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コーヒーとミルクで流れを見る2(四角い棒の後ろ)

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • コーヒーにミルクを浮かべて流れの様子を観察してみましょう。
  • 四角い棒を動かすとその後ろに循環する流れ(渦)ができ、この現象を「はく離」といいます。カードの場合と同様です(コーヒーとミルクで流れを見る1)。
  • 流れは急に曲がることはできません。四角い物体の場合には急に後ろに回り込むことができず、渦ができるのです。
  • はく離で発生した渦(はく離渦)は次々に四角い棒から離れていきます。
  • この実験動画のように流れを目に見えるようにする技術を「流れの可視化」といいます。流体力学の研究や開発でしばしば用いられています。
  • なお、実験が終わった後、使ったコーヒーはスタッフでおいしくいただきました。
【注意】

カードの場合(コーヒーとミルクで流れを見る1)と同様に「一見乱れた流れ」ですが、この実験動画は「乱流」ではなく「層流」です。ミルクの線がはっきりと残っていることから確認できます。

 

【キーワード】 はく離、流れの可視化
【関連項目】 コーヒーとミルクで流れを見る1コーヒーとミルクで流れを見る3
【参考】 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P68-69.
日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P174-179.

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更新日:2016.10.1