No. 23-42 講習会「流体力学基礎講座-基礎学理から数値流体力学・流体計測の基礎と実例まで-」開催報告
講習会「流体力学基礎講座」をオンラインで開催し、56名に方にご参加いただきました。同講習会のアンケートの結果を、以下の通りご報告いたします.
ホームページ
https://www.jsme-fed.org/events/2023/23-42.html
開催日および開催方式
2023年6月1日(木)および2日(金) オンライン形式
プログラム
第1日:6月1日(木) | |
9:20~ 9:30 | 挨拶 佐々木 壮一(長崎大学) |
9:30~10:50 | 「流体の性質一般,圧力,粘性力,無次元数,浮力,揚力,抗力」 伊藤 慎一郎(工学院大学) |
11:00~12:20 | 「ベルヌーイの式,運動量の法則」 伊藤 慎一郎 |
12:20~12:30 | 質問コーナー |
12:30~13:30 | 昼休み |
13:30~15:00 | 「流体計測の基礎:熱線流速計,PIV,PSP,流体力計測」 飯田 明由(豊橋技科科学大学) |
15:10~16:30 | 「非定常流れの統計処理」 飯田 明由 |
16:30~16:50 | 質問コーナー |
2日目:6月2日(金) | |
9:30~10:50 | 「連続の式・流体の加速度・オイラーの運動方程式」 伊藤 慎一郎 |
11:00~12:20 | 「ナビエ・ストークス方程式・拡散方程式・レイノルズ数の導出」 伊藤 慎一郎 |
12:20~12:30 | 質問コーナー |
12:30~13:30 | 昼休み |
13:30~15:00 | 「流体力学シミュレーションのための基礎」 山本 誠(東京理科大学) |
15:10~16:30 | 「数値解析の方法と実例紹介」 山本 誠 |
16:30~16:50 | 質問コーナー |
参加区分
正員:22名(39%),特別員:13名(23%),会員外:10名(18%),学生員:8名(18%),一般学生:2名(4%),協賛団体会員:1名(2%)
アンケート結果
(有料参加者56名,回答者33名,回収率60%)
(1) 参加者ご自身について:差支えなければ年齢を教えて下さい.
ご自身のお仕事に関して
ご専門について
- 調節弁の設計
- 建築
- 空調設備の気流シミュレーション
- 医療機器の構造シミュレーション
- 空調関連
- 電子機器関係の熱設計技術の構築
- 浄水機械設計
- タイヤの空力解析、ゴム材料の分子シミュレーション
- 振動物体後流のPIV解析
- 冷凍機開発
- 流体系シミュレーション
- 液送装置の設計
- タイヤのFEMシミュレーション
- 事務用機器の気流、熱に関するシミュレーション
- 密度成層乱流の構造解析
- 医療機器のCAE解析
- 波動デバイスの開発
- 土木分野における地下水流動の調査、解析
- 水処理関連
- 風力の風況解析
- 筆記具の液流出設計
- 自動車内燃機関 排気後処理の開発、設計
- 混相流、気液界面から生成する液体ジェット
- 大形ポンプの計画設計
- 風車
- 解析
- 装置内の化学反応解析
- 産業ロボットの構造解析、流体解析
(2) 参加の動機:本講習会に参加した動機を簡単にお答えください。
- 業務上、流体力学の基礎知識が必要なため
- 気流シミュレーションの最適化に向けて
- 熱流体解析を実施することになったため
- 流体力学の知識が業務に役立つと考えたため
- 今後の設計業務において、流体力学の基礎知識が必要になるため
- 流体に関する流体力学の基礎知識が必要となったため
- 業務においてCFDの知識及び流体力学の知識が必要となったため
- 研究テーマで空力解析業務を実施する必要があったため
- 実験において流体力学の基礎知識が必要となったため
- 流体力学を学びなおしたかったため
- 流体力学の基礎知識が全体的に足りていないと思ったから。
- 設計業務において流体力学の基礎知識が必要となったためです。
- 使用ソフトの流体構造連成解析における原理を理解することを目的として、流体力学の基礎方程式を学びたく受講した。
- シミュレーションを業務としているが、流体力学の知識が必要と感じたため。
- 開発業務に流体力学の知識が必要となったため。
- CAE解析業務の中で、今後CFDを担当することになり、基礎知識の再学習が必要になったため。
- 河川の流れや地表流を理解するために流体力学の知識が必要となったため
- まれに業務でCFDを使用するが、流体力学の基礎知識は無く、それを身に付ける良い機会だったため
- CFDにおいて、流体力学の知識が必要と感じたため
- 普段の研究の中で、流体力学シミュレーションを用いているが、流体力学の基礎力を固め、研究に役立てたいと思ったため。
- 流体力学の学び直し
- なかなか通して学ぶ機会がなかったが、よい機会と感じたため
- 時間をとって流体力学の基礎を見直したかったため。
- 業務で空力現象について扱うことが増えたが、断片的な知識しかなく、基礎知識からちゃんと学びたかったため
- 流体力学のリスキリングのため
- 流体を基礎から学び直す必要があったため。
- 流体力学の基礎を学ぶため
- 教育制度
- 反応解析業務に流体力学の基礎知識が必要になったため
- 流体力学の基礎知識が必要となったため
(3) 参加のきっかけ:この講習会を何の媒体でお知りになりましたか?
