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No. 24-52 講習会「流体力学基礎講座」開催報告

講習会「流体力学基礎講座」をオンラインで開催し、57名に方にご参加いただきました。同講習会のアンケートの結果を、以下の通りご報告いたします.

ホームページ

https://www.jsme-fed.org/events/2024/24-52.html

開催日および開催方式

2024年6月20日(木)および21日(金) オンライン形式

プログラム

第1日:6月20日(木)  
9:20~ 9:30 挨拶 佐々木 壮一(長崎大学)
9:30~10:50 「流体の性質一般,圧力,粘性力,無次元数,浮力,揚力,抗力」
伊藤 慎一郎(工学院大学)
11:00~12:20 「ベルヌーイの式,運動量の法則」 伊藤 慎一郎
12:20~12:30 質問コーナー
12:30~13:30 昼休み
13:30~15:00 「流体計測の基礎:熱線流速計,PIV,PSP,流体力計測」
飯田 明由(豊橋技科科学大学)
15:10~16:30 「非定常流れの統計処理」 飯田 明由
16:30~16:50 質問コーナー
   
2日目:6月21日(金)  
9:30~10:50 「連続の式・流体の加速度・オイラーの運動方程式」 伊藤 慎一郎
11:00~12:20 「ナビエ・ストークス方程式・拡散方程式・レイノルズ数の導出」 伊藤 慎一郎
12:20~12:30 質問コーナー
12:30~13:30 昼休み
13:30~15:00 「流体力学シミュレーションのための基礎」 塚原 隆裕(東京理科大学)
15:10~16:30 「数値解析の方法と実例紹介」 塚原 隆裕
16:30~16:50 質問コーナー

アンケート結果

(有料参加者57名,回答者46名,回収率80.7%)

(1) 参加者ご自身について:差支えなければ年齢を教えて下さい.
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (1) 参加者ご自身について:年齢を教えて下さい.。回答数: 46 件の回答。

ご自身のお仕事に関して
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: ご自身のお仕事に関して,該当するものをチェックして下さい.。回答数: 46 件の回答。

ご専門について

  • 乾燥、粉砕シミュレーション
  • 鉄鋼の圧延技術・研究
  • 冷却器の形状設計
  • 流体力学
  • 表面処理、材用開発
  • 自動車の空力設計
  • 風況解析
  • 自動車の駆動部品開発
  • 土木の3次元データ関係
  • ガスタービンのCFD解析
  • MOT駆動ユニットの研究開発
  • 搬送装置の設計開発
  • 航空宇宙製品の空力検討
  • 生産工場向けの設備製作
  • 往復ポンプのバルブ設計
  • 樹脂流動解析
  • 自動車の風洞実験
  • ファンの空力騒音Sim開発
  • セラミックス焼成
  • 産業用光源を用いた光プロセスの研究開発
  • 舶用エンジンの部品設計
  • 建材の空力騒音制御
  • 未定(新入社員のため)
  • 材料力学、流動解析
  • 設備の機械設計
  • 半導体の実装
  • 廃棄物処理施設の燃焼解析など
  • 航空用ガスタービン用空力試験
  • 熱流体力学、特に連続体理論と分子動力学の接続を研究させて頂いています。
  • 噴霧流
  • 解析サポート
  • プロセス開発
  • 航空関連の構造解析,熱流体解析
  • 熱流体現象の解析
  • 廃水処理
  • 乱流の基礎研究
  • 吸気フィルタの保守管理、SOFC性能評価
  • ガス製品の分析技術開発
  • 空調設備
  • 自動車部品の伝熱解析
  • 四輪車の空力開発

