部門概要

Home > 部門概要 > 各委員会からの報告 > 2006年度(第84期)各委員会からの報告 > 技術委員会 講習会WG

2006年度(第84期)各委員会からの報告:技術委員会 講習会WG

1. WG構成

主査 山本 誠(東京理科大),幹事 石川 仁(東京理科大)
2期目委員(第84期講習会の実施を担当)
齋藤隆之(静岡大),榊原潤(筑波大),須賀一彦(大阪府立大),武石芳明(住友金属)
1期目委員(第85期講習会の企画を担当)
大石勉(東芝),榎本俊治(JAXA),辻田星歩(法政大),戸田和之(千葉科学大)

2. WG活動状況

  1. 第1回講習会WG委員会 7月10日(月)14.00~15.50  日本機械学会第3会議室
  2. 第2回講習会WG委員会 10月28日(日)11.00~12.00  東洋大学(部門講演会開催時)
  3. 第3回はメール会議

3. 第84期実施・計画状況

【実施】
No.06-51講習会「実験流体力学 -マイクロ流れ実験の基礎と応用-」
2006年7月4~5日(於 日本機械学会会議室) 受講者数42名,および機器展示3社
No.06-61講習会「流体力学基礎講座」
2006年9月5~6日(於 日本機械学会会議室) 受講者数29名
No.06-68講習会 「医療・生体CFDの最新技術」
2006年11月30日(於 日本機械学会会議室) 受講者数32名
No.06-70講習会「先端レーザー(フェムト秒レーザー)技術の基礎と応用」
2006年12月1日(金)(於 日本機械学会会議室) 受講者数28名,および機器展示2社

【計画状況】
No.07-nn講習会実験流体力学 -JAXAの流れ・燃焼の光学的計測-(見学会付き)
2007年6月後半~7月前半を予定(於 JAXA調布地区)
No.07-nn講習会非定常流れの測定および数値解析の現状
2007年7~12月
No.07-nn講習会「流体力学基礎講座」
2007年7~12月
No.07-nn講習会CFD 計算手段の選択指針(仮題)
2007年12月を予定

4. その他

  • 「出張講習会についてのアンケート」を行った.否定的な意見は少なく,実施すればある程度の収入が見込める可能性がある.来期での実施検討.

講習会WG資料1

(実施した講習会の実施要領)


No.06-51講習会「 実験流体力学 -マイクロ流れ実験の基礎と応用-」
開催日:2006年7月4日(火), 5日(水)
会 場:日本機械学会会議室
第1日目 7月4日(火)
9.30~10.45  「マイクロ流れの流体力学」望月 修(東洋大学) 
10.45~12.00  「マイクロ流れの伝熱」井上剛良(東京工業大学) 
12.00~12.15  展示機器クイックレビュー
12.15~13.45  展示機器デモ 
13.45~15.00  「マイクロ流れ計測」西野耕一(横浜国立大学)
15.00~16.15  「マイクロLIF」佐伯壮一(山口大学)
16.15~17.30  「共焦点顕微鏡を用いたマイクロ空間速度・pH時系列同時計測」佐藤洋平(慶應義塾大学)
第2日目 7月5日(水)
10.00~11.00 「マイクロPIV」岡本孝司(東京大学) 
11.00~12.00 「マイクロバイオ流」大島まり(東京大学)
12.00~13.45  展示機器デモ
13.45~15.00 「MEMS技術」丸尾昭二(横浜国立大学) 
15.00~16.00 「MEMS利用の乱流制御」鈴木雄二(東京大学)
16.00~17.00 「マイクロポンプと周辺機器の開発事例」小西義昭(日機装(株))
聴講料:会員20,000円,会員外30,000円,学生員10,000円,一般学生15,000円(テキスト含む)

 

