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2001年度(第79期)各委員会からの報告:総務委員会

委員長: 川橋正昭(埼玉大)
幹事: 加藤千幸(東京大)

 学会のあり方についての大きな変革期を迎えている中で,とくに第79期は部門財政についての大幅な変更の第1年目であったため,第78期決算を新たなシステムの下での第79期予算に結び付け,さらにそれを第80期以降の学会財務管理の標準としていくことや,機械振興事業資金部門特定事業資金への積み立てを含む部門の全予算規模,部門活動における経常経費の適正規模,今後維持していくべき部門の実質的資金規模の適正値,などについて検討することが総務委員会に求められた.そのため委員会実務活動の大半は,新たな部門財務管理方針を検討し,それを具体的な予算,決算に反映させていく作業に追われた.それと同時に,経常的な総務委員会担当事項について各委員に分担して頂き活動を行った.

  以下に第79期活動内容の概略を示す.

(1) 委員会構成と担当

 委員会構成は,委員長1名,幹事1名,財務管理委員5名,庶務担当委員5名の合計12名とし,技術,広報,編集,会員の各委員会及び部門講演会実行委員会,各企画実行委員会などと連携しながら,各委員の役割分担の下に,第79期予算の着実な執行と第80期予算案策定などの部門財務の管理,及び,部門表彰補助などの庶務業務を中心とした活動を行った.

(2) 活動内容

 第1回目の総務委員会において,第79期活動方針について審議し,それに基づき各委員の役割分担を決定し,同時に,第78期総務委員会が作成した第79期予算案について,第78期最終決算,第79期部門交付金決定額,第79期より実施される業務委託料の見積りなどを考慮して見直しを行った.

その後は,役割分担に従って,部門推薦評議員候補の推薦,第79期部門賞・一般表彰の事務手続き,第80期部門賞・一般表彰公募,仙台地区で開催された第79期部門講演会における部門賞・一般表彰の授与式の支援及びその広報, 部門講演会における優秀講演表彰の授賞支援及びその広報,第80期副部門長選挙の支援などの総務委員会担当一般事項について個別に活動を行った.
第2回総務委員会では,第79期の予算執行状況を確認すると共に,部門の委員長・幹事会の承認を得て学会事務局提出するための第80期予算案を作成した.

最終の第3回総務委員会では,部門委員長・幹事会にて審議の上決定された第79期繰り入れ分の部門特定事業積立金の内容,および学会の最終的会計処理結果に基づいて修正された決算書案を確認し,さらに第79期の活動全体を総括すると共に第80期総務委員会への引継ぎおよび申し送り事項を確認した.この引継ぎおよび申し送り事項は,部門の活動や財務の一端を把握する上で有用であると考えられるため,その主要点について以下に示す.

* 予算に関連して,部門交付金が第80期より1.5倍に増額される予定であるが,交付金の内の一定割合で業務委託料が徴収されるようになることや,部門の各行事に関して規模や収入に応じた業務委託料が別途徴収されるようになること.
* 2002年11月に名古屋地区で開催される第5回日韓流体工学合同会議に対する部門としての予算措置について.
* 実施予定の企画,流れの夢コンテスト2002,講習会「21世紀の流体工学-大学改革への取り組み」,各種講習会などについての予算措置について.
* PSC研究会への学会からの補助金が廃止されたことを補う部門からの補助,および部門の研究会活動の活性化に対する予算措置について.
* 第80期に予定されている,優れた外国人研究者に対する流体工学部門賞の授与に関連した事項について.
* 日韓流体工学合同会議で行われる優秀講演表彰に関連して,総務委員会が担当する事項について.

 終わりに,第79期総務委員会委員各位の多大なるご尽力に対して改めて謝意を表する.

更新日:2002.3.31