A-TS 05-24 プラズマアクチュエータ研究会
主 査: 瀬川 武彦(産業技術総合研究所)
幹 事: 深潟 康二(慶應義塾大学),松野 隆(鳥取大学),野々村 拓(宇宙航空研究開発機構)
報告事項:
本研究会は,新しい流体制御デバイスとして期待されているプラズマアクチュエータに興味を持つ委員が大学,民間企業,研究機関から参加し,プラズマアクチュエータの研究開発促進に向けた情報交換を目的として2013年12月1日に設置期間5年で発足した.今期末の委員登録数は73名(大学・高専:36名,民間企業:25名,研究機関:12名)となり,前期から3名増加した.
今期は,昨年度に引き続き日本機械学会2019年度年次大会(秋田大学手形キャンパス)においてオーガナイズドセッション「プラズマアクチュエータ」を企画し,最新のプラズマアクチュエータ研究に関する14件の口頭発表があった.また,オーガナイズドセッション後に開催したワークショップ「プラズマアクチュエータ研究会:自由討論」では,本研究会で取り組んできた「基準プラズマアクチュエータ素子に関する評価試験結果の進捗報告や,今後の研究開発に向けた活発な意見交換が行われた.特に,現在配布している基準プラズマアクチュエータ(PAK-Ref03)の技術的な問題点を解決するため,新しい素子の開発に向けた仕様の検討が行われた.
一方,本研究会が設立されて以来,毎期開催してきたシンポジウムを,今期は2020年2月27日(木),28日(金)の2日にわたり鳥取大学鳥取地区キャンパスで開催する予定であったが,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でシンポジウムの開催を延期した.今後,本研究会のホームページ(http://plasma-actuators.jp/)を活用し,シンポジウムや2020年度年次大会等に関する情報を発信していく予定である.