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2021年度(第99期)各委員会からの報告:広報委員会

委員長:    杵淵 郁也(東京大学)
幹事:       安 炳辰(荏原製作所)
     津田 伸一(九州大学)

 1. 委員会開催状況

計6回の広報委員会をオンライン(Zoom)にて開催した.

  1. 第1回広報委員会 2021年4月21日(水) 15:00-16:30
  2. 第2回広報委員会 2021年7月7日(水) 15:00-17:00
  3. 第3回広報委員会 2021年9月3日(金) 15:00-17:00
  4. 第4回広報委員会 2021年10月15日(金) 15:00-17:00
  5. 第5回広報委員会 2021年12月10日(金) 15:30-17:30
  6. 第6回広報委員会 2022年3月4日(金) 14:30-15:30

2. 年間活動内容

流体工学部門の様々な活動をHP上に公開し,以下の通り流体工学部門の活動を実施した.

2.1 ニュースレター

ニュースレター『流れ』については,「2021年度年次大会」というテーマで11月に6件,「流体工学部門講演会」というテーマで2月に5件,3月に4件の記事を掲載した.基調講演,ワークショップ,オーガナイズドセッションなどを中心に話題提供し,部門の活動を広く一般に公開するだけでなく,講演会等に参加出来なかった部門会員にメリットのある情報発信を行った.発行したニュースレターの内訳は以下の通りである(敬称略).

2021年11月号「2021年度年次大会」 6件

  1. 粘弾性流体の乱流-実用例から乱流組織構造まで
    川口 靖夫(東京理科大学)
  2. 流体解析における計測とシミュレーションの融合とその応用
    早瀬 敏幸(東北大学)
  3. EFDワークショップ -流体音- について
    世話人 飯尾 昭一郎(信州大学),渕脇 正樹(九州工業大学),稲澤 歩(東京都立大学),菊地 聡(岐阜大学)
  4. 低騒音音響風洞で計測できない空力音
    丸田 芳幸(中央大学)
  5. 拡張型固有直交展開法を活用した空力音解析
    寺島 修,西川 礼恩(富山県立大学),奥野 未侑(金沢大学)
  6. ファンの騒音特性とその制御
    林 秀千人(長崎大学)

2022年2月号「流体工学部門講演会 2月号」 5件

  1. 学域融合研究から分かった縄文生活
    上條 信彦(弘前大学)
  2. 集束ジェットによる無針注射時発生応力と機械学習によるジェット速度安定性調査
    五十嵐 大地,宮崎 優太,鵜澤 雅,河合 脩真,YEE Jingzu,武藤 真和,関口 翔斗,田川 義之(東京農工大学)
  3. セルロース分散流中のナノ繊維静電配向に関する数値シミュレーション
    薄井 拓巳,高奈 秀匡(東北大学)
  4. 飛跡解析に基づく舶用過給機ラジアルタービン内の粒子挙動評価
    谷口 直,平谷 文人(三菱重工業株式会社),辻 剛志,西村 英高(三菱重工マリンマシナリ株式会社)
  5. 流れソムリエと音ソムリエの奮闘記
    笠井 茉莉(北海道大学)

2022年3月号「流体工学部門講演会 3月号」 4件

  1. 印象派物理学への誘い:流体・界面などの研究から
    奥村 剛(お茶の水女子大学)
  2. 遠心羽根車の回転円板と静止円板間の隙間流れと摩擦トルクの関係
    阪井 健人,稲葉 夢乃,宮川 和芳(早稲田大学),佐野 岳志,前田 聡(三菱重工業株式会社)
  3. べき乗則流体の伸長レオロジーとせん断レオロジーの関係
    松本 祐月(東京農工大学),田川 義之(東京農工大学)
  4. 火炎旋風の魅力
    田中 実(明星大学)

2.2 今この論文/技術/研究開発が熱い!

 研究や技術開発の最前線を紹介する場として,第91期(2014年度)より本シリーズを掲載している.流体工学部門の学術表彰委員会の推薦と広報委員会内でのレビューを基に,基礎学術分野だけでなく産業分野も含めて流体工学分野におけるホットな話題を提供する場として今期は2件の記事を掲載した.発行した内訳は以下の通りである.

