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2003年度(第81期)各委員会からの報告:広報委員会

委員長:塩田和則(東芝)
幹 事:白崎 実(理研)

巻頭言
第81期広報委員会では,第80期に抜本的な更改が成された部門ホームページを継承し,今後に向けた維持発展のための仕組み作りを主題とした活動を推進致して参りました.部門ホームページは,会員各位に対する情報発信の窓口として,近年ますます必要不可欠となりつつあります.今年度は,他委員会との連携に基づく掲載コンテンツの継続的かつ定期的なアップデート,前年度から電子化されたニュースレターの定期的な発行,ホームページ更新のための運用ガイドライン策定など,会員サービスを意識したホームページ作りを推進して参りました.また,次年度オープンに向けた“流体工学関連書籍新刊案内”を新企画として進めており,会員各位にとって魅力的なホームページを目指しております.一方で,この様な部門ホームページに係わる電子情報量の増大に伴ない,部門サーバーの容量拡張の必要性に迫られているのも実状であります.本委員会は,ホームページを含めたインフラ整備を通して,部門活性化と会員サービスへの貢献を今後とも重要なミッションと考えております.
以下,今年度の各活動内容について,報告させて頂きます.

【第81期広報委員会委員構成】

[委員長] 塩田和則(東芝)
[幹 事] 白崎 実(理化学研究所)
[スーパーバイザー] 高橋 勉(長岡技術科学大学)
[ホームページ] 白崎 実(理化学研究所)
佐伯祐志(東芝)
堀口雅之(日機装)
玉川雅章(九州工業大学)
[ネットワーク] 白崎 実(理化学研究所)
[ニュースレター] 川口寿裕(大阪大学) [取り纏め担当]
亀田孝嗣(山口大学)
前田太佳夫(三重大学)
村井祐一(北海道大学)
河合理文(石川島播磨重工)
高橋陽一(富士電機システムズ)
平元理峰(北海道工業大学)
[流れの夢コンテスト2003] 蝶野成臣(高知工科大学) [実行委員長]
一宮昌司(徳島大学) [幹事]
辻知宏(高知工科大学) [広報]
江藤文宣(荏原製作所)
上代良文(高松工業高等専門学校)
西岡卓宏(日立製作所)
[流れの夢コンテスト2004] 宮崎康次(九州工業大学) [実行委員長]
大北裕司(阿南工業高等専門学校)
佐藤岳彦(東北大学)
[新企画
(流体工学関連書籍新刊案内)]
江藤文宣(荏原製作所)

目次
1.ホームページ
2.サーバー,メーリングリスト関係(部門ネットワーク関係)
3.ニュースレター
4.流れの夢コンテスト
5.新企画(流体工学関連書籍新刊案内)

1. ホームページ
A) 概要
2 各委員会のご協力および認知度の向上により,まずまずの更新頻度を実現した.
2 ホームページに掲載しているデータ量の増大にともない,データ格納場所(ディレクトリ構成)の見直しを行い,過去のデータにもアクセスしやすくした.
B) 行事の報告記事について
2 部門行事(国際学会,講演会,講習会,流れの夢コンテスト,部門同好会,部門賞授与など)の報告をホームページに掲載した.
2 第81期の第3回委員長幹事会で,講習会や分科会・研究会活動については,すべて報告記事を掲載することになったこともあり,来年度以降も継続的に情報発信を行う予定.
2 ホームページの即時性を考え,講演会や講習会といったイベント終了から2~3週間後にはその報告記事を公開することを目標とした.次年度もイベント前に依頼を行い,旬の情報を発信していきたい.
C) 日常的な更新について
2 部門長挨拶,部門行事の告知,ニュースレター,公募情報などを中心にホームページの更新,メンテナンスを行った.
2 統一がとれていない箇所もあるが,今後もチェックを行い改善していく予定である.
D) 英語ページについて
2 日本語ページの一部を英語ページとして公開.主として,部門長からのメッセージ,部門組織メンバーのリストなどの簡単なものを中心に公開している.
2 英語ページ作成の方法についての検討を行った.英語ページの展開については,今後も議論を行う必要がある.

2. サーバー,メーリングリスト関係(部門ネットワーク関係)
A) メーリングリストfed-info,fed-allの状況
2 昨年度の始めに議論を行い,機能の異なる2つのメーリングリストを運営.fed-infoは部門からの情報発信専用(一方通行)であり,情報は管理者からのみ発信可能.fed-allは,メンバーが自由に情報発信,議論を行うことが可能である.
2 今期は特に,fed-infoの登録者数を増やすことに注力した.2003年6月と2004年1月に,学会インフォメーションメールにより流体工学部門登録者全員に登録依頼を行った.その結果,928名(5月21日),1322名(6月22日),1538(1月28日)と増加した.登録者数の増加とともに,fed-infoというサービスの認知度も高まり,配信依頼も増えている.
2 9月には部門講演会実行委員会の協力を得て,会場においてfed-info登録依頼のビラを配布した.残念ながら,これによる登録者数の増加はそれほどではなかった.fed-info登録者数1300名以上に対して部門講演会参加者数が436名ということで,もともと登録済の方が多かったことと,ビラによる案内が講演会終了後の登録作業に結びつかなかったことが原因ではないかと考えている.
2 しかし,ビラの効果は新規登録員の増加だけではなく,「fed-infoというサービス」のPRも兼ねている.fed-infoによい情報が流れれば登録者も増え,登録者が多ければよい情報が集まってくるという循環が期待できる.このようなビラの配布を含め,今後も根気強く認知度を高めていく努力が必要であろう.
B) サーバーの状況
2 学会サーバーで部門が使用可能なディスクスペースの残りが少なくなってきている.来期中には手狭になることが予想されるため,現在,部門から学会に対して使用可能な容量を増やしてもらうよう交渉中である.

3. ニュースレター
A) 活動内容
2 編集,発行
・ 流体工学部門ニュースレター「流れ」の2003年8月号,12月号を編集,発行し,ホームページ上に掲載した.また,2004年4月号についても現在準備中である.
2 顔写真の掲載について
・ プライバシーの問題から,今年度は顔写真を掲載するかどうかを執筆者に選択してもらうようにした.実際には,8月号(7名),12月号(5名)に関しては,すべての執筆者の顔写真を掲載した.
2 動画の掲載について
・ 機械学会のサーバーにおいて流体工学部門が使用できるディスク容量は100MBであり,そのうちすでに10MBが使用されている.このような状況から,ニュースレターに掲載する動画のサイズに制約を設ける必要がある.本年度は以下の指針で行った.
・ 1人当たり5MB程度まで
・ 1号当たり15MB以内
・ 1号当たりの上限を超えない範囲で1人当たりの容量を調整可
2 担当者名の記載と編集後記の掲載について
・ 本年度は各号の担当者2名と取りまとめ担当者の氏名を記載することにした.また,編集後記も掲載した.
B) 懸案事項
2 ホームページのディスク容量について
・ 活動内容にもあるように,機械学会のサーバーのディスク容量が限られているため,現在は動画サイズに制限を設けて凌いでいる.しかしいずれ近いうちに限界に達してしまうことは明らかである.ニュースレターを紙媒体からホームページ上での公開へと変更にするにあたって,動画を掲載できるようになることは大きなメリットの一つである.今後も魅力的なニュースレターにしていくために,ディスク容量の増量は不可欠である.
2 ホームページ掲載後の記事について
・ ニュースレターの特集では毎号,興味深い記事を執筆いただいている.これらをホームページ掲載だけに終わらせてしまうのはもったいない.執筆者にとっての記事の重みの観点からも,本にまとめるなど,何らかの形として残るようにした方が良いと思われる.

