンテストの趣旨に賛同いただき,資金面を中心にご支援いただいた企業のみなさま(石川島播磨重工業株式会社サイバネットシステム株式会社澁谷工業株式会社株式会社ジャストシステム株式会社スギノマシン株式会社日立製作所武蔵エンジニアリング株式会社),そして流体工学部門役員の先生方,大学・高専の指導・引率の先生方,コンテスト実行委員の先生方のご協力の賜物と思います.関係の皆様,誠にありがとうございました.本コンテストも恒例化し,毎年続けて応募する大学も増えているようです.今後さらなるコンテストの発展を期待します.

更新日:2005.11.25