(2) 参加の動機:本講習会に参加した動機を簡単にお答えください。

  • 業務において流体力学の基礎知識が必要となったため
  • 業務に流体力学の基礎知識が必要となったため
  • 業務で流体力学の知識が必要であるため
  • 勉強のため
  • 業務において基礎知識の習得が必要となったため
  • ガスの流れを伴うプロセスの開発を行っており、流体の基礎知識が必要になったため
  • 流体力学に従事しているにもかかわらずその知識が乏しいため
  • 業務において流体力学の基礎知識を習得しておいたほうがよいと感じたため.
  • 流体の基礎知識が必要になったため
  • 初めてCFD業務を充当され、流体力学からCFDの広汎な知識が必要となったため
  • 土木の仕事をしているが、建築デザイン系の学校出身のため流体力学は学んだことがなく、基礎を学びたかったため
  • 業務を行うにあたり、多々知識不足を感じることがあったため
  • 業務で流体解析を行うことになり流体力学の知識が必要となったため
  • 業務において流体力学の基礎知識が必要となったため。
  • 流体力学を学ぶことによって材料加工後の木くずや切粉の集塵へ役立てようと思ったため
  • バルブ周りの構造検討にあたり、流体力学の知見が必要となったため
  • 流体力学の基礎知識の習得
  • 業務において理論構築が必要になったため
  • 業務(改善提案など)において流体力学の基礎知識が必要となったため。
  • 今年の4月から独学で流体や空力騒音の勉強をしており、私が間違った理解をしていないか確認するため参加しました。
  • 今後熱流体解析を業務対応する可能性があり基礎知識習得のため。
  • 業務で流体計算を行うことがあります。流体力学の学理や流体シミュレーションの基礎を改めて学びなしたいと考え参加させていただきました。
  • 設計業務における熱流体解析にて流体力学の知識が必要なため
  • 研究開発において流体解析を多用するため,基礎である流体力学の理論と実例を知りたかったため。また学生時代の研究分野によるものか,流体力学に関してはほぼ独学で学んだため,理論に対する認識が整合しているか確認したかったため。
  • 流体力学の知識を持ったうえで、より効率的に設計業務に必要な知識を取得していくため
  • 今月から熱流体解析部門に配属され、勉強が必要になった為
  • NS方程式など流動解析と共通している部分もあり、流体力学の基礎を改めて勉強しよう思ったため
  • 設計業務において流体の知識および熱力学の知識が必要となったため
  • シミュレーション知識の習得
  • 学生時代に流体力学を学んでおらず、現在の部署への配属にあたり基礎知識が必要となったため。
  • 空力試験業務に配置転換し、流体力学の基礎知識が必要となったため。
  • 乱流の統計理論やレイノルズ応力、乱流モデルについて勉強させて頂くためです。
  • 学生実験において流体力学の基礎知識が必要となったため。
  • 自己啓発 計算力学技術者試験の準備として
  • 業務を進める上でシミュレーション解析を活用して進めることが増えてきたため
  • 解析教務において、流体力学の基礎知識が必要であるため
  • 流体力学の基礎知識の再確認のため
  • 基礎知識の勉学
  • 吸気フィルタの保守管理において、粒子を含む混相流計算をしているが、流体力学およびCFDの基礎知識を改めて確認したいと思ったため。
  • CFDを用いた解析業務に携わることとなったため。
  • 流体力学研究室に所属しており、学びを深めるために参加しました
  • 研究開発業務のため
  • 乱流の数値解析に取り組むうえで、流体力学の基礎知識が必要となったため.
  • 機種開発に必要な基礎知識を習得するため

(3) 参加のきっかけ:この講習会を何の媒体でお知りになりましたか?

(4) 参加費用:参加費用についてはどのようにお感じですか?
グラフ, 円グラフ  自動的に生成された説明

(5) オンライン開催:オンライン受講についてはどのようにお感じですか?

オンライン開催について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.

