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2022年度(第100期)各委員会からの報告:広報委員会

委員長: 安 炳辰(荏原製作所)
幹 事: 津田 伸一(九州大学)
     本澤 政明(静岡大学) 

 1. 委員会開催状況

計6回の広報委員会を,原則としてハイブリッド形式(第4回のみオンライン形式)で開催した.

  1. 第1回広報委員会 2022年5月17日(火) 14:30~16:00 場所:大阪工業大学(大阪)
  2. 第2回広報委員会 2022年7月22日(火) 14:30~16:00  場所:千代田化工株式会社(横浜)
  3. 第3回広報委員会 2022年9月13日(火) 16:30~17:20  場所:富山大学(富山)
  4. 第4回広報委員会 2022年10月18日(火) 15:00~15:50
  5. 第5回広報委員会 2022年12月16日(金) 15:10~15:50 場所:琉球大学(沖縄県中頭郡)
  6. 第6回広報委員会 2023年2月17日(金) 14:30~15:10  場所:米子工業高等専門学校(米子)

2. 年間活動内容

流体工学部門の様々な活動をHP上に公開し,以下の通り,流体工学部門の活動を実施した.

2.1 ニュースレター

ニュースレター『流れ』については,「流れの夢コンテスト」というテーマで10月に5件,「2022年度年次大会」というテーマで11月に5件,「流体工学部門講演会」というテーマで2月に5件,3月に4件の記事を掲載した.基調講演,ワークショップ,オーガナイズドセッションなどを中心に話題提供し,部門の活動を広く一般に公開するだけでなく,講演会等に参加できなかった部門会員にメリットのある情報発信を行った.発行したニュースレターの内訳は以下の通りである(敬称略).

2022年10月号「流れの夢コンテスト」 5件

● 流れの夢コンテスト開催報告
能見 基彦(荏原製作所)
● (最優秀賞)安心安全平和な流れ -流れの夢コンテスト2022に参加して-
玉田 洋一朗,吉田 将太,大場 直哉,久山 晃平(早稲田大学,チーム名:新鮮空気)
● (関東支部賞)第20回流れの夢コンテスト 液体金属クラウンの魅力
小野塚 龍斗,西尾 龍乃介,大野 健士,林田 健,武藤 龍平,堀川 虎之介(東京工業大学,チーム名:Liquid Metal Crowns)
● (優秀賞)流れの夢コンテスト回顧録
宇田 竣哉,金田 好晴(日本大学,チーム名:MECST)
● (一樹賞)持ち運び電気トモグラフィシステムによる実演と応用
瀬川 颯(千葉大学,チーム名:スラグアイロンチーム)

2022年11月号「2022年度年次大会」 5件

● 壁面乱流の工学的モデリング
須賀 一彦 (大阪公立大学)
● 粉粒体の流れを予測する
田中 敏嗣 (大阪大学)
● 人工知能をメタモデルとした流体機械の最適化設計
坂口 大作 (長崎大学)
● 粘弾性流体や乱流拡散を対象とした深層学習
塚原 隆裕 (東京理科大学)
● モード分解を用いた流体計測の高度化
野々村 拓 (東北大学)

2023年2月号「流体工学部門講演会 2月号」 5件

● 文化財建造物の熊本地震からの復旧‐熊本城,熊大の煉瓦造建築の被災・修理,新たな価値の発見‐
伊東 龍一 (熊本大学)
● 多相系の乱流の数値シミュレーション(統一体積平均方程式に基づくモデリングの試み)
梶島 岳夫 (四国職業能力開発大学校)
● 遷音速軸流圧縮機における動静翼列干渉の大規模DES解析
尾﨑 隆吾 (九州大学大学院),谷内 勇喜 (九州大学大学院),古川 雅人 (九州大 学),三浦 聡允 (川崎重工)
● プラズマ内包気泡を用いた新規PEDOT創製法の確立
大竹 一彦(東北大学大学院),高奈 秀匡(東北大学流体科学研究所)
● 固体粒子の添加による壁乱流の変調現象
本告 遊太郎(大阪大学),後藤 晋(大阪大学)

2023年3月号「流体工学部門講演会 3月号」 4件

● 高粘度液体吐出装置における吐出安定性
渡部 裕也(東京農工大学),釜本 恭多(東京農工大学),Jingzu Yee(東京農工大学),小林 和也(日本工業大学),田川 義之(東京農工大学)
● レーザー誘起マイクロジェット生成に伴うガラス細管破壊のメカニズム解明および破壊抑制機構の開発
関口 翔斗(東京農工大学),小林 和也(日本工業大学),田川 義之(東京農工大学)
● 逆解法手法と数値流体力学を用いたフランシス水車ランナの最適化設計
永田 駿介(早稲田大学),李 洛中(早稲田大学),入江 達也(早稲田大学),宮川 和芳(早稲田大学)
● 音波照射による先端が封じられた微細孔からの気体排出
松本 悠汰(静岡大学),水嶋 祐基(静岡大学),真田 俊之(静岡大学)

2.2 今この論文/技術/研究開発が熱い!

