No.17-30 講習会「乱流モデルをいかに使うか」開催報告
担当:塚原隆裕(東京理科大学)
2017年7月21日(金)に,東京理科大学(神楽坂キャンパス)森戸記念館にて, 講習会「乱流モデルをいかに使うか」を開催致しました.当該講習会は,一昨年度から始まり,参加申し込みが定員を超えるなど盛況だったため,この度は3回目の開催となりました.今回は42名の受講者数を集め,その所属別内訳は,企業28名,学校関係11名,その他3名で,会員資格別では正員14名,会員学生1名,会員外7名,特別員8名,協賛団体6名,一般学生6名でした.講習会終了後,講師の先生方も含めた懇親会を開催しました.最後まで,講師の先生方には幅広く指南・議論をして頂き,参加者間も含めて交流を深めて頂く機会を作りました.
【開催地】
東京理科大学(神楽坂キャンパス)森戸記念館 第1フォーラム
(東京都新宿区神楽坂1-3)https://www.tus.ac.jp/info/campus/kagurazaka.html
【ホームページ】
http://www.jsme-fed.org/events/2017/17-30.html
【プログラム】
9:30~11:00 | 「回転流と浮力流における乱流モデル」服部 博文(名古屋工業大学) |
11:10~12:40 | 「乱流モデルの選択における注意点について」安倍 賢一(九州大学) |
14:00~15:30 | 「自動車周りの非定常空気力解析」坪倉 誠(神戸大学) |
15:45~17:15 | 「ターボ機械における乱流モデル」山本 誠(東京理科大学) |
18:00~20:00 | 懇親会(予定.希望者のみ.懇親会費は別.詳細は講習会申込者に別途連絡.) |
【アンケート結果】
回答数名 38名(回答率 90%)
年齢 | 20代 29%,30代 27%,40代 15%,50代 6%,60代 2% |
職種 | 企業の研究開発 31%,企業の設計業務 17%,国公立研究機関 4%,大学教員 4%,学生 13%,その他 10% |
参加のきっかけ | 機械学会のWebページ 33%,上司・先生・知人の紹介 33%,メーリングリスト(JSME-Info)13% |
参加費用 | 高い 6%,やや高い 25%,妥当 48%,多少安い 0%,安い 0% |
使用テキスト | 良い 17%,概ね良い 44%,普通 15%,若干悪い 4%,悪い 0% |
理解度 | かなり理解した 2%,概ね理解した 56%,余り理解できなかった 19%,殆ど理解できなかった 0% |
満足度 | 非常に満足 10%,概ね満足 54%,普通 10%,多少不満 2%,不満 0% |
●専門分野・業務内容(記述式)
CAE・CFD全般 | 5名 |
自動車関連 | 4名 |
原子力関連 | 3名 |
空調設備 | 3名 |
撹拌槽の研究開発 | 3名 |
気液二相流の伝熱流動 | 2名 |
ガスタービン・高速流 | 2名 |
二輪車の空力解析 | 2名 |
その他の流体機械 | 6名 |
その他の製品開発 | 4名 |
血管・生体関連、粘弾性流体、河川・海洋 |
●参加動機(記述式)
CFD使用にあたり乱流モデルの知識が必要となったため | 12名 |
業務・研究で必要になったため | 6名 |
乱流について興味があったため | 5名 |
CFD技術の向上・維持 | 3名 |
CFDで乱流モデルの取扱いが難しいため.CFDによる性能予測の要求(工期、コスト削減)が大きいため.CFDを利用する際の乱流モデルの選択を再復習したかったため.気液二相伝熱解析への乱流モデルの適用性に関する意見を得るため.業務にてSST k-ωでやるかAKN k-εでやるか悩んだため.乱流モデルの選定指針をユーザーに伝えるため.乱流モデルの妥当性を確認したかったため. |
更新日:2018.5.8