流れの読み物

Home > 流れの読み物 > 楽しい流れの実験教室 > 水面をすべる水玉

水面をすべる水玉

まずは見てみよう!

どんな実験?

実験手順と種あかし

  • 湯呑みに水面がもり上がるまで水を注ぎます。
  • そこに水滴をたらします。高さを加減してうまくたらすと、水滴が水面をすべっていく現象が観察できます。
  • この実験はロゲルギストの「第五 物理の散歩道」で紹介されているものです。スポイトではなく、水道の蛇口からの水滴でもできます。ただし、油などが浮いていないきれいな水でなければいけません。
  • 水滴は表面張力でほぼ球形になりますが、すべり始めると水面との間の空気の膜が維持されてこのような現象になるようです。
  • 水滴が水面に触れてしまうと水に溶け込むように消えてしまうか、あるいは落ちた勢いで小さな水滴となってはね上がり、これが水面をすべることもあるようです。また、水面に波ができてその波との干渉によってうまくすべることもあるようですが、詳細は確認できていません。
【キーワード】 表面張力
【関連項目】 もり上がった水面
【参考】 ロゲルギスト「第五 物理の散歩道」岩波書店、P79-94.
(ロゲルギストとは今井功先生ら7名の物理学者のグループ名であり、全5巻の「物理の散歩道」でさまざまな物理現象や日常の事象を考察しています。)
日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P62-67.
石綿良三「図解雑学流体力学」ナツメ社、P48-49.

◀ 前の実験へ 次の実験へ ▶

更新日:2014.10.1