A-TS 05-20 北陸地区流体工学研究会
主 査: 木綿 隆弘(金沢大学)
幹 事: 杉本 康弘(金沢工業大学),渡辺 大輔(富山大学)
報告事項:
本研究会では年2回,夏は石川県,冬は富山県または福井県で講演会を開催している.夏は正員を中心とした講演会,冬は学生の発表を中心とした流体工学シンポジウムで構成されている.
2020年度夏の研究会は公立小松大学が幹事校として,2020年8月28日(金)にZoomウェビナーによるオンライン講演会で開催した.飯田明由氏(豊橋技術科学大学)による「『京』『富岳』を用いた産業的な課題に対する大規模流体解析』,梶島岳夫氏(大阪大学)による「埋め込み法の最近の進展」の計2件の講演が行われ,活発な討論が行われた.正員と学生合わせて119名の参加があった.また,富山大学と金沢大学では三密をさけた広い部屋で学生が聴講できるように会場が設けられた。
2020年度冬の研究会は富山大学が幹事校として,2020年12月12日(土)にZoomウェビナーによるオンライン講演会を開催した.富山大学,金沢工業大学,富山県立大学,福井大学および金沢大学から計9件の講演が行われた.正員と学生を合わせ93名の参加者があった.特に学生にとっては日頃の研究活動の成果を示すとともに,活発な討論を通じて新たな知見を得るよい機会となった.
5.その他:
研究会の風景
2020年度夏の研究会の様子
会合のプログラム
◎第65回研究会プログラム
開催日:2020年8月28日(金)14:00~16:45
講演会場:オンライン講演(Zoomウェビナー)
<講演会>
(1)「京」「富岳」を用いた産業的な課題に対する大規模流体解析
飯田明由(豊橋技術科学大学)
(2)埋め込み法の最近の進展
梶島岳夫(大阪大学)
◎流体工学シンポジウム2020プログラム(第66回研究会)
開催日:2020年12月12日(土)12:00~16:35
講演会場:オンライン講演(Zoomウェビナー)
(1)回転円盤法を用いた液体衝突エロージョン試験における衝突液流条件の影響
○橋本啓司(金沢工大院・学生員),杉本康弘(金沢工大・正員)
(2)回転翼における推力向上ガイドの形状検討
○長守直之(富山大院・学生員),寺本光正(富山大・学生員),加瀬篤志(富山大・正員),
川口清司(富山大・正員)
(3)マグカップの魅力品質探索に向けた熱流体の1D-CAEモデルの検討
○油井大介(金沢工大・学生員),福江高志(金沢工大・正員),大富浩一(明治大・正員),
西田怜美(モデロン・正員)
(4)DNSによる粘弾性流体およびニュートン流体乱流のための時間スケーリング法の導出
○林晃弘(福井大院・学生員),太田貴士(福井大・正員)
(5)OpenFOAMの重合格子機能を用いて評価した造波抗力の精度について
○後藤啓太(富山県大院・学生員),中山勝之, 大嶋元啓(富山県大・正員),
坂村芳孝(富山県大・正員)
(6)200角ボックスファンの数値解析における解析メッシュの検討
○寺垣隆志(富山大院・学生員),加瀬篤志(富山大・正員),川口清司(富山大・正員)
(7)S字翼を有するオルソプタ風車周りの流れと出力に関する二次元数値流体解析
○島卓真(金沢大院・学生員),木綿隆弘(金沢大・正員),河野孝昭(金沢大・正員),
小松信義(金沢大・正員)
(8)Improvement of performance of cross-flow wind turbine using wind concentrator
○Mohamed Elsayed Elsoghiar Heragy(金沢大院・学生員),河野孝昭(金沢大・正員),
木綿隆弘(金沢大・正員),小松信義(金沢大・正員)
(9)毛管粘度計内の高分子溶融体の非等温流動解析
○田上秀一(福井大・正員),植松英之(福井大・正員)