第81期(2003年度)部門同好会報告
徳島大学常三島キャンパスで開催された2003年度日本機械学会年次大会期間中の8月6日に流体工学部門同好会が開かれました.7月中は例年になく涼しい冷夏の毎日でしたが8月に入ると途端に本格的な夏の暑さとなり,当日も厳しい暑さの中での年次大会とそれに続く同好会となりました.
今年度の同好会は,常三島キャンパス内の工業会館2階大ホールにおいて65名という多くの参加者を得て,夕刻6時より始まりました.福富が司会を担当し,まず九州大学速水洋流体工学部門長の挨拶(写真1)で始まり,冒頭には去る5月15日に急逝された開催校の徳島大学教授中瀬敬之先生の逝去を悼み,部門長の発声により全員で黙祷を捧げました.続いて同好会の話題提供として,愛媛大学名誉教授で前愛媛大学長鮎川恭三先生の.「地方国立大学で過ごして」と題した講話が30分ほどありました(写真2).理学と工学の関わり,研究テーマ(混相流)選択のいきさつ,現在の大学(特に地方大学)の課題とそれへの取組みなど沢山の示唆に富んだお話をお伺いすることができました.
講話の後,横浜国立大学亀本喬司先生の発声(写真3)で乾杯を行い,夏日真っ盛りの朝から夕方まで続いた発表や討論による喉の乾きを一挙に潤し,また会員同士の情報交換を行うとともに親睦を深めるべく歓談に移りました(写真4-写真5-写真6).歓談の途中では,9月開催の流体工学部門講演会について大阪大学辻裕先生から(写真7),また来年の年次大会開催校北海道大学の藤川重雄先生(写真8),部門講演会開催校九州工業大学西道弘先生から(写真9),それぞれの講演会についての紹介と挨拶がありました.
最後は,流体工学部門のますますの発展を祈念して日立製作所飯野利喜氏の発声による三本締めで会はお開きになりました(写真10).余談ですが,2日後の8月8日には台風10号が徳島を直撃し,まさに嵐の中の講演会となりましたが,同好会の日に重ならなかったのは不幸中の幸いでした.
文責:福富純一郎(徳島大学)
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