No.13-14講習会 「流体騒音・振動」 ―報告書―
東京大学 大島まり
2013年3月7日(木)に「流体騒音・振動」をテーマに講習会を行いました。当初は参加者60名程度と募集していましたが、当日は実際に88名が参加され、大変盛況な講習会となりました。参加者の内訳は、企業の研究開発分野が36人(53%)、企業の研究開発および設計業務分野が3名(4%), 企業の設計業務分野が11人(16%)であり、企業からの参加者が半数を超えていました。このことから、企業における「流体騒音・振動」への高さがうかがえると思います。
講習会のプログラムは、数値シミュレーションと実験の2つの分野から各2名の講師による講義から構成されていました。数値シミュレーションは、東京大学加藤千幸先生、早稲田大学滝沢研二、実験は慶応大学小尾晋之介先生、豊橋技術科学大学飯田明由に講義いただきました。講習会に対する満足度は、非常に満足10名(15%)、概ね満足が35名(51%)と比較的高いと言えるのではないかと思います。
おかげさまで企業からの参加者が多かったため、本講習会は黒字となりました。また、講習会のあとの懇親会にも多くの方々にご参加いただき、講師の先生方とともに活発な交流が行われました。最後に、ご協力いただきました講師の先生方、関係者の方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
【趣旨】 | 流体によって引き起こされる騒音や振動は,流体機器において重要な課題です。本講習会では数値シミュレーションと実験から2名ずつ講師をお呼びして数値シミュレーションと実験の2つの面から流体騒音・振動を取り上げ、各分野の基礎から最新の研究の動向を講義しました。 | ||||||||||||||||
【開催日】 | 2013年3月7日(木) | ||||||||||||||||
【会 場】 | 東京大学生産技術研究所 DW-601 | ||||||||||||||||
【プログラム】 |
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【聴講料】 | 会員20,000円,会員外30,000円,学生員/大学院生の会員* 5,000円,一般学生7,000円 | ||||||||||||||||
【講習会の様子】 | 講義の風景 加藤千幸先生の講義 滝沢研二先生の講義 小尾晋之介先生の講義 飯田明由先生の講義 懇親会 |
【アンケート結果】
参加人数 | 88名(委員講師関係者含) 回答数名68名 回答率77.27% |
○年齢 | 20代 76%, 30代 12%,40代 8%,50代 4% |
○仕事 | 企業の研究開発 32%,企業の設計業務 6%,教員 10%,学生 50%,その他の業務 2% |
○参加のきっかけ | 機械学会誌の会告原稿 8%,機械学会のWeb 23%,上司・先生・知人の紹介 64%,メーリングリスト 4%,その他 2% |
○参加費用 | 高い 6%,やや高い 39%,妥当 53%,多少安い 2%,安い 0% |
○使用テキスト | 良い 8%,概ね良い 31%,普通 35%,若干悪い 12%,悪い 0%,未記入 2% |
・パワーポイントの資料が全ての講義でほしい ・パワーポイントの資料はカラーが望ましい ・文章としてまとめたテキストの方が後日参考にしやすい ・講師によるばらつきを無くしてほしい ・もう少し基本的な部分に関する解説もほしかった |
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○理解度 | かなり理解した 10%,概ね理解した 63%,余り理解できなかった 25%,殆ど理解できなかった 0% 未記入 1% |
○満足度 | 非常に満足 15%,概ね満足 51%,普通 26%,多少不満 4%,不満 1%,未記入 1% |
○ご意見,今後の講習会企画の要望 | ・開催を多くして欲しい ・本テーマに関する実演習も含めた講習会(2日間でも可) ・振動や数値流体解析の基礎と応用 |
更新日:2013.8.28