ニューズレター

流れ 2009年9月号 目次

― 特集テーマ: 特集テーマ: 界面を含む流れのシミュレーション ―

  1. 分子シミュレーションで見た微小気泡
      松本 充弘(京都大学)
  2. Cahn-Hilliard方程式を用いた界面追跡法による混相流のシミュレーション
      辻本 公一(三重大学)
  3. 二相系格子ボルツマン法による混相流シミュレーション
      稲室 隆二(京都大学)
  4. 界面体積追跡法の最近の進展とサブクール沸騰解析への展開
      功刀 資彰,伊藤 啓,小瀬 裕男(京都大学)
  5. 気泡力学へのGhost Fluid法の適用
      高比良 裕之,小林 一道(大阪府立大学)
  6. 編集後記
      瀬田 剛(富山大学),岡森 克高(ソフトウェア クレイドル),細川 茂雄(神戸大学)

 

ニューズレター2009年9月号編集後記

 今年は,例年にない長梅雨でしたが,天からの雨により育まれた稲穂が頭を垂れ,秋の気配がすでに漂っています.一方,数値シミュレーションの世界では,たった一滴の雨粒ですら,帯電や吸着など未知の現象を伴い複雑に変形する界面が存在するため,その挙動を解析することは難しく,様々な問題と直面しています.9月号の特集テーマを「界面を含む流れのシミュレーション」とし,数値流体力学の各分野のエキスパートで,国際的に第一線で御活躍中の5名の先生方にニューズレターのご執筆をお願いいたしました.

 最新の研究情報をご提供いただくと同時に,専門家でしか知り得ない移動境界問題に対する各計算手法特有の難しさと,その問題点を解決するに至るブレイクスルーとを大変分かり易く解説していただきました.また,マイクロバブル,液膜噴流,固液混相流,サブクール沸騰,気泡と衝撃波との干渉など,様々な空間スケールでの混相流の計算事例を,アニメーションを交えてご提示いただき,混相流の理論的解明に関わる大変興味深い話題を多数提供していただいております.本記事により多くの研究者や技術者の方が混相流の研究にご興味を持っていただければ幸いです.

 末筆ではございますが,ご多忙中にも関わらず,特集テーマについて話題をご提供いただきました執筆者の先生方に厚く御礼申し上げます.

9月号担当
瀬田剛(富山大学)
岡森克高(ソフトウェア クレイドル)
細川茂雄(神戸大学)

更新日:2009.9.1