No.04-106 講習会空力騒音 ~予測と低減~
(流体工学部門企画)
開催日
2005 年 | 1 月 13 日(木) 9:30 ~ 17:30 , |
1 月 14 日(金) 9:40 ~ 17:15 |
会 場
台東区民会館 8 F 第5会議室
( 〒 111-0033 東京都台東区花川戸2-6-5
TEL: 03-3843-5391 案内図 https://www.city.taito.lg.jp/index/shisetsu/hall/kuminkan/riyouannai.html)
開催趣旨
空力騒音は,自動車・新幹線・空調機・コンピュータなど,非常に幅広い分野でその低減が課題となっている.近年,非定常乱流解析を利用した空力騒音解析( Computational Aeroacoustics, CAA )が発展し, 10 年前では考えられなかったかなり実物に近いものの騒音予測が可能となってきており,空力騒音予測機能を備えた市販ソフトも登場してきた.本講習会では,そのような空力騒音予測技術の基礎から最前線までを,製品開発の現場における空力騒音予測・低減の実例とともに解説を行う.
プログラム
●1月13日(木) | ||
9:30 ~ 11:00 | 空力騒音の物理 | 飯田明由(工学院大学) |
空力騒音の種類・評価方法から,音源や音の伝播の考え方など,空力騒音に関する物理的な基本事項をわかりやすく解説する. | ||
11:00 ~ 12:00 | 空力騒音の測定 | 飯田明由(工学院大学) |
空力騒音の基礎的な測定方法から,音源分離などの先端測定技術までをわかりやすく解説する. | ||
13:00 ~ 14:30 | 空力騒音予測の最前線 | 加藤千幸(東京大学) |
数値解析の進歩に伴い,空力騒音の予測に関し,過去から現在にいたるまで何ができるようになってきたか,また,将来何ができるようになっていくかを,予測手法の解説を含めて説明する. | ||
14:45 ~ 16:45 | 空力騒音の予測 | |
-市販ソフトの事例- STAR-CD/SYSNOISE を用いた解析手法 | 島田正仁( ( 株 ) シーディーアダプコジャパン) |
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MSC.Actran,ACTRAN/TM,ACTRAN/LA 解析事例 | 齊藤正毅 (エムエスシーソフトウェア ( 株 ) ) 児玉勇司( ( 株 ) 計算力学研究センター) |
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RADIOSS の解析事例 | 田井秀人(メカログジャパン ( 株 ) ) |
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数値解析を用いた空力騒音の予測に関する市販ソフトの現状について解析事例をまじえて紹介する. | ||
16:50 ~ 17:30 | 市販ソフトデモ展示 |
● 1月14日(金) | ||
9:40 ~ 10:40 | ISVRにおける空力騒音関連研究 | 杉本理恵(サウサンプトン大学) |
イギリスの University of Southampton, Institute of Sound and Vibration Research における空力騒音関連の研究内容を紹介する. | ||
10:40 ~ 11:40 | 空調設備における空力騒音低減事例 | 丸田芳幸( ( 株 ) 荏原総合研究所) |
熱交換器,配風装置,分岐管など,空調設備要素からの空力騒音を実験的に低減し,実プラントに適用した事例を紹介し,数値解析だけでは不可能な点に関して解決手法を提案する. | ||
13:00 ~ 14:00 | 大形軸流ファンにおける空力騒音低減事例 | 高津 恭( ( 株 ) 日立インダストリイズ ) |
大形軸流ファン騒音の低減技術について,これまで取られてきた対策と今後の展望について,具体例を示しながら解説する. |
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14:00 ~ 15:00 | 自動車における空力騒音低減事例 | 若松純一(日産自動車 ( 株 ) ) |
自動車における空力騒音の低減技術について,具体例を示しながら解説する. | ||
15:15 ~ 16:15 | 新幹線における空力騒音低減事例 | 栗田 健 ( 東日本旅客鉄道 ( 株 ) ) |
新幹線の高速化に伴い重要性を増している空力騒音に関して,新幹線車両の空力音源とその低減事例について紹介する. | ||
16:15 ~ 17:15 | 航空機における空力騒音低減事例 | 中村良也( 石川島播磨重工業 ( 株 ) ) |
航空機騒音の低減技術について,これまで取られてきた対策と今後の展望について,具体例を示しながら解説する. |
定 員
60名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
聴講料
会員20,000円,学生会員5,000円,会員外30,000円,一般学生8,000円 いずれも教材費を含みます.開催日の10日前までに聴講料が着金するようにお申込み下さい.以降は,定員に余裕のある場合,当日受付とします.なお,聴講券発行後に取り消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.
申込み方法
申込者 1 名につき, 11 月号告 348 ページの行事申込書 1 枚(コピー可)に必要事項を記入し,代金を添えてお申し込み下さい.なお,本会ホームページ( http://www.jsme.or.jp/ )の「各種申込」欄からも申し込みが可能です.
教 材
教材のみご希望の方,または聴講者で教材を余分にご希望の方は, 1 部につき会員 3,000 円,会員外 5,000 円にて頒布いたしますので,開催前までに代金を添えてお申し込み下さい.講習会終了後に発送いたします(本講習会終了後は販売いたしません).
本講習会に関する問合せ
〒 300-0013 茨城県土浦市神立町 502 日立製作所機械研究所
海保真行[ Tel.:029-832-4413 / Fax.:029-832-2804 / Email: kaiho@gm.merl.hitachi.co.jp ]
申し込みに関する問合せ先
Tel.:03-5360-3505 / Fax.:03-5360-3509 / Email: kosaka@jsme.or.jp (担当職員 小阪雅裕)