流れの読み物

Home > 流れの読み物 > 楽しい流れの実験教室 > 空中やじろべえ

空中やじろべえ

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 発泡スチロール製の半球の上をカットして中央に穴を作ります。まわりに8本の足(竹ひごなど)を付け、その先におもりになる発泡スチロール球(この実験では直径40mm)を取り付けます。
  • 下からドライヤーで風を当てると、空中やじろべえは浮き上がります。
  • 周囲におもりが付いているのでバランスが取れます。足は長いほど安定しやすくなりますが、おもりをあまり重くしすぎると浮き上がらなくなりますので注意してください。
  • ドライヤーの風がやじろべえの中心からずれると(解説図は左にずれている場合)流れは右向きに流出し、反動(反作用)で半球には左向きの力がはたらきます。その結果、やじろべえはドライヤーの風の中心の方(左に)に移動することになります。流れが物体に当たって曲がるとき、物体はその反対方向に移動します。「丸と四角」の四角の動きと同じです。
  • やじろべえが空中に浮いているのは空気抵抗によるものです。
  • 全体があまり重くならないように注意してください。
【キーワード】 運動量理論、空気抵抗
【関連項目】 丸と四角1丸と四角3
【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P140-143

◀ 前の実験へ

更新日:2017.4.1