分科会・研究会

A-TS05-02 平成15年度流力騒音研究会活動報告

主査 梶 昭次郎  幹事 丸田 芳幸

流力騒音研究会は,空気や水などの流れに起因して発生する騒音の発生原因,伝播・放射経路の解明や,その低減制御方策の確立等に興味を持つ研究者,技術者が構成員となり,毎年1回集まって,研究成果の発表・討議と情報交換を行っている.航空機騒音を始め,新幹線や乗用車の騒音,発電用風車から家庭用ファンの騒音,人体呼吸音から水琴窟,トイレの流水音まで対象とする音は幅広く,純粋流体力学的アプローチから能動制御に至るまで対処の方法も極めて広範囲に及んでいる.最近はコンピュータの発達に伴い,流力騒音現象を,数値流体力学(CFD)の手法を駆使してその内面に迫る動きも活発になって来ている.
ご関心の向きには,ぜひ当研究会に参加して活動されることをお勧めする.毎年12月にシンポジウムを開催しており,平成15年度は京都で開催された.第23回流力騒音シンポジウムのプログラムは以下の通り.


第23回 流力騒音シンポジウム講演プログラム

平成15年12月4日(木),5日(金) 
京都大学 京大会館           

第1日目 12月4日(木)

13:00−13:10 開会

13:10−14:40
(1)Numerical and Experimental Investigation on the Effect of Surface Impedance for Reducing Sound Radiation from a Circular Cylinder
Indika Yahathugoda and Sadao Akishita (Ritsumeikan University)

(2)差分格子ボルツマン法による空力音の直接計算
蔦原道久(神戸大)

(3)超音速噴流の特性に対するノズルリップ厚さの影響
青木俊之(九州大),權容T(九大院),宮里義昭(九大総理工)

14:40−15:00 コーヒーブレイク

15:00−17:00 
(4)超音速円形ジェットの振動モードの遷移
梅田吉邦(京都大),石井隆次(京都大)

(5)水注入による高温超音速ジェット騒音の低減に関する実験
平井 誠(三菱重工),有田 誠,大坊 俊彰(JAXA),梅林 孝(IHIエアロスペース),
山本 祐司(三菱重工)

(6)2次元マイクロフォンアレイによるパンタグラフの音源探査
山崎展博,長倉清,池田充(鉄道総研)

(7)相関のある異なる音源を分離する解析方法の研究
南 智之(JR東海),K. K. Ahuja (Georgia Institute of Technology)

17:30−19:00
懇親会 京大会館


第2日目 12月5日(金)

9:20−10:50
(8)気柱共鳴騒音に及ぼす管群段間の隙間の影響とバッフル板による防止対策
濱川洋允(大分大),深野 徹(九州大),宮城英伸(中央発条)

(9)非定常流の空気吸い込みによる音の発生
望月 修(東洋大),重藤 博司(東陶機器)

(11)各種柔毛材の空力騒音低減効果に関する研究(その1)
西村正治,小林清高,立石大,後藤知伸(鳥取大)

10:50−11:05 コーヒーブレイク

11:05−12:05
(10)有限な計算領域における二重極音の評価手法
高石 武久(鉄道総研),加藤千幸(東大生研)

(12)ヘリコプターロータの空力騒音予測手法について
近藤夏樹,青山剛史,齊藤 茂(宇宙航空研究開発機構)

12:05−13:10 昼食

13:10−14:40
(13)縦軸風車から放射される空力騒音の予測
飯田明由,水野明哲,福留佳子(工学院大)

(14)低騒音ファン静翼の開発
土屋直木,中村 良也(石川島播磨重工)

(15)ハイブリッド型ファンの開発
有永政広(三菱電機)

14:40−15:00 コーヒーブレイク

15:00−16:00
国際会議出席報告
   9th AIAA/CEAS Aeroacoustics Conference 土屋直木(石川島播磨重工)
   4th ASME/JSME Joint Fluids Engineering Conference 丸田芳幸(荏原総研)

以上

更新日:2004.4.7