No.06-61講習会 「流体力学基礎講座」
開催日:2006年9月5日(火), 6日(水)
会 場:日本機械学会会議室
第1日目 9月5日(火) テキストには「JSMEテキストシリーズ流体力学」を使用致します.
    9.30~11.20   「流体の性質と分類,流れの基礎」石綿良三(神奈川工科大学) 
    11.30~12.30  「静止流体の力学」石綿良三
    13.30~14.50  「準1次元流れ」石綿良三 
    15.00~16.20  「運動量の法則」石綿良三
    16.30~17.00  「質疑応答」石綿良三
第2日目 9月6日(水) 「JSMEテキストシリーズ流体力学」とExcelソフトをインストールしたPCを各自ご持参ください(PCをご持参いただかなくても聴講は可能です)
    9.30~10.40   「管内流れ」山本 誠(東京理科大学) 
    10.50~12.00  「物体まわりの流れ」山本 誠
    12.00~12.30  「質疑応答」山本 誠
    13.30~16.20  「Excelで学ぶ流体力学演習」森下悦生(東京大学) 
    16.30~17.00  「質疑応答」森下悦生
聴講料:会員15,000円,会員外20,000円,学生員5,000円,一般学生7,000円

 

No.06-68講習会 「医療・生体CFDの最新技術」
開催日:2006年11月30日(木)
会 場:日本機械学会会議室
    9.00~10.30  「呼吸器内部の流れと輸送現象に関する解析」渡辺紀徳(東京大学)
    10.40~12.10  「ボクセル法に基づく流体解析と血流解析への応用」
              姫野龍太郎(理化学研究所) 
    13.10~14.40  「メソ領域の計算法と生体への応用」山本 智(豊田中央研究所) 
    14.50~16.20  「脳血管障害に関する計算バイオメカニクス  -マルチスケール連成解析-」
              福成 洋(東京大学)
    16.30~18.00  「遠心血液ポンプ内流れの数値解析」西田正浩(産業技術)
聴講料:会員10,000円,会員外20,000円,学生員5,000円,一般学生8,000円
教材:教材のみ希望の場合は,一冊につき会員2,000円,会員外3,000円にて頒布いたします.

 

No.06-70講習会 「先端レーザー(フェムト秒レーザー)技術の基礎と応用」
開催日:2006年12月1日(金)
会 場:日本機械学会会議室
    9.15~9.20   「挨拶」齋藤隆之(静岡大学) 
    9.20~10.20   「レーザーの基礎」窪寺昌一(宮崎大学) 
    10.20~10.35  「最新レーザー機器紹介1」逢坂雄良(スペクトラ・フィジックス) 
    10.35~10.50  「最新レーザー機器紹介2」寺岡裕師(コヒレント・ジャパン)
    11.00~12.00  「フェムト秒レーザー機器の作り方」杉田篤史(静岡大学)
    12.00~13.30   昼休み,展示会 
    13.30~14.30   「フェムト秒レーザーの応用I(フェムト秒レーザー応用計測と伝播方法)」
              青島紳一郎(浜松ホトニクス)
    14.30~15.30   「フェムト秒レーザーの応用II(フェムト秒レーザーによる透明物質加工)」
              川田善正(静岡大学)
    15.45~16.45   「フェムト秒レーザーによる超高速現象計測(光伝播の可視化)」
              藤本正俊(浜松ホトニクス) 
聴講料:会員10,000円,会員外20,000円,学生員5,000円,一般学生8,000円
教材:教材のみ希望の場合は,一冊につき会員2,000円,会員外3,000円にて頒布いたします.