 研究や技術開発の最前線を紹介する場として,第91期(2014年度)より本シリーズを掲載している.流体工学部門の学術表彰委員会の推薦と広報委員会内でのレビューを基に,基礎学術分野だけでなく産業分野も含めて流体工学分野におけるホットな話題を提供する場として今期は2件の記事を掲載した.発行した内訳は以下の通りである.

2022年8月掲載 1件

  1. 遠心圧縮機の羽根なしディフューザで発生する旋回失速の非定常挙動と構造

藤澤 信道(早稲田大学),三井田 弘(本田技術研究所),田島 健太(小松製作所),太田 有(早稲田大学)

2022年10月掲載 1件

  1. 気泡流中の圧力波を記述する非線形波動方程式の理論的研究
    金川 哲也(筑波大学)

2.3 ラボにおじゃまします!(研究室紹介)

 流体工学に関係する大学や高専,企業の研究活動に関する情報を会員および一般社会に広く紹介し,共同研究など産学連携の一助となるためのコンテンツである.今期は1件の大学記事を掲載した.掲載の内訳は以下の通りである.

2022年10月掲載 1件

  1. 新生! カーボンニュートラル燃料工学研究室!!(山口大学, 白石研究室)
    白石 僚也(米子工業高等専門学校)

2.4 動画で楽しむ流れの世界

 主に中高生を読者として想定し,流体工学に興味を持ってもらえるような短めの動画を掲載する新規コンテンツとして「動画で楽しむ流れの世界」を立ち上げた.今期は下記の通り,計3件の動画を掲載した.

  1. 遠心圧縮機の羽根なしディフューザで発生する旋回失速の非定常挙動と構造
    藤澤 信道(早稲田大学),三井田 弘(本田技術研究所),田島 健太(小松製作所),太田 有(早稲田大学)
  2. ロケット燃焼排気火炎中のショックダイヤモンド
    渡辺 俊作(千葉工業大学),吉田 圭一郎(千葉工業大学),神谷 亮太(千葉工業大学)
  3. 自然対流の蛍光観察
    平野 太一(米子工業高等専門学校),稲村 渉太(米子工業高等専門学校),早水 庸隆(米子工業高等専門学校)

2.5 社会貢献と学術普及活動

 一般社会への貢献と学術普及活動の一環として,『楽しい流れの実験教室』をホームページで公開している.今期(2022年4月~2023年3月)は,新規実験テーマを計25件掲載した.
(1)講習会・講演会等の情報公開および講習会資料ダウンロード提供(2)機械学会関連のイベントを掲載している「イベントカレンダー」の随時更新(3)委員会組織の紹介(4)流体工学関連新刊紹介(5)人事公募情報の紹介(6)部門英文ジャーナルの紹介(7)流れの夢コンテスト等の流体工学部門独自で行っている活動の紹介(8)分科会,研究会の紹介をホームページ上で発信し,学術および技術成果の公表と普及活動に貢献した.
2022年8月7日に流体工学部門講演会と日本機械学会関東支部による共催の形式で,「第20回流れの夢コンテスト(テーマ:安全・平和・安心な社会を実現する流れを語ろう)」が開催され,広報委員会からも審査において協力を行った.審査の結果,最優秀賞「3次元コンピュータシミュレーションを用いた換気の最適化」(早稲田大学),関東支部賞「「液体金属クラウン」を作ろう!」(東京工業大学),優秀賞「安全の為の風車の変形法の提案」(日本大学),一樹賞「持ち運び電気トモグラフィシステム」(千葉大学)となった.

2.6 英文ページ強化

前期に引き続き英文ホームページの強化を行った.特に『楽しい流れの実験』の英文化について,今期は公開済みの24テーマの実験動画に英文テロップを追加した.これらの実験動画はYouTubeを利用して全世界に配信しており,部門の存在感を幅広くアピールしている.

2022年4月1日〜2023年3月31日の間,部門ホームページのビュー数は418,478であり,前年比としては3.4%の減少となった.ただし,昨年度のビュー数が一昨年度に比べて17.6%増えており,ビュー数は総じて上昇傾向にある.また,海外からのアクセス数の割合は5.9%であり, 昨年度と同程度であった.また,昨年度と同様,楽しい流れの実験教室の英文ページにも多くのアクセスがあった.

2.7 インフォメーションML

JSME-infoを通じて,講演会,講習会,人事公募,HP更新などの情報を配信した.
JSME-infoの配信数:173件(2022年4月1日~2023年3月31日).内訳は以下の通り.
シンポジウム・研究会・講演会    65件
講習会・見学会    69件
人事公募    19件
HP新着案内(ニュースレター,実験教室など)    6件
その他(賞,論文など    14件
※内,120件は他部門より配信依頼

更新日:2022.6.23