A-TS 05-22 複雑流体研究会
主 査: 鳴海 敬倫(新潟大学工学部)
幹 事: 山口 博司(同志社大学理工学部)
幹 事: 高橋 勉(長岡技術科学大学機械系)
幹 事: 山本 剛宏(大阪大学大学院工学研究科)
報告事項:
高分子流体,サスペンション,液晶などの複雑流体の工学的応用が拡大するに従い,その研究活動が活性化している.いろいろなアプローチで複雑流体を研究している研究者が集い,ノウハウや詳細情報の交換を行うことで,この分野の発展を促進することを目的としている.年1~2回の研究会と機械学会でのオーガナイズドセッション(OS)の実施および他の学協会での同様のOSの開催などを行っている.本年度は,以下の通り,第14回,15回の研究会を実施し,また,機械学会年次大会および機械学会流体工学部門講演会にてOSを開催した.
若手研究者の育成を目的として,2014年6月21日(土)に,第14回複雑流体研究会(大学院生の発表会)を当研究会が主催し,同志社大学エネルギー変換研究センターとの共催で,同志社大学京田辺キャンパス 光喜館で開催した.11件の大学院生の発表とディスカッションを行った.参加者は教員7名,学生約25名であった.
会員相互の研究紹介や関連分野の研究動向に関する紹介とディスカッションを目的として,2014年10月24日(金)に,第15回 複雑流体研究会を富山県民共生センターサンフォルテにて開催した.1件の話題提供と6名のパネラーによるパネルディスカッションを行い,また研究上の協働体制などについても,活発な意見交換が行われた.参加者は教員14名,学生4名であった.なお,来年度は研究会発足10年目になるので,記念研究会を開催することも確認した.
2014年9月7日(日)~10日(水)の日本機械学会2014年度年次大会においてオーガナイズドセッション「S052複雑流体の流動現象」を企画・実施し,17件の研究発表が行われた.なお,同講演会では関連するOSも開催されている.また2014年10月25日(土)~26日(日)に開催された第92期日本機械学会流体工学部門講演会においても,オーガナイズドセッション「OS1非ニュートン流体の流動現象」を企画し,13件の発表が行われた.なお,同講演会でも関連するOSも開催された.
他に,日本レオロジー学会(2014年10月15日~17日,福井市地域交流プラザ),日本流体力学会(2014年9月15日~17日,東北大学川内北キャンパス)の講演会他でも会員がOSを企画し,開催している.
別紙に,それぞれのプログラムなど掲載することで,上記活動の詳細報告とする.
添付資料1.第14回複雑流体研究会
添付資料2.第15回複雑流体研究会
添付資料3.日本機械学会2014年度年次大会
添付資料4.第92期日本機械学会流体工学部門講演会