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No.10-88 講習会
「実験流体力学−マイクロ流れ実験の基礎と応用−」開催報告書

首都大学東京 小方聡

 2010年8月23日(月),24日(火)の二日間にわたり,“実験流体力学−マイクロ流れ実験の基礎と応用−”が機械学会会議室で開催されました.受講者数は,社会人7名(会員7名),学生17名(会員5名)の計24名でした.講師には,東洋大学 望月 修 先生,慶應義塾大学 佐藤 洋平 先生,東京大学 杉井 康彦 先生,産業技術総合研究所 染矢 聡 先生,東京大学 高木 周 先生,首都大学東京 小方 聡,マイクロ化学技研(株) 菊谷 善国 先生,首都大学東京 楊 明 先生,東京大学 大島 まり 先生,東京工業大学 山本 貴富喜 先生の計10名をお招きし,下記の題目で講義をしていただきました.

1日目 (8月23 日(月)9:30〜17:00)

9:30〜10:45 「マイクロ流れの流体力学」 望月 修(東洋大学)
10:45〜12:00 「ナノ・レーザ誘起蛍光イメージング法によるマイクロチャネル壁面
   ゼータ電位分布計測」 佐藤 洋平(慶應義塾大学)
13:00〜14:15 「顕微鏡観察とマイクロ流れ計測」 杉井 康彦(東京大学)
14:15〜15:30 「マイクロLIF/TSP」 染矢 聡(産業技術総合研究所)
15:45〜17:00 「マイクロ分散相の流体力学」 高木 周(東京大学)

2 日目 (8月24 日(火)9:30〜17:00)

9:30〜10:45 「近接場光によるマイクロ流れの流動測定」 小方 聡(首都大学東京)
10:45〜12:00 「ガラス製マイクロ化学チップの加工」 菊谷 善国(マイクロ化学技研(株))
13:00〜14:15 「金属材料などによるマイクロデバイスの創成」 楊 明(首都大学東京)
14:15〜15:30 「共焦点マイクロPIV によるマイクロ混相流れの可視化計測」
    大島 まり(東京大学)
15:45〜17:00 「マイクロ・ナノ流体デバイスのライフサイエンス応用」
    山本 貴富喜(東京工業大学)

 マイクロスケールの流体力学の基礎から種々計測方法,マイクロデバイスの作製方法,ライフサイエンスへの応用まで,最先端の内容であり,充実した物になりました.今回の講義参加者は機械系の方から医療系,バイオ関係と様々な分野に渡りました.

 参加者の皆様にご記入いただいた受講後アンケートの結果では,理解度,満足度ともに高い回答が得られ,受講者の皆様にとって有意義で満足いただけた講習会になったと思います.参加費用に関しては「やや高い」というご意見が目立ちました.特に地方からの参加者からは2日間の講習会のため,旅費の他に宿泊日もプラスされ割高となるという意見もありました.テキストに関しては,当日のスライドとの相違を指摘している意見が若干ありました.これは各講師の先生方が公表前の最新の研究成果を当日特別に講演されたことにも関係していると考えられます.また,内容が少々マニアックとの意見や難しく理解できないとの意見も数件あり,今後はもう少しマイクロ流れの基礎(教科書的な内容)についての講習会も必要ではないかと感じました.

  最後に,本講習会にご参加いただいた受講者の皆様,ご多忙中にも関わらず講演をお引き受け下さった講師の方々,および部門担当職員の曽根原 雅代 様に厚く御礼申し上げます.

写真1 講義の様子 写真2 受講者の様子

 

図1.アンケート結果(回収率88%)

更新日:2010.9.8