A-TS 05-22 複雑流体研究会研究会
主 査:蝶野 成臣(高知工科大学)
幹 事:山本 剛宏(大阪大学),鳴海 敬倫(新潟大学)
報告事項:
高分子流体,サスペンション,液晶などの複雑流体の工学的応用が拡大するに従い,その研究活動が活性化している.いろいろなアプローチで複雑流体を研究している研究者が集い,ノウハウや詳細情報の交換を行うことで,この分野の発展を促進することを目的としている.年2回の研究会と機械学会でのOSの実施および他の学協会での同様のオーガナイズドセッション(OS)の開催などを行っている.本年度は,以下の通り,第9回,10回の研究会を実施し,また,機械学会年次大会およびASME-JSME- KSME Joint Fluids Engineering Conference 2011 (AJK2011-FED)にてOSを開催した.
若手研究者の育成の育成を目的として,2011年6月18日(土)に,第9回複雑流体研究会(大学院生の発表会)を当研究会が主催し,同志社大学エネルギー変換研究センターとの共催で,同志社大学京田辺キャンパス 光喜館で開催した.1件の話題提供とディスカッションを行い,7件の大学院生の発表を行った.参加者は教員10名,学生約30名であった.
会員相互の研究に関するディスカッションおよび境界分野の研究紹介を目的として,2011年11月18日(金)に,第10回 複雑流体研究会をキャンパス・イノベーションセンター(東京,田町)にて,実施した.2件の話題提供とディスカッションを行い,また今後の研究会活動に関する議論を行った.参加者は教員14名,学生5名,一般(会社)3名であった.
さらに,2011年7月24日(日)~29日(金)のASME-JSME-KSME Joint Fluids Engineering Conference 2011にてシンポジウムS14. 10th Symposium Transport Phenomena in Materials Processing and Manufacturing Processesを企画,実施し,13件の研究発表が行われた.また,2011年9月11日(日)~14日(水)の日本機械学会2011年度年次大会においてオーガナイズドセッションS056複雑流体の流動現象を企画,実施し,11件の研究発表が行われた.なお,同講演会では関連するOS2件も開催されている.他に,北陸信越支部総会講演会でもOSを開催しており,さらに,日本レオロジー学会,流体力学会などの講演会でも会員がOSを企画し,開催している.
以上の活動の詳細は,下記にプログラム等を掲載する.