分科会・研究会

A-TS05-09 流体工学部門第81期北海道地区流体工学研究会活動状況

研究会主査: 坂本弘志(北見工業大学)
幹  事:    森谷  優(北見工業大学)

日本機械学会流体工学部門研究会「北海道地区流体工学研究会(A-TS05-09)」は,現在約50名の参加会員のもとに活動しています.年3〜4回の研究会を開催し,1回の研究会にそれぞれ複数のテーマを設定し,研究活動の活発化と情報の交換を行っています.平成15年度は3回の研究会を開催いたしました.開催された研究会の具体的な内容はつぎのものとなっています.

(1)第1回研究会(平成15年6月20日開催,参加者20名)
@ 「科学技術振興事業団の事業内容について」
   鈴木雍宏 氏(特許主任調査員)
A 「光合成微生物の増殖過程における流れの影響と固液濃縮分離に対するTaylor渦の可能性について」
   河合秀樹 氏(室蘭工業大学)
B 「高性能防雪柵の特性」
   大廣智則 氏(理研興業(株))

外部資金の導入は,大学における研究活動をささえる上で,今後益々重要なものと考えます.科学技術事業団の研究補助金の制度や特許について鈴木雍宏特許主任調査員より,詳しい解説がされました.また光合成微生物の増殖過程に対する流れの影響等についてや,企業で開発した北海道特有の技術である防雪柵についての話題提供がありました.

(2)第2回研究会(平成15年8月22日開催,参加者15名)
@ 「気泡流中の層流・乱流せん断応力伝達の低減メカニズム」
   村井祐一 氏(北海道大学)
A 「生物の飛行機構」
   須藤誠一 氏(いわき明星大学)

気液2相流れにおけるせん断応力の低減メカニズムについて,わかり易く解説されました.また生物の飛行は,大変に興味のある問題で,研究成果をもとに話題の提供がされました.

(3)第3回研究会(平成16年2月27日開催,参加者27名)
@ 「バイオミメティクス」
   望月 修 氏(東洋大学)
A 「地方大学の一つの研究活動−地域の特色を生かした2, 3の研究紹介−」
   坂本弘志 氏(北見工業大学)

小動物や微生物の運動は,機械技術者や研究者にとっては極めて興味のある問題であります.近い将来の微小ロボットの開発の糸口になるものです.「バイオミメティクス」というテーマで,研究の動向等を主体に話題の提供を東洋大学の望月修教授から戴きました.また地方の特色を生かした2, 3の研究紹介として,北見工業大学坂本弘志教授から話題の提供がありました.地方大学は今後その存在をかけて,特色のある研究が求められるものと思います.一つの参考になる話題でした.


東洋大学 望月教授による話題提供

更新日:2004.4.7