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重い球と軽い球

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 大きさが同じ重い球と軽い球を同時に落とします。重い球のほうが速く落ちます。
  • 物理の授業では空気抵抗を無視すれば、重さに関係なく同じ速さで落ちると習います。しかし、日常生活では重いものほど速く落ちやすいという経験をしていると思います。空気抵抗がブレーキとしてはたらくことによってこのようなことが起こります。
  • 空気抵抗の大きさは、物体の形、大きさ、速度などによって変わります。二つの球は形と大きさが同じですから、もし落下速度が同じであれば同じ大きさの空気抵抗がはたらくことになります。しかし、重い球のほうが重力による下向きの力が大きいので、その分だけ重い球のほうが速く加速します。よって、重い球のほうが速く落ちるのです。
  • 空気抵抗を考えれば、「重いものほど速く落ちやすい」という感覚は正しいのです。
【キーワード】 抗力、空気抵抗
【関連項目】 大きい球と小さい球
【参考】

石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P72-75.

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更新日:2012.10.1