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第17回流れの夢コンテスト 報告

実行委員長      鈴木康方(日本大学)

2019年11月7日(木)に,ホテルアソシア豊橋において,第17回流れの夢コンテストが開催されました.今回のテーマは「流れの感触を表現しよう」であり,全国の高校生から大学院生までの幅広い層で構成された8チームで,若い独自の着眼点と創意工夫,技術をもとに競い合いました.

本コンテストの参加チームと作品タイトルは以下の通りです. (順番は応募順です)

No. 

応募代表者

所属

グループ名称

作品タイトル

01 

濱田 健吾

明星大学

MEISEI INDUSTRIES

A little future story

02 

日吉 優人

日本大学習志野高等学校

NNHS

風の鼻歌

03 

南城 雄輝

北見工業大学

レイノルズ

あ、あのボールを浮かしてしまった? のですが、、、

04 

長田 惇平

三重大学

流動制御

タマゴの中身はな~に?

05 

海老原 玲

首都大学東京

かいめんず

界面のふしぎ

06 

平藤 健

東洋大学

カプリチョーソ

water crap

07 

福嶋 拓海

東京理科大学

チームラズベリー

Figure of Sounds

08 

新井 美佑

日本大学理工学部

mieux un

水の気持ち

コンテストは,作品内容のショートプレゼンテーションによるプレゼンの部,参加者が目の前で作品を見たり直接触れたりすることができる実演の部,講師によるコンテストのテーマに関連した話題の講演による特別公演の部,の3部構成により開催されました.午前のプレゼンの部では,会場がホテルのとても広い部屋であり各参加チームの発表者がとても緊張する様子が見られましたが,独自のシチュエーションや動画を用いた工夫されたものでそれぞれ若々しい発表を見せてくれました.





プレゼンの部の様子

午後の実演の部では会場が奥まった場所であるにもかかわらず多くの来場があり,各チームの独創性の強い展示に見入られている様子がうかがえました.賛助企業の一つである(株)フジキンによる会社紹介の展示も実演の部を盛り上げ,予定の90分を過ぎても来場者が途切れなかったため,実演の部を大幅に延長して開催しました.


















実演の部の様子

特別講演の部では,ヤマハ株式会社研究開発統括部の有元慶太様を講師としてお招きし,「流れから生まれる楽器の音」という題目で,本コンテストのテーマに調和した楽器についてのご講演をいただきました.会場ではフルートの実演もしていただき,コンサートのような雰囲気が会場をつつみました.




特別講演の部の様子

コンテストの審査は,日本機械学会流体工学部門第97期広報委員会委員を中心に行われました.採点の結果,総合評価の高い作品から順に「最優秀賞」,「優秀賞」を,これらの受賞作品を除いたなかで最も夢のある作品として評価されたものに「一樹賞」を贈ることになりました.表彰された作品は以下の通りです.

  最優秀賞/チームラズベリー(東京理科大学)/Figure of Sounds
  優秀賞/MEISEI INDUSTRIES(明星大学)/A little future story
  一樹賞/カプリチョーソ(東洋大学)/water crap




表彰式の様子

本コンテストの開催にあたり,日本機械学会 機械工学振興事業資金,日本機械学会流体工学部門 部門特定事業資金による援助を受けるとともに,コンテストの主旨に賛同いただいた以下の3社からご支援をいただきました.

株式会社フジキン https://www.fujikin.co.jp
Sonifull https://sonifull.com
CL-commerce  

さらに,豊橋技術科学大学の飯田明由先生,横山博史先生をはじめとする第97期流体工学部門講演会実行委員の皆様には多大なご協力をいただきました.厚く御礼を申し上げます.

第17回流れの夢コンテスト 実行委員会
実行委員長                       鈴木 康方(日本大学)
実行委員(幹事)              秋元 雅翔(日本大学)
実行委員                          塚原 隆裕(東京理科大学)
実行委員                          松岡 常吉(豊橋技術科学大学)
実行委員                          宮城 徳誠(日本大学)

更新日:2020.7.14