大きなものの後ろは得をする
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- 平板や四角柱を流れの中に置くとはく離が起こり、物体の後ろで循環する流れができます。
- 平板や四角柱の後ろに他の物体を入れると、循環する流れによって前の物体に引き寄せられます。
- マラソンや自転車のロードレースではこの原理を利用して空気抵抗を減らし、エネルギーの消費を減らすことができます。ですからできるだけ先頭に立たず前の選手について行こうとするかけ引きがあるのです。
- さらに、この実験のように前の物体がある程度大きいときには、空気抵抗を減らすだけではなく推進力(前に進める力)がはたらく場合があります。
【キーワード】 | はく離、空気抵抗 |
【関連項目】 | 軽いものを速く落とす、板の後ろの流れ |
【参考】 | 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P136-139. 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P66-69、P164-165. |
更新日:2015.2.1