No.21-101 講習会「混相流入門:実験・数値計算の基礎から実例まで」開催報告
堀口直樹(日本原子力研究開発機構) 内山雄太(電力中央研究所)
2021年 11月 1日(月)に,オンラインにて 講習会「混相流入門:実験・数値計算の基礎から実例まで」を開催致しました.今年は24名の方が受講されました.以下の通り報告いたします.
開催方法・日時
オンライン開催(Webex)
日時:2021年11月1日(月)9:20-17:00
ホームページ
https://www.jsme.or.jp/event/21-101/
プログラム
9:20~ 9:30 | 挨拶・諸説明 堀口 直樹(日本原子力研究開発機構) |
9:30~11:00 | 気液二相流の一次元数値解析と液膜ドライアウト予測 大川 富雄(電気通信大学) |
11:00~11:10 | 休憩 |
11:10~12:40 | PIV・LIFによる流体の速度場計測と混相流への応用 金子 暁子(筑波大学) |
12:40~13:40 | 昼休み |
13:40~15:10 | ファインバブルの基礎と計測および実用化 寺坂 宏一(慶応義塾大学) |
15:10~15:20 | 休憩 |
15:20~16:50 | 混相流数値計算の化学工学への適用例 松隈 洋介(福岡大学) |
16:50~17:00 | 挨拶 |
参加人数 (定員なし)
24名
正員12名,学生員1名,正員学生1名,特別員5名,協賛会員1名,協賛学生員0名,会員外4名
アンケート結果
(1-1)参加者ご自身について:お差支えなければ年齢を教えて下さい.
年齢:20代 60%, 30代 20%, 40代 10%, 50代 10%
(1-2)ご自身のお仕事に関して,該当するものをチェックして下さい.
業種:企業の研究開発 50%, 企業の設計業務 40%, 国公立研究機関 10%,
大学教員 10%, 学生 10%
(1-3)ご専門は何ですか?
- 液膜流モデルを用いた限界熱流束予測
- 航空機エンジンの制御機器開発
- 流体工学
- 製造工程CAE
- CFD
- 自動車の熱流体解析
- 高速炉の熱流動解析
- 化学工学(蒸留,熱交換器,反応器などの基本設計)
- AT/CVTのCAE解析
- 自動車部品の流体解析
(2)参加の動機:本講習会に参加した動機を簡単にお答え下さい.
- 大川先生の講義に興味があったため.
- キャビテーションのような気液二層流の基礎知識を習得したかったためです.
- 混相流の知識を深めるため.
- 製造工程CAE理解に際して必要な為.
- 混相流CFDの情報収集.
- 気液混相流の知見習得のため.
- 混相流(気液二相流)の基礎や最近の動向について学習するため.
- スラグフロー反応器の設計課題がでてきたため.
- 流体解析担当となったため,流体力学の基礎知識を学びたかった為.
- 解析業務において混相流の流体解析を行っているため.
(3)参加のきっかけ:この講習会を何の媒体でお知りになりましたか?
上司・先生・知人の紹介 70%
メーリングリスト(機械学会) 20%
機械学会のWeb ページ 10%
機械学会誌の会告原稿 0%
(4)参加費用について:
高い 0%
やや高い 50%
妥当 50%
多少安い 0%
安い 0%
(5-1)オンライン開催について:
良い 60%
概ね良い 40%
普通 0%
若干悪い 0%
悪い 0%
(5-2) 5-1の理由:
- 参加のハードルが低かった.
- 在宅で聴講することができたためです.
- 参加しやすいため,またスライドが見やすいため.
- 資料が見やすい,ただし質問がし難いというデメリットも感じる.
- 有意義な内容が多くためになった.
- 時間や移動等にかかる制約がなく,気軽に参加しやすいため.
- 場所によらずに参加がしやすい.
- オンラインでも特に問題なく受講できた.
(6-1) 使用テキスト(教材):使用テキスト(教材)についてはどのようにお感じですか?
良い 50%
概ね良い 30%
普通 10%
若干悪い 10%
悪い 0%
(6-2)6-1の理由:
- 最先端の内容の概略をわかりやすく説明して頂いたためです.
- PDFで取り扱いがしやすいため.一方で編集が制限されていたので書き込みができなかったため.
- 文字の定義が書かれていないなど,テキストだけで把握できない部分が多い.
- 情報量が十分に多いと感じた.
(7) 理解度:本講習会に関する,全体的な理解度をお答え下さい.
かなり理解した 0%
概ね理解した 90%
余り理解できなかった 10%
殆ど理解できなかった 0%
(8) 満足度:本講習会に関する,全体的な満足度をお答え下さい.
非常に満足 50%
概ね満足 40%
普通 10%
多少不満 0%
不満 0%
9)特に興味を持った講義の講師名:
大川先生 30%
金子先生 10%
寺坂先生 10%
松隈先生 50%
(10) 今後,混相流に関する講習会においてどのような内容の講義を聴講したいですか?
- コロナ禍では難しいかもしれませんが,実験室見学や簡単な実験の様子を拝見できれば
と思います. - キャビテーション
- 様々な相関式の紹介,相関式の作り方.
- 計算式や解析においてどのように妥当性を判断するべきか,またその手法など.
- 混相流の可視化について,機械学習・ビッグデータ等の情報科学の混相流への活用について.
- 気液2相流における物質移動,計算,アプリケーションの実際について聴講したい.
(11)過去に混相流に関連して他の講習会に参加されたことはありますか?
ある場合には,本講習会に参加されて感じたことがあればお書き下さい.
- ないです.
(12)混相流に限らず,このような講習会が企画されれば是非参加したいという講習会があれば
お書き下さい.
- 流体工学に関する基礎講義があれば聴講したいです.
- 流体分野と情報科学の関わり・活用等について.
- 混相流の計算演習があるものがあるとうれしい.
- 流体力学入門講座
(13) その他のご意見
- 昼休憩の時間をもう少し早めにしていただけると幸いです.