分科会・研究会

A-TS 05-24 プラズマアクチュエータ研究会

主 査: 瀬川 武彦(産業技術総合研究所)
幹 事: 深潟 康二(慶應義塾大学),松野 隆(鳥取大学),野々村 拓(宇宙航空研究開発機構)

報告事項:

 本研究会は,新しい流体制御デバイスとして期待されているプラズマアクチュエータに興味を持つ委員が大学,民間企業,研究機関から参加し,プラズマアクチュエータの研究開発促進に向けた情報交換を目的として2013年12月1日に発足した.今期末の委員登録数は前期から5名増加し,66名(大学・高専:32名,民間企業:24名,研究機関:10名)となった.

  今期はシンポジウムを2回開催した.2017年3月18日,19日に東北大学青葉山キャンパス/秋保温泉 華の湯で開催された第4回シンポジウムでは,委員5名からの話題提供,講師3名による基調講演,2017年11月24日,25日に慶應義塾大学矢上キャンパスで開催された第5回シンポジウムでは,委員3名からの話題提供,講師3名による基調講演を行い,それぞれのシンポジウムにおいて主査・幹事による本研究会の活動報告および大学生・大学院生によるポスターセッションも実施した.年々,企業所属の参加者が増加しており,プラズマアクチュエータの基礎研究から乗用車などの流体機械への適用に向けた応用研究に渡る幅広い話題に対して,活発な意見交換が行われた.

  また,本研究会全体の取り組みの一つとして,性能評価を行う上で基準となるプラズマアクチュエータ(基準PA素子)の配布を開始した.基準PA素子の仕様は,上記シンポジウムや日本機械学会2017年度年次大会(埼玉大学)で企画したワークショップ「流体工学部門プラズマアクチュエータ研究会:自由討論」における意見交換,および委員へのアンケートにより決定した.初回となる基準PA素子の配布は,2017年10月から取得希望機関と産業技術総合研究所が研究試料提供契約を締結することにより開始され,今期末での契約件数は 12件(10部局)となった.

 2014年1月に設営した本研究会のホームページ(http://plasma-actuators.jp/)では,これまでに引き続き研究会主催のシンポジウムに関するアナウンスに加え,プラズマアクチュエータ研究に関する最新情報や関連会議の会告を行うとともに,委員限定でアクセス可能な掲示板も開設している

その他:

A-TS 05-24「プラズマアクチュエータ研究会」では優秀発表表彰規定を制定し,第4回および第5回シンポジウムにおいて表彰を行った.受賞者と発表タイトルは以下の通り.

第4回シンポジウム(2017年3月18日〜19日) 
・中井 公美(農工大)「交流高電圧波形が3電極プラズマアクチュエータの性能に与える影響」
・今野 海航(東北大)「シュリーレン法を用いたナノ秒パルス駆動型プラズマアクチュエータ駆動時における翼前縁周りの可視化」
・Sagar Bhandari (東北大)「High Resolution Velocity Measurement of Flow around Leading Edge of Airfoil Controlled by NS-DBD」

第5回シンポジウム(2017年11月24日〜25日)
・中野 朝(農工大)「緩急勾配を持つ電圧波形がアクチュエータの体積力生成に与える影響の数値解析」
・佐藤 慎太郎(東北大)「DCバイアスされたナノ秒パルス電圧を用いたプラズマアクチュエータの放電特性および誘起流れに関する数値解析」
・福田 愛(鳥取大)「鋸歯三電極プラズマアクチュエータ誘起噴流推力の向上」

更新日:2017.5.8