講習会WG資料2

「出張講習会の実施に関するアンケート」集計結果

<企業・研究所向けの結果>

Q1.「流体工学部門で,講習会を実施していることをご存じでしたか?」

Q2.「これまでに,流体工学部門で実施している講習会に参加したことがありますか?」
Q3.「Q2で参加したことがない,とされた方にお聞きします.参加しなかった理由はなんですか?(複数回答可)」
Q4.「貴社のみを対象とした『出張講習会』が開催された場合,参加したいと思いますか?」
Q5.「『出張講習会』が貴社で実施されるとすれば,社内教育や研修の一環として他の社員を参加させたいと思いますか?」
Q6.「『出張講習会』の開催費として,貴社が一日当たり支払い可能と思う金額はおいくらですか?
Q7.「『出張講習会』の企画として,取り上げてほしい企画があれば教えてください(過去に行われた講習会の企画と同じでもかまいません).」
  1. 二相流の数値シミュレーション,乱流モデル,CFDの活用事例
  2. 単相流の圧力損失基礎,助走区間,流体慣性,分岐・集合などの影響の可視化説明,気液ニ相流の映像資料による流動様相の説明,流体起因振動現象の基礎
  3. 営業マン向け流体機械の基礎
  4. 流体騒音の低減法,流路,送風機の基本的な設計手法
  5. 電力事業なので,原子炉流動やタービン内流動関連ならば参加の意思があります.
  6. 化学・材料など境界領域の先端技術(液体・気体中での物質移動・反応を含む流れ,樹脂や溶融金属など粘弾性流れなど)
  7. 数値解析関係,最新の実験計測法,2相流れ
  8. 最近の先端技術動向
 
Q8.「流体工学部門の講習会全般に関して,ご意見・ご要望を自由にご記入ください.」
  1. 単独の企業相手の開催は,企業規模がよほど大きくないと難しいのでは.東京だけでなく,大阪・名古屋・九州など地区を分けて開催し,複数の企業が参加する形態が,開催規模がある程度大きくなって良いと思う.
  2. 現場での流動現象に起因する失敗事例集(設計・施工・運転条件変動等). 流体機械における可視化映像集. 流体影響作図ソフト(1次元流動での物性,熱流動条件,形状,etcによる定常・過渡状態の変化),市販数値流体解析ソフトの実力
  3. 関西などでの講演を増やして欲しい.もしくは,例えばTV会議システムなどを用いて複数の会場で受けられるようにする等.または録画映像をインターネットで見られるようにするなど,少しでも受講しやすくしてほしい.
  4. AIAAのようにオンライン教育プログラムを作るべき.そうすると,全国からの参加者を募れる.
   
<大学・高専向けの結果>  
Q1.「流体工学部門で,講習会を実施していることをご存じでしたか?」
Q2.「これまでに,流体工学部門で実施している講習会に参加したことがありますか?」
Q3.「Q2で参加したことがない,とされた方にお聞きします.参加しなかった理由はなんですか?(複数回答可)」
Q4.「貴学のみを対象とした『出張講習会』が開催された場合,参加したいと思いますか?」
Q5.「『出張講習会』が貴学で実施されるとすれば,教育や研修の一環として学生を参加させたいと思いますか?」
Q6.「『出張講習会』の開催費として,あなたが一日当たり支払い可能と思う金額はおいくらですか?」
 

Q7.「『出張講習会』の企画として,取り上げてほしい企画があれば教えてください(過去に行われた講習会の企画と同じでもかまいません).」

  1. 流れの可視化関連(フェムト秒レーザの応用など),流体力学の基礎(解析的手法の紹介など)
  2. 実用に即したテーマ,例えば航空機設計,自動車の車体設計,エンジン設計,ロケット技術などに流体力学がどのように関わるかについて,会社の技術者に語ってもらう.
  3. 学生が惹かれるような研究紹介(必ずしも最先端でなくて良い)
  4. 実験流体力学,流体機械工学(流体の工学的な応用)
  5. 講習会の趣旨から考えて,収支0であればOKとし,特に収益にこだわる必要はないものとする考え方もある.
 

Q8.「流体工学部門の講習会全般に関して,ご意見・ご要望を自由にご記入ください.」

  1. 地方大学で受講する人数は限られている.Q4やQ5は実際上ありえないのではないか?(回答者の)当地は飛行場が近く東京で開催しても交通の問題はあまりない.また中途半端な都市で開催してもかえって便が悪くなる場合もある.
  2. 法人が費用負担可能な務応用の色合いの濃い社会人向け講習会と,学生向けの教育的要素の大きい講習会の2本立てが良い.
  3. 各支部やブロックと綿密に連携を取って,地域を対象に出張講習会を展開されるというのはいかがか?
 
資料(テキスト)は,マニュアル的に多数部印刷して,講習会の後にも販売して欲しい.出来れば書籍化して販売いただくと図書館に入荷を依頼できる.

更新日:2008.4.1