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No.07-131 講習会 CFDの基礎とノウハウ 〜より良い解を得るために〜 の報告

千葉科学大学 戸田和之

実施報告:

 2008年1月16日(水)に,明治大学駿河台キャンパス リバティタワー16階1166教室にて「CFDの基礎とノウハウ 〜より良い解を得るために〜」と題した講習会を開催し,105名の参加者を得ました.

趣  旨:

 商用コードの台頭に例を見るように,CFDは設計や予備試験のツールとして有効に用いられるようになっています.このような状況にも関わらず,CFDには普遍的な手法が確立しておらず,様々な離散化法・スキーム・物理モデルの中から,着目している現象に対する適切な選択が必要です.ところが,一般ユーザにとってこの選択は非常に困難であり,商用コードを用いて信頼性の高い解を得るには委託に頼らざるをえない現状を招いているのではないでしょうか.さらに,研究者ですら応用分野への適用において,所有しているソフトウェア資産等に縛られて常に適切な選択をしているとは限りません.本講習会は,代表的な計算手法の適合性を簡潔に説明することによって,計算対象に適した手法の選択に指針を与えるものです.商用コードをすでに導入されている方,これから導入を考えている方,また,CFDコードの作成に取り組む研究者・学生に対して,有用な知識・ノウハウの供給源となることを期待しています.

題目・講師:

9:00 〜 10:30 「CFDの全体像と手法の位置づけ」
姫野龍太郎氏(理化学研究所)
10:40 〜 12:00 「離散化手法とスキームの基礎と選択法」
嶋英志氏(宇宙航空研究開発機構)
13:00 〜 14:30 「物理モデルの基礎と選択法」
山本誠氏(東京理科大学)
14:40 〜16:10 「境界条件の基礎と設定法」
戸田和之氏(千葉科学大学)
16:20 〜 17:00 「質問コーナー」
山本誠氏(東京理科大学),戸田和之氏(千葉科学大学)

講習会の状況:

大学の講義では感じられない聴講者の真剣な眼差し

アンケート結果(回収率:90%):

総 括:

 多くの方々に参加いただき,現在のCFDに対する需要の高さが伺えます.アンケート結果から判ることは,参加者の大半が20〜30才代で開発業務に着手されているということです.これより,実務に直結したCFDの知識に需要があると推測できます.半数以上の方が,本人の意志で講習会に参加されたのは喜ばしいことです.印象に残った講師として山本誠先生が群を抜いております.このことより,先生が担当された物理モデルの実用性に関して問題を抱えている方が多いのかもしれません.

  反省点としては,終了時間が若干延長してしまったこと,当日使用したスライドを前もって配布できなかったことです.前者に関しては,休憩時間を前もって長めに設定しておくことで解決できると考えております.また,スライド配布に関しては,今回は後日配布で対応しましたが,講習会当日までに配布できるシステムを検討する必要があるでしょう.

  最後に,ご多忙中にも関わらず参加して下さいました皆様に,心より御礼申し上げます.

更新日:2008.2.16