A-TS 05-22 複雑流体研究会
主 査: 蝶野 成臣(高知工科大学システム工学群)
幹 事: 鳴海 敬倫(新潟大学工学部)
幹 事: 山本 剛宏(大阪大学大学院工学研究科)
報告事項:
高分子流体,サスペンション,液晶などの複雑流体の工学的応用が拡大するに従い,その研究活動が活性化している.いろいろなアプローチで複雑流体を研究している研究者が集い,ノウハウや詳細情報の交換を行うことで,この分野の発展を促進することを目的としている.年2回の研究会と機械学会でのオーガナイズドセッション(OS)の実施および他の学協会での同様のOSの開催などを行っている.本年度は,以下の通り,第11回,12回の研究会を実施し,また,機械学会年次大会および機械学会流体工学部門講演会にてOSを開催した.
若手研究者の育成を目的として,2012年6月16日(土)に,第11回複雑流体研究会(大学院生の発表会)を当研究会が主催し,同志社大学エネルギー変換研究センターとの共催で,同志社大学京田辺キャンパス 光喜館で開催した.6件の大学院生の発表とディスカッションを行った.参加者は教員7名,学生約20名であった.
会員相互の研究に関するディスカッションおよび境界分野の研究紹介を目的として,2012年11月16日(金)に,第12回複雑流体研究会を同志社大学今出川キャンパス 徳照館にて実施した.1件の話題提供とディスカッションを行い,また今後の研究会活動に関する議論を行った.参加者は教員11名,学生4名,一般(企業技術者)1名であった.
さらに,2012年9月9日(日)~12日(水)の日本機械学会2012年度年次大会においてオーガナイズドセッション「S054複雑流体の流動現象」を企画・実施し,19件の研究発表が行われた.なお,同講演会では関連するOSも開催されている.また2012年11月17日(土)~18日(日)に開催された第90期日本機械学会流体工学部門講演会においても,オーガナイズドセッション「OS11非ニュートン流体の流動現象」を企画し,15件の発表が行われた.なお,同講演会でも関連するOSも開催された.
他に,日本レオロジー学会(2012年9月26日~28日,名古屋大学),日本流体力学会(2012年9月16日~18日,高知大学)の講演会でも会員がOSを企画し,開催している.
次ページ以降にプログラム等を掲載することで,上記活動の詳細報告とする.
その他: