2006年度(第84期)各委員会からの報告:広報委員会
委員長:河合理文(IHI)
幹 事:小出瑞康(新潟産大),深潟康二(東大)
はじめに
メーリングリストやホームページを活用し,会員へのサービスおよび流体工学部門のPR活動を行うことが広報委員会の役割です.fed-infoによる情報発信,ニュースレター「流れ」の編集および「イベントカレンダー」,「新刊案内」などのサービスを本年度も継続して進めてまいりました.このように,本委員会の活動の大枠が固まり,分業体制やルーチンワーク化もほぼ達成されました.
また,本年度は次年度中の新デザインでのWebページの公開を目指して検討を行ってきました.Webページのデザインだけでなく,コンテンツの統廃合を含めた見直しを行い,コンテンツの向上を目指しました.
1. 委員会開催状況
[第1回広報委員会]
日時:2006年5月10日(水)12:00~14:00
場所:荏原製作所・羽田本社
[第2回広報委員会]
日時:2006年10月29日(日)8:30~9:30
場所:東洋大学川越キャンパス
[第3回広報委員会]
日時:2005年3月27日(火)13:00~14:00
場所:日本機械学会 会議室
2. 活動内容
- ホームページの更新
- 部門関連,研究会・分科会
年度始めに部門長挨拶,組織一覧を掲載し,各種講演会・講習会・同好会等の報告記事や受賞関係の記事などを適宜掲載した.
更新が滞っていた分科会と研究会の整理を行った.活動中の分科会と研究会,活動終了の分科会・研究会のリストを整理し,前年度分(2005年度)の分科会・研究会活動報告と合わせて掲載した.
- ニュースレター
「流れ」の9月号(都合により8月号から変更),12月号,4月号の編集・公開を行った.テーマ,掲載件数等は以下のとおり.また,伊藤英覺先生(東北大学名誉教授)から,「文化功労者としての顕彰にさいして―研究成果とその波及効果―」の題名で特別寄稿をいただき,ニュースレター4月号に掲載する予定である.
9月号 「風洞・水槽で流れを造る」,4件掲載
12月号 「CFDを用いた流体機械最適設計の最前線」,4件掲載
4月号 「自動車と流れ」,6件掲載掲載 - イベントカレンダー
年度内に2回の情報更新を行った.まだタイムリー・網羅的に情報が提供できているとは言えず,さらに更新頻度のアップを図る必要がある.次年度はツールを利用して情報収集を行い,より頻繁に情報更新を行う予定である. - 新刊案内
年度内に2回の情報更新を行った.新鮮な情報を配信するため,さらに更新頻度のアップを図る必要がある. - HPチェック
今年度はツールを整備し委員の中で気付いた者が随時サーバ内に指摘を書き込めるようにした.これにより,Webページの鮮度が維持できたと考えている.
- 部門関連,研究会・分科会
- メーリングリスト
- メーリングリストfed-infoを通じて,講演会,講習会,人事公募,HP更新などの情報を適宜送信した.fed-infoでの配信件数(06/4/1 - 07/3/21)は135件で,イベント案内112件,人事公募8件,その他部門/広報から15となっている.
- 2006年7月5日にfed-info以外のメーリングリストを廃止した.移行時点で,fed-all登録者352人中344人がfed-infoに移行済であることを確認した.
- 流体工学部門講演会においてfed-infoへの登録の呼びかけを行った.現在の登録者数は1294名で,昨年度末より約60名減少した.3年連続で減少している.登録者の減少は主にメールアドレス変更に伴って配信できなくなったアドレスを整理したことによる.
- 流れの夢コンテスト
- 実施報告
2004年10月28日東洋大学川越キャンパスにおいて,第6回流れの夢コンテストが開催された.今回のテーマはエコノミー・エコロジーで,流体の性質や現象を活かした,「エコノミーな○○○」「エコロジーな□□□」というような,おもちゃ,機械,乗り物あるいは不思議な現象などを発見・考案・提示・製作し,そのアイデアと技術力を競った.スケジュール,コンテストの結果は以下のとおり.[スケジュール]
9:15 ~11:30 準備(昨年度よりも準備の時間を長くとった)
11:30~13:30 コンテスト(実演・ポスターセッション)
13:30~14:20 懇親会兼の昼食会.参加者にアンケートを実施
14:30~15:20 特別講演
講師:本阿弥眞治先生(東京理科大)
題目:”ものづくりプロジェクトと実験流体力学
A role of EFD on project based design”
15:20~15:50 表彰式(さらに上位3チームのみ流体工学部門講演会の懇親会会場にて表彰)
[結果]
最優秀賞 「流体の家」(九州工業大学)
優秀賞 「バタフライング・ロボット」(千葉工業大学)
特別賞 「テーラークエットまぐかっぷ」(北海道大学)
アイデア賞「e-紙創り」(金沢工業大学)
ドリーム賞「お魚発電」(東洋大学)
来年度は流体部門講演会に合わせ,広島大学工学部にて,「流れと遊び,学ぶ」をテーマに開催される予定である(実行委員長:望月信介教授(山口大学),幹事:亀田孝嗣講師(同)). - 賞付き賛助の試行
流れの夢コンテストについて,日機装から賞付きの賛助の申し出があり,広報委員会で検討を行ってきた.部門の了解も得られたので,次回の流れの夢コンテストにおいて,日機装の提案をほぼそのまま受け入れ,賞付き賛助のテストケースとして実施する.日機装の提案
> 対象:流れの夢コンテストにおいて[最も創造的な機構]を持つ者またはグループ
> 表彰:楯と副賞5万円
> 名称:一樹賞
> 選考:夢コンテスト委員会で行う
> 費用:日機装から10万円を出し,楯,副賞および選考費用にあてる
(楯の製作は学会で行う)
実施に当たって,広報委員会,夢コン実行委員会にて細部の検討を行う.