2021年9月掲載 2件

  1. 乱れを含む流れの中に置かれた翼から発生する空力音に関する研究(第 2 報:翼が円柱後流の影響を受ける場合)
    小林 典彰(大阪大学),鈴木 康方(日本大学),加藤 千幸(東京大学)
  2. 大気圧低温プラズマ流によるコンタクトレンズ滅菌ケースの開発
    佐藤 岳彦(東北大学),村松 海里(東北大学),中嶋 智樹(東北大学),長沢 敏勝((株)平山製作所),中谷 達行(岡山理科大学),藤村 茂(東北医科薬科大学)

2.3 ラボにおじゃまします!(研究室紹介)

 流体工学に関係する大学や高専,企業の研究活動に関する情報を会員および一般社会に広く紹介し,共同研究など産学連携の一助となるためのコンテンツである.今期は1件の大学記事を掲載し,2023年4月に高専記事を掲載する予定である.掲載の内訳は以下の通りである.

2021年11月掲載 1件

  1. 九州大学流体制御研究室へようこそ!(渡邉・津田研究室)
    渡邉 聡,津田 伸一(九州大学)

2022年4月掲載(予定) 1件

  1. 米子高専 機械工学科へようこそ!(白石研究室)
    白石 僚也(米子工業高等専門学校)

2.4 動画で楽しむ流れの世界

 主に中高生を読者として想定し,流体工学に興味を持ってもらえるような短めの動画を掲載する新規コンテンツとして「動画で楽しむ流れの世界」を立ち上げた.今期は3件の動画を掲載した.

2021年10月掲載 3件

  1. ライターのガス流れの可視化
    大嶋 元啓(富山県立大学)
  2. 砂の上に水滴を落とすとどうなるでしょうか?
    松田 佑(早稲田大学),福井 悟(名古屋大学),神谷 亮太(名古屋大学)
  3. インクで水の流れを染めてみた
    能見 基彦(荏原製作所),安 炳辰(荏原製作所)

2.5 社会貢献と学術普及活動

 一般社会への貢献と学術普及活動の一環として,『楽しい流れの実験教室』をホームページで公開している.今期(2021年4月~2022年3月)は,新規実験テーマを計23件掲載した.
(1)講習会・講演会等の情報公開および講習会資料ダウンロード提供(2)機械学会関連のイベントへの「イベントカレンダー」の随時更新(3)委員会組織の紹介(4)流体工学関連新刊紹介(5)人事公募情報の紹介(6)部門英文ジャーナルの紹介(7)流れの夢コンテスト等の流体工学部門独自で行っている活動の紹介(8)分科会,研究会の紹介をホームページ上で発信し,学術および技術成果の公表と普及活動に貢献した.
2022年11月8日~10日に流体工学部門講演会と併設する形で「第19回流れの夢コンテスト(テーマ:魅せる!流れの美しさ)」がオンラインで開催され,広報委員会からも動画配信および審査において協力を行った.審査の結果,最優秀賞「流れのオルゴール cirir」(北海道大学),一樹賞「昇り龍 プーさんファミリー」(明星大学),優秀賞「Ka’rman vortex μLAB」(日本文理大学)となった.

2.6 英文ページ強化

前期に引き続き英文ホームページの強化を行った.特に『楽しい流れの実験』の英文化について,今期は18テーマの実験を英文化し,更に公開済みの24テーマの実験動画に英文テロップを追加した(一部,現在作業中).これらの実験動画はYouTubeを利用して全世界に配信し,部門の存在感をアピールしている.
2021年4月1日〜2022年3月3日の間,部門ホームページのビュー数は410,546であり,前年比で17.6%増加した.海外からのアクセス数の割合は5.0%であり, 前年度の5.4%より若干低下したが, 楽しい流れの実験教室の英文ページに多くのアクセスがあった.

2.7 インフォメーションML

JSME-infoを通じて,講演会,講習会,人事公募,HP更新などの情報を適宜配信した.
JSME-infoの配信数:141件(2021年4月1日~2022年2月28日).内訳は以下の通り.

シンポジウム・研究会・講演会   48件
講習会・見学会   55件
人事公募   15件
HP新着案内(ニュースレター,実験教室など   10件
その他(賞,論文など)   13件
※内,89件は他部門より配信依頼

更新日:2022.6.23