(4) 参加費用:参加費用についてはどのようにお感じですか?
(5) オンライン開催:オンライン受講についてはどのようにお感じですか?
オンライン開催について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.
- 場所を選ばず受講できる
- 地方にいても気軽に参加できる
- 天候など、当日の状況にほぼ左右されずに参加できるため
- 時間的に効率よく参加できる
- 移動時間、費用を抑えられるため。
- 移動時間を必要としない。天候の影響を受けない。
- 自宅から受講することができ、交通費がかからないため
- 参加のハードルが下がる(時間的制約が小さい)
- 場所を問わず参加でき、特に接続の問題も生じなかったから
- 受講しやすいからです。
- 今回のように天候が不安定だと、帰宅困難になる可能性もあるため、オンライン開催も選択肢にあることは良いと思ったため。
- 勤務地が宮城県のため、移動時間、費用が不要となるのは助かります。
- 今回、業務多忙につき、移動を含む対面解散では参加は不可能でした。
- 遠方からでも参加のハードルが下がった。
- 出席交通時間、費用の節約
- 講習会開始前後の時間を業務に充てられるため
- 講習会の前後で通常業務が行えるため
- 会場への移動なく、気軽に参加できるため
- 移動時間がかからず、効率よく学ぶことができるため。
- 自席で落ち着いて受講できました。
- 移動などがなく、負担が少ない
- 自宅等で受講できるのが嬉しい
- 会場までの往復の時間までを含めた時間を確保するのが難しいです
- 地方から上京して受けるのが厳しかったため。
- 講義において不便さを感じることがなかったため
- 時間が有効活用でき,あとで見返せる.
- 移動時間なく受講できるため
- 分からないところは質問できますし、移動する手間がなく良いと感じたためです。
(6) 使用テキスト(教材):使用テキスト(教材)についてはどのようにお感じですか?
テキスト(教材)について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.
- 内容をよく理解することができたため
- 講座に合わせた教材になっていない(時間に対してページ数が多く、洗練されていない)
- 講座の復習ができるよう詳細に書かれているため
- 理論や実践的な内容が含まれたテキストで参考になりました。
- 一般の教科書に無いような例が多く、勉強になりました。
- 全体的には、話の流れとしてテキストが機能していたが、一部ミスプリや説明がざっくりしたものもあったから
- 沢山のページ数を使って、細かく説明して頂いているからです。
- 内容が充実しており、後で見直しても役に立つため。
- 分かりやすくまとまっていると思います。
- 教科書よりも詳細な内容と感じました
- 途中式等詳細な記載まであり、丁寧に解説してあり分かりやすかった。
- 講義内容を書き込む必要がない。追加だけの書き込みでよい。
- 説明内容をPower pointのノート欄に記載したものを配布していただけるとありがたいです。
- (内容)丁寧な導入で始まり、初学者に親切な作りだったため。(体裁)配慮があり見やすかったため(印刷時にアニメーションのせいで文字が隠れる等が無い)
- 理解するためには、テキストだけでなく、講義の内容、ポイントをメモする必要があると感じた
- 動画などの資料に関しては、紙面上では見られないのが残念。
- やっぱり紙で記入しながら学びたいです。
- 平易にまとめられており、わかりやすいと感じた
- 見やすい資料で、重要な点も分かりやすいため
- 図表や写真がアップデートされてるように思いました
- とても分かりやすかったため。
- 資料だけでは分からない箇所がいくつかあるため
- 事例を含めた資料だったため具体的で分かりやすかった。
- 必要な部分をしっかりとおさえた教材と感じました。
(7) 理解度:本講習会に関する,全体的な理解度をお答え下さい.
(8) 満足度:本講習会に関する,全体的な満足度をお答え下さい.
(9) 特に興味を持った講義を教えて下さい。
(10)開催時期:講習会に参加をするためのご都合のよい時期についてお答えください。
(11)講習会の開催方法について
(12)機械学会事務局(東京・飯田橋)でのハイブリッド形式の講習会について
(13)講習会終了後の懇親会の開催について(ハイブリッド及び対面開催の場合)
(14) その他のご意見:特に,このような講習会が企画されれば是非参加したいという講習会があればお書き下さい.
- 撹拌に関する基礎講座
- 有限要素法、有限体積法の数学の部分について、分かりやすい説明があると助かります。
- 流速、圧力に関する測定法と解析方法について。 また、対面開催で懇親会参加の場合は、コンプライアンスの関係で上位管理職まで参加許可を申請する必要があるため、参加前の社内手続きが煩雑になります。 オンラインの場合は特に問題ないので参加しやすくなります。
- 電磁界の流れ
- 案内にありましたが「CFDの基礎とノウハウ」は参加してみたいと思いました。今回の講習会に関して、非常に勉強になりました。ありがとうございました。
- 混相流に特化した基礎講座
- 内容が盛りだくさんで講義スピードが早かったので、例えばシミュレーションに関することは別講習として、その分ゆっくり進める等していただけると嬉しいです。
- 実際に起きた問題の分析から対策までの技術
- 流体解析の非定常解析実例の講演などあれば参加したいです。