No. 22-140 講習会「流体とインフォマティクス」開催報告
小針達也(日立製作所)
妹尾悟史(IHI)
2023年2月1日(水)に、日本機械学会No.22-140 講習会「流体とインフォマティクス」を開催しました。今回の受講者数は30名でした.詳細について以下の通り報告いたします.
開催方法および日時
日時:2023年2月1日(水)9:30–17:00,オンライン開催(Zoom)
ホームページ
https://www.jsme-fed.org/events/2022/22-140.html
プログラム
9:30-9:40 | 挨拶・緒説明 株式会社IHI 妹尾悟史,株式会社日立製作所 小針達也 (10分) |
9:40-11:10 | 東北大学 大林茂 教授 (90分) 「フルードインフォマティクス2.0」 |
11:20-12:20 | 東北大学 下山幸治 准教授 (60分) 「流体解析・設計のためのデータ駆動型アプローチ」 |
12:20-13:40 | 昼休み |
13:40-14:40 | 東北大学 野々村拓 准教授 (60分) 「流体力学の低次元モデルとスパースセンシング」 |
14:50-15:50 | 東海大学 高橋俊 准教授 (60分) 「PIVとアンサンブルカルマンフィルタを用いたデータ同化の応用」 |
16:00-17:00 | 海洋研究開発機構 松岡大祐 主任研究員 (60分) 「地球科学における機械学習の活用」 |
17:00 | クロージング |
受講者数
会員資格 | 名 |
正会員 |
15 |
学生員 |
5 |
協賛団体会員 |
4 |
特別員 |
2 |
一般学生 |
2 |
会員外 |
1 |
特別員行事無料参加券 |
1 |
計 |
30 |
アンケート結果
参加者30名.うち回答者12名(回答率40%)
ご専門は何ですか? 回答例:自動車の空力設計12 件の回答
航空流体
自動車の外装性能研究
自動車の冷却系の研究開発
製鉄のプロセス開発
樹脂流動解析
流体計算・k分子物理
プラントエンジニアリング、3次元流体力学計算全般
DX推進とCAE企画推進
工作機械のIOT化
数値流体力学
自動車の空力研究
流体力学シミュレーション
(2) 参加の動機:本講習会に参加した動機を簡単にお答え下さい. 回答例:設計業務において流体力学の基礎知識が必要となったため.12 件の回答
データ同化手法など業務に役立つと思ったから
膨大なCFD/PIVデータの処理方法の知見を得るため
データ科学を取り込んで,自業務の研究革新するため
スパースセンシングや流体インフォマティクスの動向を調査したかったため
CAEと機械学習についての動向を得るため
流体を対象としたインフォマティクスの先端研究の知見を集めるため。
流体解析業務において、データ同化の考え方を取り入れたいため
流体分野におけるCAEの最新動向を知りたかった
研究において流体のデータ同化に関する知識が必要となった為
CFDと機械学習のトレンドを知るため
データ同化をどのようにして自動車のかいはつに結び付けられるか.そのアイデア収集の為.
最先端の技術収集のため。
オンライン開催について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.11 件の回答
移動の時間が無くて済む
出張対応のハードルが下がり参加しやすいため
その場に行かなくても聴講できるため.
会場や聴衆の雰囲気がつかみにくく、質疑をしにくいと思った
在宅勤務と併用して参加が可能となるため
コロナ状況を考慮すると、オンライン開催が望ましいと考えます。
他のオンライン講習と特に差はない。
コロナ禍以前のように東京で実施しますとなっても地方からは気軽に参加できない。機会損失になる。
現地への移動負担が無いため
現地に行く必要がないため
場所を選ばないため
テキスト(教材)について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.10 件の回答
説明と合わせて見れたり、書き込めたりする
講演いただいたままのpdfファイルがいただけるのはありがたい
わかりやすく整理されているため
情報量が多く、また関連する論文の情報も記載されていたため
分かりやすくまとまっていたため
詳細な記述があり良かったです。動画データがあるとさらに良いと考えます。
データ同化の考え方、手法についてまとまっており、今後の参考になる。
一部分かりにくい部分が有った
どのスライドも見やすかったため
わかりやすいため
(13) 今後,講習会においてどのような内容の講義を聴講したいですか? 回答例:ANCによる空力騒音の制御7 件の回答
特になし
流体騒音の解析技術
スパースセンシングの空力以外の活用事例
とくにありません。
空力騒音のCFDの基礎
界面の評価方法
(14) その他のご意見:特に,このような講習会が企画されれば是非参加したいという講習会があればお書き下さい.2 件の回答
今回の講習会のような従来の自然科学の分野とデータ科学の融合する取り組み
工学と機械学習の橋渡し的な講習会