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No.21-43 講習会「CFDの基礎とノウハウ」開催報告

講習会ワーキンググループ 工学院大学 佐藤允

2021年6月22日に 講習会「CFDの基礎とノウハウ」を開催した.昨年度に引き続きオンライン開催(Zoom)となったが,特に大きなトラブルなく実施することができた.アンケートの結果より,講習会の満足度は「非常に満足」と「概ね満足」が合わせて約60%,「普通」が約40%となり,全体的に好評だったと言える.オンライン形式については「良い」と「概ね良い」が合わせて約83%となり,肯定的な意見が多数を占めた.

ホームページ

https://www.jsme-fed.org/events/2021/21-43.html

プログラム

9:20~9:30  挨拶・諸説明
佐藤 允(工学院大学)
9:30~11:00  「流れの本質の理解と解析の基礎」
加藤 千幸(東京大学生産技術研究所)
11:10~12:40  「物理モデルの基礎と選択法」
山本 誠 (東京理科大学工学部)
12:40~13:40 昼休み
13:40~15:10 「離散化手法とスキームの基礎と選択法」
嶋 英志 (宇宙航空研究開発機構/航空技術部門/特任担当役)
15:20~16:50 「自由界面流れの数値計算」
高木 周 (東京大学大学院工学系研究科)

アンケート結果

回答数42 (回答率48%)

年齢

20代:50%,  30代:31%,  40代:14.3%,  50代:4.8%


職種

企業の研究開発:35.7%
企業の設計業務:33.3%
企業の営業業務:2.4%
国公立研究機関:7.1%
大学の教職員:14.3%
高専の教職員:2.4%

学生:23.8%
参加のきっかけ

上司・先生・知人の紹介:50%
メーリングリスト:26.2%

機械学会のWebページ:23.8%
参加費用について

妥当:61.9%
やや高い:31%
高い:4.8%

多少安い:2.4%

オンライン受講について

良い:45.2%
概ね良い:38.1%

普通:16.7%
使用テキストについて

普通:38.1%
概ね良い:33.3%
良い:26.2%

若干悪い:2.4%
理解度

概ね理解した:54.8%
余り理解できなかった:33.3%
かなり理解した:7.1%

ほとんど理解できなかった:4.8%
満足度

普通:40.5%
概ね満足:42.9%

非常に満足:16.7%

記述式

●参加動機

  • 設計業務において流体力学の基礎知識が必要となったため.
  • 研究に利用するため
  • CFDについての基礎知識を得るため
  • 研究において,CFDの様々な解法などを勉強したかったため.
  • 自身の研究テーマでCFDを使用する機会が出てきたため
  • これまで実験が主でしたが、これからシミュレーション業務を行う為。
  • 流体力学の基礎を学ぶため
  • CFDの基礎を学びたかったから。
  • 自身の今後の研究に大いに役立つと考えたから
  • CFDの知識のおさらいのため
  • 撹拌解析を実施することになり,知識の習得が必要となったため
  • 業務でCFD解析を使う機会が増え,その基礎を学ぶため
  • 研究で流体力学の知識が必要になったため
  • 流体力学・数値解析の復習と,自由界面についての学習
  • 熱流体解析を使う上で基礎知識の理解を深めたいため
  • 業務において数値計算の知識が必要になったため
  • 建築環境
  • 研究活動でCFDを扱うこととなったため
  • 実務で流体解析を行っているが、基本的な理論を学習したことがなかったため。
  • 博士課程に在籍しており、燃料電池内の二相流を研究していて、基本的な知識を取得したいと思い、参加しました。
  • 流体解析をこれから研究で用いるので、その知識を深めるため
  • 設計業務において流体力学の知識が必要になったため
  • 設計業務において流体解析の基礎知識が必要となったため
  • 研究対象を広げるため。
  • 今後、業務でCFDを使うことを考えているため。
  • 流体力学の知見を得るため
  • 自身の研究に関する知見を深めるため
  • 撹拌流動解析において流体力学の基礎知識が必要となったため
  • 上司からの指示
  • 業務で流体力学の知識が必要であるため。また、CFD解析に関わることになったため。
  • CFDの知識を広げるため
  • 研究において流体力学の基礎知識が重要となるため
  • 設計に使えるCFDのポイント理解
  • 業務で必要な数値流体力学の知識を学ぶため
  • 研究で流体のシミュレーションを行う機会が多いため。
  • CFD計算の利用を検討しているため
  • 大学時代に流体力学の講義を受けたことがなく、ほぼ独学だったので一通り聴講したく参加した
  • 業務で活用するため

