A-TS 05-24 プラズマアクチュエータ研究会
主 査: 瀬川 武彦(産業技術総合研究所)
幹 事: 深潟 康二(慶應義塾大学),松野 隆(鳥取大学),野々村 拓(宇宙航空研究開発機構)
報告事項:
本研究会は,新しい流体制御デバイスとして期待されているプラズマアクチュエータに興味を持つ30名以上の委員が大学,企業,研究機関から参加し,プラズマアクチュエータの研究開発促進に向けた情報交換を目的として2013年12月1日に発足した.今期は本研究会主催のシンポジウムを2回開催した.
第1回となるキックオフシンポジウムは,本研究会設置から約5ヶ月経過した2014年3月20日に慶應義塾大学矢上キャンパスで開催された.委員と一般参加者合わせて51名が出席し,本研究会の主査・幹事を中心とした研究会の趣旨説明や,国内外の最新研究動向について報告した.パネルディスカッションでは企業所属の委員にもパネラーとして討論に加わっていただき,実用化に向けた今後の取り組みについて意見交換を行った.また,プラズマアクチュエータの研究・開発における共通の問題点や応用の可能性について討議し,それらの課題については主査・幹事で整理を行い,次回以降のシンポジウムでフィードバックすることとなった.
第2回シンポジウムは,2014年12月5日,6日に鳥取大学鳥取キャンパスで開催され,委員と一般参加者を合わせて55名の参加があった.初日は委員から最新の研究成果発表,2日目は研究開発に関わる主要なトピックについての講演および情報共有に焦点を当てた議論を行った.英国University of NottinghamのChoi 教授に,欧州における近年のプラズマアクチュエータ研究についてご講演いただいたほか,本研究会で提案するプラズマアクチュエータの標準的なモデルや計測法の議論を進めた.
本研究会のホームページ(http://plasma-actuators.jp/)では,研究会主催のシンポジウムに関するアナウンスに加え,随時プラズマアクチュエータに関する基礎情報や関連のシンポジウム情報の更新を行った.