2004年度(第82期)日本機械学会流体工学部門講演会報告
| OS,WS,F,GS一覧 | 懇親会風景 |
藤井孝藏部門長の挨拶 |
部門講演会概要 昨年9月の関西大学での講演会に引き続き,本年11月に北九州で開催された2004年度の部門講演会の報告をいたします.講演会場は北九州市若松区の北九州学術研究都市でした.町の中心から少し外れているためか,参加者は会場にとどまり,終日,参加者の行来が絶えず,各講演室とも遅くまで,多くの聴講者で賑わっていたようです.会場に用意した500部の講演概要集は2日目に品切れになりました.また,懇親会は黒崎の北九州プリンスホテルで行われましたが,予想以上の参加者があり,会場に入りきれない程で,参加者に御迷惑をおかけしました.特別講演は市民開放でしたので,近くの大学の学生なども出席し,ほぼ満員の状態でした.今回の主なデータは以下の通りです. |
開催日: | 2004年11月25日(木),26日(金) |
場所: | 北九州学術研究都市 |
特別講演: | 2件(徳田君代先生(九工大):エネルギー産業における流体力学的問題, 小林敏雄先生(日本自動車研究所):自動車産業における流体力学的問題) |
講演件数: | 291 |
参加登録者数: | 505名 |
懇親会出席数: | 123名 |
機器展示: | 7件 |
カタログ展示: | 4件 |
講演概要集広告: | 5件 |
参考のため最近の講演会の記録を引用します.
2000年度(室蘭):講演件数272,参加登録者数446
2001年度(蔵王):講演件数245,参加登録者数407
2003年度(関西):講演件数236,参加登録者数436
以下にOS(オーガナイズドセッション),WS(ワークショップ), GS(一般セッション)の一覧を示します.これらは8室に別れて平行して行われました.
OS:13件
OS1 噴流,後流及びせん断流の基礎と応用;37件
OS2 噴流の特性と工業的応用;9件
OS3 高速流れと衝撃波現象の基礎と応用;23件
OS4 渦流れ;13件
OS5 固気二相流;10件
OS6 複雑流体・非ニュートン流体の流れ;21件
OS7 マイクロ・ナノフルイディクス;12件
OS8 人工臓器内の流れ;10件
OS9 生物流体工学とその応用;10件
OS10 自然の流体エネルギー利用技術;23件
OS11 ウエーブレット解析の現状と新しい展開;9件
OS12 フュージョンテクノロジーにおけるビジュアリゼーション;12件
OS13 流体機械に関連した内部複雑流動の解析と計測;32件
WS : 4件
WS1 機能性流体工学の先端融合化
WS2 ダイナミックPIVによる流れ場の時空間計測への挑戦
WS3 うず-その本質と特性
WS4 流体機械と先進技術
GS: 14件
GS-1 計測技術;5件
GS-2 スポーツ工学;4件
GS-3 管内流;5件
GS-4 分子動力学・粒子法;4件
GS-5 二相流1;4件
GS-6 二相流2;5件
GS-7 乱流1;5件
GS-8 乱流2;5件
GS-9 乱流3;5件
GS-10 振動物体;5件
GS-11 音響・騒音;4件
GS-12 実用問題;5件
GS-13 噴流・対流・後流;5件
GS-14 流体機械;5件
講演会の前日11月24日(水)に第4回「流れの夢コンテスト」が学研都市内の北九州市立大学で,「Quality of Life」-健康のテーマのもとで開催されました.当日,西道弘教授(九工大)に「工夫の仕方」,安田隆助教授(九工大)に「マイクロマシン」を特別講演として話して頂きました. 部門講演会はいつも多くの方々の献身的な協力に支えられています.今回も同じで,塚本寛教授(幹事,九工大)には実質的な実行委員長として全てを取り仕切って頂きました.実行委員は西道弘(副委員長,九工大),金元敏明(幹事,九工大),田中和博(幹事,九工大),宇野美津夫(九共大),梅景俊彦(九工大),越智廣志(西工大),片野田洋(北九大),樫村秀男(北九高専),清水文雄(九工大),玉川雅章(九工大),永山勝也(九工大),畠中清史(九工大),服部裕司(九工大),渕脇正樹(九工大),松尾一泰(北九大),宮崎康次(九工大)の各先生方で,特に,ホームページの立ち上げ,プログラムの編成等については服部裕司先生,宮崎康次先生,玉川雅章先生に大変お世話になりました.その他,事務連絡等で深井千亜紀さん,学会本部の小阪雅裕様にお世話になりました.