●オンライン開催について

  • 気軽に参加が可能となるから
  • 直接会場に行かなくていいため,参加しやすい.
  • 特に困ったことはなかった
  • コロナが収束した場合対面とWebのハイブリッドで開催した方が、質問がしやすいと思いました。
  • 滞りなかったですが、コロナがおさまったら、従来の面直開催の方がより伝わりやすく良いと思いました。
  • 仕事をしながらでも講義を受講できるため
  • スライドも見やすく場所を選ばずに手軽に参加できるから。
  • 講習会参加の予定を立てやすい
  • 東京から遠隔地に住んでいるため。
  • 特に不便に感じた点はなかったため.
  • スライドが見やすいし、声が聞きやすいため。
  • 双方向のコミュニケーションが行えており,移動などの時間の節約ができている.
  • 移動時間が省け、前後で仕事もできる点
  • 事前にテキストが配られるので予習しやすい
  • 気軽に参加できるため
  • 地方からでも参加しやすい。また、テキストが見易い。
  • 対面だと一日拘束され、移動も伴いますが、オンラインだと場所を選ばず、かつ仕事との両立もできますので、大変良かったです。また、先生方も、アンケートを取って理解が進まない受講者に対してフォローするなどの配慮があり、対面と変わらない環境だと感じました。
  • 問題なく受講できたため
  • 特に何も思わなかったため
  • 移動の手間が無い
  • 特に問題なく受講できたため
  • 職場から接続できるのは便利。通常業務もあるため講義に集中するには注意が必要。
  • 会場までの移動が不要
  • 出張など無しで、場所を選ばず参加できる
  • 移動費がかからない,手軽に聴講できる
  • 職場で受けられるため
  • 遠方の先生方の講義が簡単に受けられる
  • 家から受講できるのがよい。対面に比べて、進行スピードが遅かった気がするため。
  • 今回のような講義はオンラインでも全く差異がないので、次回以降もオンラインの開催で十分かと思います。
  • わかり易かった
  • 出張の手間がない。
  • 移動時間ゼロで参加できるため。
  • リラックスした環境で聴講できるため
  • 職場で聞けて便利です.

●今後,数値流体力学に関する講習会においてどのような内容の講義を聴講したいか

  • 希薄流体解析(モンテカルロ直接法など),ボルツマン方程式の解法
  • 適切な乱流モデルの選択,解析の流れと注意すべき点
  • CFDにより実際に計算を実行するにあたってのアドバイス関係。例えばモデルの選択やソフトはこういうものがあるなど
  • 自動車の空力操縦安定性と空力騒音
  • 自動車の空力開発と研究など
  • キャビテーションモデルについて
  • 自由表面流れや噴流のシミュレーション手法
  • 流体-構造連成解析技術について
  • RANSの詳細比較、実測との検証方法
  • 燃焼流 数値流体力学への機械学習の応用
  • 基本的な用語の意味の解説
  • 二相流の適切なモデルの選択
  • VOF法について
  • 物理モデルについて
  • CFDと実現象の紐づけ(妥当性確認)方法
  • 基礎式について説明する講義が欲しい。
  • 乱流モデルとメッシュについて
  • 計算格子の依存性に特化した講義
  • 乱流モデルにおける理論
  • 加藤先生が解説する乱流のお話
  • 各種の混相流計算手法の詳細な離散化とテスト問題への適用と比較
更新日:2021.7.21