  • 場所を問わず受講できるため
  • スライドを見返すなど自分のペースでの振り返りも可能であったため
  • 気軽に参加できるので良い
  • 移動時間がない
  • 場所の制約が少なく受講しやすい
  • オフラインのほうが質問しやすい気がします。
  • 場所が自由に選択できるため、移動に時間をとられないため。
  • 受講場所を選ばないので、オンライン開催は合理的で助かります。
  • 内容について集中して講義を受けることができるため。
  • 場所を選ばず参加できるため
  • どこでも受講可能なため。
  • スライドを使用することによって図で分かりやすかった
  • 自宅でできるので時間が省ける、会場だとスライドが見えない、音が聞こえない場合があるため
  • 特に問題はなかった
  • 移動時間がない分、忙しい時でも受講しやすい。
  • どこにいても参加ができるため。
  • 会場だと移動が面倒
  • 地方のため移動や宿泊をなしに受講できるため
  • 会社内で簡単に参加できる
  • 特になし
  • オンラインなので参加しやすい。
  • スライドの表示や説明の記載など、うまくいっていない時もあり、見にくかったり、分かりにくかったり感じる事もあった為
  • オンライン開催であることから参加しやすかったため
  • リモートで参加できるため、交通費/時間の節約となります。
  • 測定、解析の実例など書籍レベルではあまりない内容であった
  • 異動のための交通費等が不要であり参加しやすいため。
  • 資料が見やすい。また、現地に移動する必要が無いため。
  • Zoom の普及で、自宅等で不便なく学会の講習会に参加させて頂けるようになって感謝しております。
  • あっちこっち移動せずに、受講できるのは非常に良いと思います。
  • 在宅でも受けられます。
  • 社内で受講できるため
  • オフライン開催のみだと参加費用が非常にかかるため
  • 移動がない 出張にならない
  • 他の会議とバッティングしていても、部分的に参加することが容易なため。
  • 特に問題なく抗議を受けることができたため
  • 参加しやすい
  • 出張・外出なしで受講可能であるから。
  • 聞きやすく、見やすいため

(6) 使用テキスト(教材):使用テキスト(教材)についてはどのようにお感じですか?
グラフ, 円グラフ  自動的に生成された説明

テキスト(教材)について,上記の選択をした理由を簡単にご回答下さい.

  • 有意義な内容のため
  • 部分的に発表用の為わかりにくかったが、大半がとても丁寧にまとめられており、理解しやすかったため
  • 必要な情報がわかりやすくまとまっている。
  • 親切で詳しい
  • 式の導出過程を極力省略せずに記載している
  • 自身の理解の助けになりました。
  • 図のみが貼り付けられたスライドが多く,後から見返したときに何を説明されたかわからないと感じた.
  • 読みやすいが頁番号などがないため質問に困った。
  • 内容の詳細まで記載して頂いているため理解がしやすい。
  • スライド2枚1ページ形式ではなく、スライドをそのままPDFにしてほしかった
  • 詳細に書いてあったから
  • わかりやすくまとめていただいているが量が多いため。
  • 分かり易い資料が多かった。 講習会が終わった後、自分で式の導出が出来るように詳細な式展開が書かれていてありがたかった。
  • 概要について体系的に理解することができたから。
  • 丁寧に解説されており、何度も見直して身に着けたいと思っています。
  • ほぼすべてのスライドが配布されている
  • 理論に関して細かく記述されており理解しやすかったため。また参考書には数学に関するイメージ等は書かれておらず,イメージが難しかったが本テキストには記述されていたため物理的な意味と照合しやすかった。
  • 私は開発職ではなかったため、講義の専門性が高すぎて、一部を除いて実務に関する内容を外れていた。
  • 詳しい説明が書いてあり、かつ講義で使用したものなので、復習もしやすい為
  • pdfのため一部動画などは後から見ることができない
  • スライドの枚数が多く、詳しく書かれていたため
  • 授業では扱わないが読んでいてほしい内容についても記載があったため。
  • 大変丁寧に、書かれており分かりやすかったため。
  • 飯田先生・伊藤先生の乱流やNavier-Stokes方程式の導出過程や、測定装置の御説明が非常に丁寧で分かり易かったです。有難うございました。
  • 分かりやすかったです。
  • 理解しやすい資料であったため
  • 要点をまとめつつも、物理的意味から式の変形までを丁寧に書かれており分かりやすかったため
  • 出版して欲しいくらい充実していた
  • かなり分かりやすくまとめられており、非常に参考になりました。
  • ある部分理解難しい
  • 乱流の現象を扱う上でどんな知識が必要か、網羅的に知ることができた
  • 重要な項目が見やすい教材だと感じた

(7) 理解度:本講習会に関する,全体的な理解度をお答え下さい.
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (7) 理解度:本講習会に関する,全体的な理解度をお答え下さい.。回答数: 46 件の回答。

(8) 満足度:本講習会に関する,全体的な満足度をお答え下さい.
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (8) 満足度:本講習会に関する,全体的な満足度をお答え下さい.。回答数: 46 件の回答。

(9) 特に興味を持った講義を教えて下さい。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (9) 特に興味を持った講義の講師名。回答数: 46 件の回答。