- 実施報告
- Webページデザイン更新
3年ごとにWebページのデザインの大幅な変更を行う.作成料金として部門特定事業資金から毎年35万円を積み立てている.新デザイン作成は田中氏に依頼する.作成料金は第85期中に支払う.
第85期中の新デザインでのWebページの公開を目指して検討を行ってきた.HPのデザインだけでなく,コンテンツの統廃合を含めた見直しも行う.現在,以下のような問題点が指摘されている.
- 活動が休止しているものが多い(例えば「メール座談会」)
- 「イベントカレンダー」と「講演会・講習会」の中身が似ている
- ページの構成が,まず上部で説明して,下部で内容となっており,見づらい(例えば「イベントカレンダー」「関連学会・研究会」「新刊案内」)
- 「データ集」と「新刊案内」の中身が似ている
- 「データ集」の中の情報が少ない
また,JSME本部では,機械学会トップページのリニューアルに合わせて各部門のトップページデザインの統一を図る動きがある(具体的な要請等はまだない).これらを踏まえて,機械学会のトップページに合わせた以下のようなデザインが提案されている.今後,Webデザイナーを交えてさらにコンテンツ,デザインについて検討を行っていく.
引き継ぎ事項
- ホームページ
- 広報委員会では作業の分業化・ルーチンワーク化を行い,掲載時期の決まっている情報については滞りなく掲載できたといえる.ただし,継続的な情報収集,更新が必要なコンテンツについては,委員長から適時なプッシュがないとなかなか動き出さないという面はあまり改善が見られなかった.
- 新刊案内,イベントカレンダーともに本格運用が始まったが,本年度は2回の更新で終わった.ともに情報収集が大きな負担となるが,ツール等の活用,情報収集体制の整備を行って頻繁な情報更新を目指してほしい.イベントカレンダーについてはツールがほぼ整備されたので,新年度から活用していく予定である.
- 伊藤英覺先生(東北大学名誉教授)から特別寄稿をいただき,ニュースレターに掲載する.定期的な更新だけでなく,Webの特徴を活かしたタイムリーな情報提供を行う仕組みを考えてはどうか.
- メーリングリスト
fed-infoへの登録者を増やすため,PRする場所,方法等を検討する.Webページから直接登録が行えるようにするなど,登録を容易にする工夫をしてはどうか.また,JSME Newsを使って各部門合同でメーリングリスト加入キャンペーンを打ってはどうか.
- Webページデザイン更新
第85期中の新デザインでのWebページの公開を目指して検討を行ってきた.デザインの更新を行うにあたって,コンテンツの統廃合とともにWebの特長を生かした新しいコンテンツの作成に取り組んでほしい.
委員会構成
今期の委員と役割は以下のとおりである.
[委員長] 河合理文(石川島播磨重工) [幹事] 小出瑞康(新潟産業大学) 深潟康二(東京大学) [ネットワーク担当] [部門関係・受賞] 松本大樹(室蘭工業大学) 永山勝也(九州工業大学) [カレンダー・講演会] 石本 淳(東北大学) 池田 浩(東芝) [講習会] 岡 新一(C&I株式会社) [ニュースレター] 磯 良行(石川島播磨重工) 安藤俊剛(三重大学) 辻 知宏(高知工科大学) 東村哲志(シーディー・アダプコ・ジャパン) 宇都宮浩司(広島工業大学) 川口清司(富山大学) [新刊案内] 米村 茂(東北大学) [人事公募・ML] 深潟康二 [Webページデザイン] 牛島達夫(名古屋工業大学) 岩瀬拓(日立製作所) [流れの夢コンテスト] 石川 仁(東京理科大学) 因幡和晃(東京理科大学)
以上