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No.10-20 講習会「自動車開発における流体力学の活用」 実施報告

芦屋大学 中川 邦夫

 2010年3月12日(金)に標記の講習会が常翔学園大阪センターにおいて開催されました. 受講者数は社会人27名(会員17名),学生4名(会員2名)の計31名でした.講師には当該分野の第一線で活躍されている東京都市大学 郡 逸平 先生,ダイハツ工業 池田 和外 先生,大気社 山本 芳嗣 先生,三菱自動車 柳本 憲男 先生,デンソー 浅野 秀夫 先生,トヨタ自動車 炭谷 圭二 先生の計6名を迎え,下記の題目で講演を頂きました.最後に設けた質疑応答時間ではEFD,CFDの基礎的な事項から,講師が回答に苦慮する各企業ノウハウに係わる内容までの,多岐に渡って活発な意見交換が行われました(写真1〜6).

題目・講師

10:00〜11:00 自動車と流体力学 郡 逸平(東京都市大学)
11:10〜12:00 自動車開発におけるEFDの活用 池田 和外(ダイハツ工業)
13:10〜14:00 EFDのツールとしての自動車用風洞 山本 芳嗣(大気社)
14:10〜15:00 自動車開発におけるCFDの活用 柳本 憲男(三菱自動車)
15:10〜16:00 自動車部品開発における流体力学の活用 浅野 秀夫(デンソー)
16:10〜17:00 トータルエアロダイナミックスによる自動車の空力開発 炭谷 圭二(トヨタ自動車)
17:00〜17:30 質疑応答  

 自動車開発にテーマを絞った講習会であったため,昨今の経済状況もあり,受講者数を不安視しましたが,受講申込者32名(当日1名欠席)と一応の結果が得られたと考えます.また,内容が多岐に渡り,講師の持ち時間も短かったため,受講者の方々の消化不良を懸念しましたが,アンケート結果(表1)を見ると,受講者皆さんの理解度は高く,概ね満足をして頂いたと考えられます(非常に満足+概ね満足=83%,多少不満+不満=0%).受講者層は講習会開催の趣意に沿い若手(20,30代)が約80%を占めたものの,学生の参加者が4名と少なく,開催時期に問題があったと思われます.また,参加費用については,約60%の受講者が高いと感じており,今後の検討課題と考えます.テキストは概ね好評でしたが,パワーポイントのコピーをテキストに加えて欲しいとの要望もあり,講習会テキストの作成要領として検討すべきと考えます.

 なお,今後企画されれば参加したい講習会として以下の回答がありました.「流体力学の基礎的な講習会」,「非定常流の流体力学」,「自動車の空力,空力騒音」,「自動車部品開発に係わる流体力学の活用」,「製品開発プロセスにおけるCFDの活用事例」.さらに流体工学部門以外で自動車に係わると考えられる講習会としては,「破壊力学に関する講習会」,「転がり抵抗についての講習会」が挙げられています.

 末筆になりますが,年度末のお忙しい中,ご参加頂いた受講者の皆様,内容豊富な講義とテキスト作成を頂いた講師の皆様,および部門担当職員の曽根原 雅代 様に厚く御礼申し上げます.なお,本報告に掲載した写真は講習会WG幹事 関下 信正 先生(豊橋技術科学大学)からご提供頂きました.改めて感謝致します.

写真1.講習会の様子1 写真2.講習会の様子2

 

写真3.郡 先生 写真4.池田 先生 写真5.山本 先生
     
写真6.柳本 先生 写真7.浅野 先生 写真8.炭谷 先生

 

表1.アンケート集計結果(回答数29)

更新日:2010.4.5