4. 流れの夢コンテスト
A) 第3回流れの夢コンテスト(夢コン2003,徳島にて開催)について
2003年8月5日,機械学会年次大会が開催された徳島大学キャンパス内の工業会館において,蝶野成臣実行委員長(高知工科大学)のもと,第3回流れの夢コンテストが盛大に行われた.今回の夢コンでは,「見る・聞く・触る」がテーマで,見て愉快になり,聞いてリラックスし,触って楽しくなるような機器が対象であった.流体を利用した新しいアイデアと,人を気持ちよくし和ませることが出来る機器を設計製作していただき,その作品の出来栄えを競うというものである.
コンテストに先立って,高知工科大学の王碩玉教授と荏原総合研究所機械研究室室長の丸田芳幸氏による講演が行われた.王碩玉教授による「健康増進を目的とする乗馬ロボット」と題した講演では,普段聞くことの出来ない"ヒューマンフレンドリーロボット"に 関する非常に興味深い話を聞くことが出来た.また,丸田芳幸氏による講演は「流れと音のハーモニー」と題して行われ,今回のコンテストのテーマである"見る・聞く・触る"に関連した話を聞くことができた.
今回のコンテストでは,全国各地の大学や高専等から合計15チームにも及ぶ参加があり,様々な興味深いアイデアを盛り込んだ作品が発表された. その中には,工学に触れてから間もない大学一年生による作品や,企業に所属されている方の参加もあった.企業で活躍されている方の作品は,多くの学生の興味をひいていた.
作品発表終了後,速水流体工学部門長をはじめとする審査員の先生方の厳正な審査の結果,各賞が次のように決まり,キャンパス内食堂に会場を移して表彰式と懇親会が行われた.
最優秀賞:「ソフトブロック」
近澤敦史・福谷惇史・飯田将彦・井上 淳・高須賀紀史(高知工科大学)
優秀賞:「風の通り道」
西岡昭人・松平隼人・林 誠(阿南工業高等専門学校)
特別賞:「十瓶十色」
吉岡 浩(三菱電機(株)福山製作所勤務)
コンテストにご参加,ご協力をいただいた関係者の皆様方にはあらためてお礼を申し上げたい.
B) 第4回流れの夢コンテスト(夢コン2004)について
来年度は流体工学部門講演会に合わせて,北九州市の北九州学術研究都市内で「第4回流れの夢コンテスト」の開催が予定されている.実行委員長には,宮崎  康次先生(九州工業大学)にご就任いただいた.第3回夢コン実行委員会からの引継ぎ,実行委員の決定,実行委員会の開催がすでに行われており,第4回の夢コンの準備も順調に進められている.

5. 新企画(流体工学関連書籍新刊案内)
A) 活動報告
  従来の「メール座談会」に代わる企画として,「流体工学部門ホームページを定期的に見てみよう」と会員に思わせることを目標に新企画の立案を行った. 当初は部門から会員への一方向の情報発信だけではなく,会員同士お互いやり取りできるものが望まれたが,現状では技術的な問題(日本機械学会のサーバーでのCGI利用制限など)から今期の新企画としてこうした双方向型の企画は見送ることとなった.そこで広報委員各員の意見をもとに再検討した結果,「流体工学関連書籍新刊案内」を部門ホームページ新企画として進めることに決定した.
  現在,新企画の具体化に向けた運用ルールを策定中である.初動が遅れてしまったこともあり,今期中の本格運用は難しい状況であるが,2004年3月末のベータ版アップロードを目標に進めている.
B) 新刊案内の詳細
(1) 紹介図書
  対象とする書籍は日本国内で発行される流体関連の新刊本とし,専門書,教科書的なもの,読み物的なもの問わず広く取り扱う.
(2) 新刊案内情報の発信方法について
    ①流体工学部門ホームページに流体工学関連書籍案内ページを作成
②流体工学部門メーリングリスト「fed-info」への新刊発行(新刊案内ホームページアップデート)情報の配信
  当面は書評的なものは一切行わず,出版社ホームページへの直接リンクを貼り付けることで内容の紹介を代行する.
(3) 新刊発行情報入手方法
  出版社側から流体工学関連書籍に限って特に新刊情報を送信してもらうことは困難なため,部門担当者が以下の方法で情報収集する.
    ①出版社ホームページを定期的にチェック
    ②出版社からの新刊案内メール配信サービスを利用
    ③日本書籍出版協会“これから出る本”(月1,2回発行,無料)を入手しチェック
  調査対象以外の出版社から流体工学関連図書が発行される場合,随時チェックリストに追加していく.

更新日:2003.3.31