No. 22-8 講習会「空力騒音入門講座 騒音計測の基礎と実例」開催報告
鈴木委員,佐々木委員
ホームページ
https://www.jsme-fed.org/events/2022/22-8.html
プログラム
9:20~09:30 | 挨拶・諸説明 鈴木康方(日本大学) |
9:30~11:00 | 「空力騒音の基礎」濱川洋充(大分大学) |
11:10~12:40 | 「空力騒音計測の基礎と鉄道における低騒音化の実例」 宇田東樹(鉄道総研) |
12:40~13:40 | 昼休み |
13:40~15:10 | 「自動車開発における風洞試験・車内音計測・CFDの基礎と実例」 宮澤真史(本田技術研究所) |
15:20~16:50 | 「ファン騒音の分類と空力騒音の予測に関する実例」 佐々木壮一(長崎大学) |
参加者
正員25名,正員(学生員からの継続特典)1名,学生員8名,会員外1名,一般学生5名,特別員7名,計47名
アンケート結果
(有料参加者47名,回答者14名,回収率30%)
ご専門は何ですか?
・ジェット騒音
・車両の空力計算・音響計算
・空力音響場の数値解析
・建設機械
・ドローン用プロペラの空力音響性能
・流体工学
・鉄道車両の空力解析
・流体工学(翼の剥離制御や噴流騒音など)
・乱流現象論
・発電機設計・回転機械の振動
・自動車の空調性能開発(CFD)
・自動車のパワートレーンの熱・流体・NV解析
・自動車のNV-CAE解析
・流体関連振動
(2) 参加の動機:本講習会に参加した動機を簡単にお答え下さい.
・ジェット騒音の計測を行なっており,その基礎知識が必要となったため
・基礎的な音響の勉強のため
・研究において空力騒音の基礎知識が必要となったため
・技術士試験を受験するに当たり、業務で経験した知識の学び直し。
・空力音響に関する知見を深めるため
・今後,回転体の騒音についての研究をおこないたいと考えているため
・空力音のシミュレーションを業務で実施するため
・研究において騒音の知識が必要となるため
・音源に関する基礎理論の理解と企業との共同研究の方向性を検討するため
・設計業務において騒音対策をスペックインする案件も多く,機械振動の知見だけでなく流体的知見から見た騒音関係の基礎知識が必要と感じたため.
・今後、空調騒音をCFDで判断できるような技術開発が必要になってきたため
・流体騒音解析が必要な業務が企画されたため
・業務において流体騒音の基礎知識が必要となったため
・空力騒音に関する知見を深めるため
オンライン開催について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.
・最初の方にミュートを行っていない参加者がおり、講義が聞き取りにくかった。ホストは設定において、入室時にカメラ・マイクをOFFにすることが可能なので、その設定をして欲しかった
・移動が必要ないため
・移動なく受講できる、会社でなく個人的に受講しいているが、周囲に気を使わなくて良い。
・参加するハードルが高いと感じなかったため
・現地に行く手間が省けるので手軽に参加できた点はよかった
・特に接続ができないなどのトラブルが無かったため
・移動や宿泊の時間・コスト・労力が少ないため。
・途中、大学で会議等があっても途中退席・入室しやすい
・交通費や宿泊費が必要なくなるので経済的によい
・場所を選ばず参加でき,時間的制約も受けないため以前よりも参加しやすくなった.一方で若手エンジニアとしては,講師や聴講者を含めた先輩方とのつながりを作る機会は失っているようにも感じるので完全に良いとは言い切れないと考えている.
・自宅や勤務先から参加できる。
・交通費や移動の時間が必要ない。
・地方企業からすると東京出張はコロナ情勢もあり許可がでない。
・原則出張自粛であるため
・時間的な自由度がある
・講演会前に業務があり対面開催であった場合は参加できなかったが,オンラインでの開催であり参加できたため
テキスト(教材)について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.
- 非常にわかりやすく、事後で内容を追いかけやすいものだった
- パワーポイントだけでは分かりにくいところがあるため
- 読みやすい。
- 分かりやすかった
- 理論式や実例について、詳細に記載されているため
- 発表資料と同じなので、途中で該当箇所にメモしたり後で復習することができる。
- 教材はPPTファイルのコピーなので見やすいが,やはりまとまった解説記事が欲しいと思いました.
- 参考文献リストや実例を含んだ内容で大変参考になる.
- 1ページ2枚のPDFは扱いずらいので、1ページ1枚にして欲しい。
- 電子データとして配布されたので保存しやすい
- 分かりやすいし紙出力も可能だったのでメモも取りやすかった
- 基礎から応用まで丁寧に記載されているため
(13) 今後,空力騒音に関する講習会においてどのような内容の講義を聴講したいですか?
- CFDによる空力騒音の予測
- 空力音響の数値解析に関する講義
- 空力音響場の数値解析
- 翼に関する騒音
- Howの式などの基礎的な理論式の内容説明、CFDを用いた空力騒音解析の実例など
- 学生向けにLighthillやCurl、powell、how等の音源の基本理論の導出を省略せずに教えてくれる講義
- 騒音低減技術の最先端(理論・実験・シミュレーション)の解説
- 自動車などの空調騒音
- 空力騒音のCFD(基礎と実用例)、騒音低減対策例
- 今回も多少は教えていただけましたが、製品開発の現場での具体的な活用事例やノウハウ
- 境界要素法による音場の数値計算
(14) その他のご意見:特に,このような講習会が企画されれば是非参加したいという講習会があればお書き下さい.
- 非常に有意義な講演会でした。ありがとうございます。
- 機械学習,確率的最適化法などを利用した渦や壁面せん断応力,音源の制御理論
- 流体構造連成解析を用いた回転機械にかかわる解析技術についての講習会があれば参加したいです.
- 熱+流体のCFD
流体分野ではなくなるが音響解析(音響CAE)
3D-CFDと1D-CAEやMBDとの連成解析、解析
次元低減モデル(ROMモデル)の理論や手法紹介
- 講師からの講義だけでなく、参加者との議論の時間をあえて多くとるような企画もよいかと思います。
例えば、事前に参加者から質問を募って、講師がそれに回答するスタイルはどうでしょうか。
どのようなテーマの講習会にも言えることかもしれませんが、せっかく開催案内の説明を読んで参加しても、期待していた内容と違う場合がしばしばあります。
参加者目線での内容構成に期待したいです。