(10)開催時期:講習会に参加をするためのご都合のよい時期についてお答えください。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (10)開催時期:講習会に参加をするためのご都合の良い時期についてお答えください.。回答数: 45 件の回答。

(11)講習会の開催方法について
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (11)講習会の開催方法について。回答数: 45 件の回答。

(12)機械学会事務局(東京・飯田橋)でのハイブリッド形式の講習会について
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (12)  機械学会事務局(東京・飯田橋)でハイブリッド形式の講習会を開催した場合についてご回答ください。 。回答数: 44 件の回答。

(13)講習会終了後の懇親会の開催について(ハイブリッド及び対面開催の場合)
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: (13)講習会終了後の懇親会の開催について(ハイブリッド及び対面開催の場合)。回答数: 41 件の回答。

(14) 今後,この講習会においてどのような内容の講義を聴講したいですか

  • 機械工学に関する基礎領域の講座
  • 実物の流れ場の可視化、解析結果の解釈
  • 空力騒音の理論や数値計算の理論に関する講義を聴講したい。
  • 機械学習
  • 計算力学技術者に興味があるので対策講習会は聴講したいです
  • 熱力学基礎
  • CAE解析の実例に対して、どのようなモデリングをしたかなど詳しく聞けると嬉しいです
  • CFDの様々な手法、事例など
  • 題材ごとに実際にあった問題と解決に至るまでに確認した項目、計算との関係を 問題として出していただければ実務レベルで約に立つかと思いました。
  • CFDにおいて、燃焼解析についても詳しいお話を伺えますとより良いかと思います。
  • 流体計測関連の講義があれば、朝貢したい。
  • 大阪大学の後藤先生の乱流渦の数値シミュレーションやコルモゴロフスケール以下の渦が熱に散逸していく過程の動力学モデル、乱流の統計理論に於ける、レイノルズ応力やカルマン-ハワースの相関の時間発展方程式等、乱流の統計理論について基礎的でしっかりした御講義を拝聴させて頂けると嬉しく思います。
  • 圧縮性流体、混相流など。
  • シミュレーション解析を実例にそって解説する内容
  • 基礎の内容
  • 混相流についての講義があれば、聴講したいと思います。
  • NS方程式の導出までの説明は理解が深まるので引き続き聴講したい。
  • 実例がある製品の開発事例と応用、実験とCFDの活用

(15) その他のご意見:特に,このような講習会が企画されれば是非参加したいという講習会があればお書き下さい.

  • 流体力学の基礎 実験流体力学
  • 1時間程度講演があれば10分休憩のような,もう少し集中力の持続できるような講習会がよいです.
  • 流体力学の基礎について、生活等の実体験(イメージ)で分かるような、非エンジニア向けで計算式等がない超入門な教材があれば教えていただきたいです
  • 樹脂に特化した内容があれば嬉しいです
  • 風騒音の対策
  • 認定資格の練習問題集からの出典があったが、問題集の販売先などの案内をしてほしい。
  • ぱっと思いつきませんが、もう少し、レベル分けして講義して頂けると、初心者には助かります。
  • 熱力学等、他の分野についても基礎講座を開催いただけますと幸いです。
  • 流体関連の講義にすべて参加してみたい。
  • 大学の研究と国の産業競争力の強化を結び付けるには、どうすれば良いのかを教えて頂きたいです。自分自身の修行不足をはじめ、社会に対して、自分の義務をどう誠実に果たしていくべきか、自問する毎日です。貴重な講習会に参加させて頂く機会を頂き、本当に有難うございました。
  • 混相流
  • 最近の動向 技術史 人力飛行機
  • (12)(13)の回答について、私はオンライン参加が中心となりますが、対面開催されるのであれば懇親会を希望される方も多いと考えております。 今回の講義の中でもございましたが、オープンソースの数値解析ソフトウェアであるOpen Foamに関する講習会が企画されれば是非参加したいと思います。
  • 混相流や反応流に関して、理論や解析事例を含む講義を聴講したい。
  • 1方程式の導出説明に,ただの数学導出じゃなく、式の物理意味をもっと説明していただきたいです。 2 工程実例で流体力学の活用関する情報を知りたいです。 よろしくお願いいたします。
更新日:2024.7.16