2007年度(第85期)各委員会からの報告:技術委員会 講演会WG
第85期講演会WGは,機械学会および流体工学部門が主催する講演会活動に関する企画およびコーディネートを行い,講演会の活動を活性化するための議論を通じて学会・部門の活動を活発にし,会員へ有益な学会活動の場を提供するための作業を行って来た.以下,今期の活動状況について報告する.
- 委員会構成
主査 平原裕行(埼玉大学)
幹事 村井祐一(北海道大学)
委員 望月信介(山口大学) 第85期部門講演会担当
委員 板東潔(関西大学) 第85期次大会担当
委員 石綿良三(神奈川工科大学) 第86期次大会担当
委員 秋葉 美幸((株)東芝 電力システム社)
委員 小林克年((株)日立製作所)
委員 武居昌宏(日本大学)
委員 堤雅徳(三菱重工業株式会社)
委員 早瀬敏幸(東北大学)
委員 村田滋(京都工芸繊維大学)
委員 山根善行(石川島播磨重工業)
委員 渡部正夫(九州大学)
- 第85期講演会WGにおける主な作業・検討事項
1) 第85期広島部門講演会関連
①フェロー賞,優秀講演表彰,匠の表彰関連
2) 第86期年次大会関連
①講演会企画募集と取りまとめ
②特別行事企画募集と取りまとめ
③フェロー賞企画作業
3) 第87期部門講演会関連
①開催地および実行委員長選出
- 活動報告
1)第1回講演会WG委員会
日時:2007年5月16日
場所:日本機械学会 会議室
審議内容
①第85期講演会WG活動内容の確認と役割分担を決定した.
②第85期部門講演会関連
・フェロー賞,優秀講演表彰,匠の表彰に関して,今後の作業手順,部門講演会実行委員会および学術表彰WGとの作業の連携について検討した.
③第86期年次大会関連
・講演会企画募集を8月末までに,また特別行事企画を12月末までに行うことと,作業手順について確認した.
④第87期部門講演会関連
・開催地の候補に東海地区を推薦した.
・講演会発表形式(講演概要集,講演論文集の提出に関して)を含めて,部門講演会の活性化の方策について議論した.
2)第2回講演会WG委員会
日時:2007年11月17日
場所:広島大学
審議内容
①第86期年次大会関連
・基調講演,先端技術フォーラム,ワークショップ,市民フォーラムについての提案状況,および今後の企画の立案作業について確認した.
②2008年日韓熱流体工学会議関連
・会議準備の進捗状況の説明があり,またフェロー賞,優秀講演表彰を同会議にて開催することに関して委員長・幹事会にて審議いただくこととした.
③第87期部門講演会関連
今後の部門講演会開催に関して以下の提案を行うこととした.
・4ページ講演論文集(CD-ROM)は廃止し,1ページ講演概要集のみとする.
・講演会開催スケジュールは,従来通りで行う(変更を要する部分は見当たらない).
・申し込み時(従来通り)+1ページ概要提出(従来通り)の2段階で行う(申し込みと同時に1ページ概要提出とはしない).
・申し込み時に,基本キーワードを選択してもらい,検索がやりやすいように配慮してもらう.
・登録会員の1割が参加することを目標とすれば,600人強の参加となる.更なる参加を促すために,ポスターセッションを積極的に導入することも検討する.
・OS企画は,データベースを引き継ぎ,継続的に行うべきもの,および新規に立ち上げるものを明確にして,企画する.また,年次大会とのOSの組織の特色化を図る.
・正式な研究成果の公表の場は,論文集として明確に位置づけ,講演で有意義と認められる発表は,積極的に論文集への推薦を行う体制を維持する.
・2009年度部門講演会実行委員長には早期に議論に加わっていただく
3)その他
①第86期年次大会における同好会開催形式(4部門合同)についての審議を行った.議論の焦点は部門賞等表彰を行う場を年次大会にて行うか,日韓熱流体工学会議にて行うか.これに関しては日韓熱流体工学会議にて行うこととし,運営委員にメール審議にて了承を得た.また,優秀講演表彰は日韓熱流体工学会議にて開催する方針とした.
②第86期年次大会においておこなうフェロー賞の準備を2008年1月より開始し,募集から審査にいたる準備を整えた.
- 引継ぎ事項
・第85期の講演会WGでは,部門講演会を活発な討論の場とするための議論を中心に行ってきた.出された意見は,第2回WG委員会の議事録にまとめられている.2009年度(第87期)部門講演会では,この議論を更に発展させて,議論を尽くし,部門講演会実行委員会とも意思統一して目的が達成されるようにご審議いただきたい.そのために部門講演会実行委員が,早い段階から議論に加わっていただき,技術委員会と密接に連携をとることが不可欠であると考える.
・2009年度の部門講演会では,講演論文が廃止されるために,フェロー賞・優秀講演表彰の評価対象となる論文審査がそのままではできなくなる.また第86期においては,匠の表彰は実行することができなかった.第85期においても応募がなく,2年間審査が行われないこととなる.これらの表彰関連に関して,具体的な方策を第86期講演会WGにて審議していただく必要がある.
・年次大会および部門講演会のOSに関しては,それぞれの大会の持つ特色を配慮した編成が行えるようなんらからのシステム化が必要と思われる.また,それぞれのOSが,現在はオーガナイザの自主的な発案に依存しているためその継続性に関して,やや改善が必要と考えられる.
更新日:2008.12.15