第81期 部門長からのメッセージ
第81期 流体工学部門長 九州大学 先導物質化学研究所 教授 速水 洋 |
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます.
今期(81期)も残すところ3ヶ月になりました.今年もご協力ご支援をよろしくお願いします.
さて,部門長の挨拶として何回か書き換えるとお約束していましたが,これまで延び延びになってしまいました.そこで,今回は中間報告として,部門協議会の1年を振り返ってみます.
この部門協議会は,機械学会の各部門の部門長(部門長が出席できない場合には代理が要請される)で構成される委員会です.議長は企画理事が兼任で,今期は柏木理事(東農工大)が担当されました.以前は,各支部長との合同の会議でしたが,現在では分離されています.本協議会は,企画運営に関する運営・実施処理に必要な諸般の事項を審議し,かつ学会長の諮問に応ずることが規定に定められています.具体的には,1)所属部門の設置,改廃の立案および各業務分野の割当と調整,2)各部門への行事計画の依頼と調整,3)部門交付金取扱いに関する事項,4)学会の学術活動の検討,5)協議会直属分科会(P-SCC)の設置・廃止に関する事項,6)部門・支部間の行事の調整ならびに相互協力に関する事項,7)他学協会との共同行事の審議,8)その他理事会から要請された事項および企画運営上の問題点の検討,などです. 通常年間4回開催されます.今期は,5月8日,7月24日,10月1日,11月27日の4回でした.皆様へは逐一ご報告をすべきだったと反省しております.ここでは手短に年間を通したご報告をさせていただきます.
- 部門のポリシーステートメントを学会誌に掲載する点が審議されました.その結果,1月号に掲載されますので,是非ご一読ください.
- 編集理事から,論文集(和文・英文)の発行形態(部門での編集権の強化等)の改善案について説明があり,各部門での検討依頼がありました.これについては所定のアンケートに回答しました.この件については,最終回にアンケート結果の説明があり,さらに審議を重ねております.部門毎に相当の温度差があるようです.
- 支部・部門活性化委員会から,部門横断的新分野対応型研究組織(概要)の説明があり,議論をしました.
- 部門交付金の配分法について問題点が議論されましたが,前期の方針を向こう3年間は維持し,矛盾点(例えば,負の交付金)については議長判断で財務理事会に善処方依頼することにしました.
- 本部門期から二つの要望を出しました.1)新技術開発レポートに代わる「匠の技術」賞の企画,および2)学会メーリングリスト使用時の添付ファイルの可能性についてです.1)については,部門講演会での企画としての認可は頂戴しました.ただ,横断型の技術についての取扱いなどまだ検討すべき点が残されています.2)については,残念ながら,許可されませんでした.このIT時代においていささか問題を残した形になっております.アウトソーシングの形が問題な点もありますが,学会としての積極的な対応をさらに要望していくことが必要かと考えておいます.
さて,最近の情報戦略は急速に進歩しております.例えば,本部門が配信しておりますニュース等は登録をされた会員へのサービスの一つです.
また,このニュース配信を初め,ホームページ(http://www.jsme.or.jp/fed/)は広報委員会の並々ならぬ努力によって日々発展しております.一方,IT環境も発達しすぎており,迷惑メールやウィルスなど極めて不快な情報も氾濫しております.このためかどうかは不明ですが,まだ[fed-info]に登録されていないメンバーが多数おられます.是非とも登録されることをお薦めします(http://www.jsme.or.jp/fed/about/ml/index.html).部門協議会での議論は,委員長・幹事会ならびに運営委員会等でメール会議を含めて議論をしておりますが,会員の皆様の声も是非お聞かせいただければと考えています.皆様のご協力とご支援をよろしくお願いします.
One for all, all for one.