浮力でジャンプ1
まずは見てみよう!
どんな実験?
実験手順と種あかし
- それぞれの物体を水中に沈め、静かに手を離します。物体は浮力で浮き上がり、水の抵抗が小さい物体ほど高くジャンプします。
- 水の抵抗の大きさは、背後に渦ができる(はく離する)かどうかによって大きく変わります。
- 多くの物体では背後に渦ができ、抵抗が大きくなります。そのため、あまり高く飛びません。
- 円すいでとがった方を下にした場合、渦はあまりできず、抵抗は小さくなります。そのため、高く飛んだのです。
- 抵抗を小さくするためには、後側をとがらせることが最も重要なことです。
- なお、水の抵抗が小さい物体は空気抵抗も小さくなります。さらに、一般的に流体の抵抗が小さいといえます。流体の抵抗のことを「抗力」といいます。
【キーワード】 | 抗力(流体の抵抗)、はく離、浮力 |
【参考】 | 石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P62-63 および P68-69. 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P136-139. |
更新日:2011.6.9